8期に実現したい未来について

8期に実現したい未来について

新年あけましておめでとうございます。

2020年は僕が生まれてから最も特殊な社会情勢の一年になりました。コロナウィルスの感染拡大が日本全国に広がってしまい、多くの事業者&個人が苦しんだ一年になったと思います。私たちも影響が0だったわけではないですが、2年前から対策して売上構成などがガラッと変わったところだったので、限りなく少ないダメージで終えることができました。コロナ助成金など国も多くの税金を投入してきたおかげで、私が予測していた程の倒産件数にはならなかったですね。

ただ、安心してはいけないと思っています。これから体力がない(助成が尽きる)会社が倒産するのは、2021年がかなり可能性として高いと思います。まだ手を打てる会社さんもあると思うので、必死に対策してこの混乱した世の中を乗り越えていきたいですね。

組織改善してストック収入が8割強に進化

組織改善してストック収入が8割強に進化

安定した雇用投資・事業投資を継続して実現していくには、フロー収入よりストック収入を増やしていかなくてはいけないと必死に考えて対策してきたのはちょうど2年前でした。考えていた時期に弊社は、フロー売上60%ストック売上40%くらいの売上構成でした。そこからストック収入を増やせる事業モデルに変換し、スタッフの努力のお陰で現在は80%強がストック収入に変化しました。もちろんフロー収入での収益も会社にとっては大切ですが、重要なのは『継続した安定の投資ができるか』だと思います。

フロー収入型の会社は、売上&利益が毎月予想がブレるので先を予測した投資がしにくいのです。よって、いきあたりばったりの対策がどうしても多くなってしまうので、事業のPDCAが回る速度も遅くなりますし采配ミスも起こりやすくなります。

逆にストック収入で安定した売上&利益を見込める会社は、先の未来に対して予測した投資をしていけることになります。もちろん数字が読めないと話にならないですが、毎月数値をしっかり認識し分析していればそんなに予測は難しいことではありません。

私たちが具体的にこの2年間で行ってきた施策は下記です。

①Leftyサービスの普及

弊社は、デジタル広告運用マーケティング部・コンテンツデザイン部・営業部・コンサルティングなど内勤スタッフが全体の90%を占めています。その全ての部署のリソースをより効率よくお客様に提供することで、全体のパフォーマンス&顧客満足度をあげるために立ち上げたサービスになります。全てが内製化されているので、お客様のコミュニケーションコストも削減でき非常に好評をいただき、リリース後も毎月契約件数が増えています。

これによって弊社でお客様に提供させていただいていた『ホスティングサービス』をなくすことができました。従業員一人当たりの利益に関しても、このLeftyを充実させたことで飛躍的に伸び、会社として現在大きなストックに成長しています。

②SEO対策業務の廃止→非コントロールをなくす

SEOは、どうしてもGoogleの方針変更アップデートによって自社でのコントロールが難しいです。わたしたちが保有するサイトであれば自分たちの責任で済みますが、お客様に費用をいただいて運用していると『わからない』『対策してるんですけど、、』とは言えません。またGoogleから告知もなくいきなり順位変動(アップデート)もおきるので、SEO業務という業務を社外から受注すること自体を全てやめました。(自社メディア内ではやっています)

これによって不要なコミュニケーションコスト・調査コスト・対応コストが落ちて、やるべきことに集中できるようになりました。自分たちで100%とは言えないですが、コントロールできる確率が低いものを断つという決断はどの会社でもプラスに転じることが多い施策だと思います。

③主軸デジタルマーケティングに振り切った

私たちが徹底的にこの2年間で伸ばしてきたのは、リスティング広告運用とアドアフィリエイト(成果報酬販売)です。ここはほぼ自社内でコントロールすることもでき、大きなストック収入になっています。EC運営しているお客様が増えたこと、単品通販企業様から多くのオファーをいただくことが増えたこと、素晴らしい商品をもつ多くのメーカーさんと知り合えたことで、この2軸を7期に成長させることができました。営業から紹介の案件がなくても、独自にデジタルマーケティング部署が独立できたことでストック収入を増やすことに成功しています。

