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2016年9月22日

デザインに活かせる「色」の影響力

Color influence that can be used for design
色は、私たちの生活や性格、体の働きなどに影響を与えています。あの人はなぜいつもあの色のファッションなのか?このお店のロゴカラーや企業カラーイメージにはなぜこの色が使われているのか?

デザインを行う上で、人に与える心理的作用や心理的効果を踏まえて色を選択することは非常に重要となります。この記事では、色の心理効果や身体的作用についてご紹介します。

色が与える4つの影響

色は、以下の4つの面から人に影響を与えており、カラーセラピーや性格診断などでもよく用いられています。

  • 心理的影響
  • 色にによって理解力・学習能力・誘導効果を高めるほか、暗記力、回想力、認識力といった人の能力を高めます。

  • 生理的影響
  • 血圧の上昇や降下を促すなど、神経に影響を与えます。

  • 感情的影響
  • 安心感や気分を明るくさせるといった、気分の変化を生じさせる効果です。

  • 文化的影響
  • 文化は人に、基本的な価値観や感覚を与えます。つまり、各文化を象徴する色もまた、人に強い印象を与えます。

強いエネルギーをもたらす赤

赤は強いエネルギー(例えば、活力・情熱・興奮など)のイメージカラーで、活動的・積極的なリーダータイプの人が好む傾向があります。赤は古代より、熟した果実や血肉の色であることから、生命を象徴する色とされました。

やる気になっている時・元気がほしい時といった、エネルギーを欲するとき・満ち溢れているときに赤を好む傾向が高くあります。

赤のマイナスイメージ

強いエネルギーの中には、「怒り・攻撃・警戒」なども含まれるため、赤には攻撃的や警戒心などのイメージもあります。

赤は購買色

赤は人の行動力を高める色として、ネットショップの決定ボタンなどに用いられ、購買意欲の向上を促します。実験によると、緑と赤の2色の購買ボタンをそれぞれ設置したところ、赤色の方がクリック率を21%アップさせたという情報があります。

赤は主張が強く目立つ色

赤は小さくても良く目立つ、主張が強い色です。そのため、例えば消火器や信号機といった危険や警戒を促すサインに用いられます。

赤で体温が上昇する

暖色として代表的な赤色に、人間は心理的に温かみを感じます。実験によると赤に囲まれた部屋では、約2℃から3℃体感温度が上がったという実験結果も報告されています。

これは赤色によって交感神経が刺激を受け、脈拍と体温が上昇し血流があがるためと考えられています。赤は寒気や冷え性対策におすすめです。

陽気であたたかい、人間関係を促す橙(オレンジ)

橙は太陽や炎のような、暖かく陽気で、高揚感を象徴する色です。
社交的で陽気、楽天的な方が橙を好む傾向にあります。また、橙の優しく暖かみのある光は、自律神経・血管などを刺激する働きがあり、身体が活動的になる他、心の不安や抑圧(プレシャーや恐怖など)を取り除く効果があります。

橙は楽しい雰囲気を作り食欲を促す色

橙色には消化、新陳代謝をよくする作用があり、食欲を促す効果があるため、食欲がない日が続くなら食卓に橙を取り入れるといいでしょう。飲食店の電球がLEDではなく、オレンジがかった白熱電球であることには、「料理をおいしそうに見せる」「食欲を促す」などの意図があります。

希望と喜びを与える黄色

黄色は太陽の光にもっとも近い色です。太陽を象徴する色として、古代のエジプト文明・マヤ文明で崇拝されていました。

明るい太陽のような黄色は、人々に希望や喜びを与え、楽しい感情を生み出す色です。心理学的に、希望や好奇心を強く抱いているとき、黄色が好きになる傾向があります。

黄色は知性を刺激する色

黄色は左脳を活性化させることで、理解力、記憶力、判断力を高め、知性の向上や心の不安を解消します。

黄色は目立つ色

危険を表すサインとして、黄色が使われています。人工物では踏切や工事現場の看板・立ち入り禁止の看板。自然界ではトラやハチの縞模様といったように、黄色と黒の組み合わせは危険を表しているものが多いです。

バランスと安らぎの色緑

緑は暖色でも寒色でもない「中間色」で、最も人に与える刺激が少なく、見る人に安心感と安らぎを与える色です。ま情緒を安定させる・筋肉や骨その他組織の細胞を作る力を促進・暖和効果による血圧の低下など、心身共にリラックスさせる効果があります。

緑による癒し効果

緑は自然や平和、協調性をイメージさせ、自然がもつ癒しの効果をもたらします。また、伸び伸びと育つ草木や樹木を連想することから、健康・成長と言ったイメージを持たせる色です。

緑は補色(色相環の反対側)に位置する赤と、正反対のイメージをもつ色です。保守的・マイペース・受動的のイメージを持つ刺激が少ない緑は、活発的な人や積極的な人にはあまり好まれません。