④自社メディアの成長

まだまだ発展途上のメディアもありますが、大きく成果を出せているメディアもあります。

ここでの成果報酬収益、広告掲載収益などは毎月大きくなっていて、この2021年も最もストック収益を増やす上で会社として集中していくポイントになります。SEOでの変動は確かに激しいですが、SNSからの流入(SEO以外での流入)などそこをカバーできるものは今後も増えていくと思います。この2年間このコンテンツ制作に社内一体となって取り組んできたことが今考えると非常によかったと思っています。

上記の他にもストックになる収益源を増やしていくことを意識して取り組んできた2年間があったので、2021年は更なる高みを目指すことができる体制が整いました。

コーポレートとしてのポジションチェンジ

コーポレートとしてのポジションチェンジ

私たちは今まで『楽しい会社』『スタッフ仲良し』『若い会社』というようなイメージを活動エリアで意識的に広げてきました。しかし、この先はそのようなイメージで活動していくことをしない方針です。理由は会社の成長にあったイメージをつくっていくことでより会社が求めているクライアント、求めている人材とのマッチング率をあげていくためになります。

スタッフの平均年齢も28歳くらいになりますが、この数年で業界経験者の採用や長く強いキャリアをもっている方々も多く採用してきました。今後も即戦力&若い力の両軸で会社を成長させていくためにコーポレートサイト、各SNS発信など全てを11月末に見直してコーポレイトサイトの刷新に取り組みました。会社としても働いているスタッフに大きなメッセージになったと私が考えているのは役員の充実です。

今までは私がほぼ全てを最終決裁しなければいけないような役員構成でしたが、新しく取締役の新任を4名配置したことによって組織の中身も大きく変化しました。特に東京を任せている『高橋』は、若くても会社が求めている結果にきちんとコミットし結果を出しているスタッフを正当に評価することで、弊社の昇級方針なども示せたのではないかと思っています。

今後も多くの改革を考えています。

8期で主に取り組んでいくこと

8期で主に取り組んでいくこと

8期で私が集中して取り組んで行く方針として掲げているのは下記です。

▪️デジタルマーケティング領域における更なるシェア拡大
▪️成果報酬販売の取り扱い増
▪️自社メディア育成&販路拡大
▪️クリエイティブ領域の更なる拡大
▪️親和性がある事業のM&A

特にこの5つは前途でも記載していますが、会社としてストック収益が大きく積み重なっていくものです。主力の事業であるデジタルマーケティング事業では現在(北陸&東京)でのシェアを上げることですが、新たに中部エリアも活動範囲として視野にいれています。

2020年のコロナウイルス感染拡大の影響もあって弊社がお手伝いさせていただいている、EC事業者さんは手が足りないくらい好調な会社さんが多いです。また新商品の開発、新サービスのリリースなどクリエイティブ領域ではかなり多くの需要が発生しました。2020年はもともとクリエイティブ領域のスタッフを増員していたので対応することができましたが、世の中が変化した今、もっと大きな需要があると予測しているので、更に増員していきたいと考えています。

すでに弊社ではクリエイティブに従事するスタッフは40名を超えています。デジタルマーケティングが主軸の会社なので細かなクリエイティブ対応、修正対応もスピード感もってやっていかなくてはいけないので強いチームが出来上がってきたと考えています。

今までは自社で全てを育てていくことに集中してきましたが、今後は動画、クリエイティブ、デジタルマーケティングにおいても弊社と親和性がある事業会社さんを積極的にM&Aしていくことも考えています。それぞれが別ドメインで事業展開していくのもいいのですが一緒にやっていけたらお互いにプラスになるなと感じる事業主さんもいくつかピックアップできているので親和性があると判断すればM&Aによっての拡大も一つの視野にいれています。

まとめ

まとめ

2021年もはじまったばかり。昨年のようにいきなり想定していなかったことも起こるのが人生だと思います。ただその時に焦らず、常に打ち手がある状態をつくることが私が会社に求められている最も大きな仕事だと思います。そのためにも今までのコネクションを大切にし新しい出会いをもっと求めて行動していきたいと思います。

2021年も全員で笑って年末を迎えられるように全力で走ります。

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