抑制や鎮静効果を持つ青

青には精神を落ち着かせる、鎮静作用をもつ色です。青の効果を取り入れれば、冷静な判断力をもたらす色です。また、副交感神経が刺激され、脈拍や体温が下がり、痛みが緩和される可能性もあります。

青は集中力をサポート

青は心身を落ち着かせ、長時間の集中力を助けるため、単純作業や頭脳労働の場面で使うと効果的です。冷静な判断力・集中力を継続させる効果により、仕事を投げ出すことなく、的確にすすめる効果が期待されます。

青は爽やかで信頼できるイメージ

青のもつ「クール・爽やか・信頼感」等のイメージから、企業イメージやサイトカラー、ウェブデザインには青系の色がよく使われます。また、清潔感・誠実さといった印象を持たせる色であるため、面接の時やコミュニケーションを取る時に青の服やワンポイントアイテムがおすすめです。

赤+青のバランスと癒しの紫

紫は「活発」を表す赤と「抑制」を表す青といった、正反対の色を混ぜ合わせた色です。正反対の赤と青のように、正反対の2つの心がぶつかり合う葛藤状態時に、両方の性質を兼ねる紫色を好む傾向がります。

高級感と癒しの紫

紫は精神性の高さやスピリチュアリティを象徴し、セラピストやヒーラーが好む色でもあります。紫色は古代より宗教色とされており、自らの持つ潜在能力を発揮・気づかせてくれる色であります。また、紫は深い瞑想に導く色なので、精神を集中したい時には紫がおすすめです。

紫のマイナスイメージ

紫にはリンパ管や心筋、運動神経の働きを抑制する効果があるので、スポーツで結果を出したい時には避けたほうがよい色と言えるでしょう。

恋愛・しあわせ・思いやりピンク

ピンクは、一見女性的な色ですが、男女限らず恋愛・しあわせ・思いやりなどのやさしいイメージをもつ色です。愛や幸せを欲するとき、恋愛に没頭しているときや幸せに満ち溢れている時にピンクを好む傾向があります。

甘さを刺激するのでダイエットに注意!

ピンクは味覚的に甘味を刺激する色で、ダイエット時には注意が必要です。ダイエットの際は、食欲減退効果のある青色を取り入れる、または食事前に見つめる方法がおすすめです。

強い意志や不屈さを感じさせる黒

黒は、他の色に大きな影響を与えます。黒と他の色を組み合わせる時、黒のイメージが上乗せされやすい点が特徴です。また、黒は威圧感を持つ、力を象徴する色です。疲労がたまっているとき、他人と距離を図りたいとき、自分を外の世界から守るイメージを持つ黒に惹かれると言われています。

また、黒には、弱さを隠し自分を強く見せる効果がある為、拒否や拒絶、相手を威圧する場面で黒の服を用いると効果的です。

黒のマイナスイメージ

大昔、夜になればあたりは真っ暗で、何も見えません。人間は夜、野生動物に襲われることが多く、おびえて暮らすしか手段はありませんでした。つまり、黒はもともと恐怖の色だったのです。

そのため、黒は不安や恐怖を与える・活動エネルギーを低下させるなど、暗い気持ちになりやすい色です。黒一色の空間に人間を置くと、各臓器の活動が著しく低下するといった研究結果も出ており、老化を促進させるとも言われています。

純潔・純真の白

白は、誠実さや上品な印象を与えるため、初対面の方に好印象を持たせやすい色です。また、白には始まりや出発などの、スタート地点としての印象があります。

更に白は、役色をひきだたせる効果のある色です。そのため、綺麗なイメージの商品デザイン・広告に白地が用いられることが多くあります。その効果を利用し、料理を綺麗に見せたい場合、基本的に真っ白な白い皿に色彩が鮮やかに料理が盛り付けられています。

白は清潔感のあるイメージ

病院などでは清潔感を重視し白が多用されます。また、呼吸器系に作用し、呼吸を楽にする効果や、切り替えの作用があるので前向きな気持ちになる・パワーを与えるなど、身体の不調改善を行います。

しかし、真っ白だと緊張・冷たいといったイメージもある為、少し他色の混じったオフホワイトやアイボリーといった白の方が、清潔さと落ち着きなどのイメージを印象づけます

彩度による心理変化

彩度とは、色の鮮やかさを指します。高彩度は若々しさ、活気、自己主張など、積極的ではっきりとした心理をあらわします。逆に、低彩度は不安・もやもや、または落ち着き・やさしさなど、柔らかさや曖昧さを表します。

明度による心理変化

明度とは、原色を中心としたとき、白の混じる割合が高いと高明度・黒の混じる割合が高いと低明度となります。高明度は開放感・幼さ・優しさ、低明度は内向的心理をあらわします。

まとめ

色は、こんなにも人の心や体に大きな影響を与えていたのです。改めて身の周りのものを見ると、理由があってその色が選ばれている事や、作り手側の思惑通りに色を通して誘導されていることが分かります。

Webデザインなどを行う際も、視認性が高い配色はもちろん重要ですが、Webサイトの内容や意図と、色が与える心理効果が合致するように気を付けましょう。

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