文章表記にルールはあるの?

文章表記にルールはあるの?

デジタルマーケテイング上において、動画や画像だけではなく、テキストはブランディングの重要な要素を占めます。その企業のテキストが常に同じ文章表記と文体になっているかで、その企業のポジショニングや信頼度があがったりさがったりします。

自社サイトのブログなどで複数のメンバーがテキスト制作に携わるのであれば、社内で文章表記や文体を統一するための一定のルールを設けることをおすすめします。

ビックマックなのか? Bigmacなのか?

ビックマックなのか? Bigmacなのか?

文章一連の「調子」のことをトーンといいます。「である」調なのか「ですます」調なのかといった文体の違いや、「ご一報いただき幸いに存じます」なのか「連絡もらって感謝です!」といったテイストや調子の違いを「トーンが違う」といったりします。文章の「様式」のことをマナーといいます。

weddingという英単語を、大きい「エ」を使う「ウエディング」にするのか、小さい「ェ」を使う「ウェディング」にするのかといった表記をルール化することを「マナーを統一する」といったりします。

私も先日、自身のブログで、弊社の名前の表記に迷いました(入社して6ヵ月も経つのに我ながら情けない)。「Bigmac inc.」なのか「Bigmac株式会社」なのか。結局、名刺にあるのと同じ「Bigmac inc.」で記しました。これも「マナーの統一」です。

ややこしいぞ、表記の統一。

ややこしいぞ、表記の統一。

一般的に、ブランド名は『』でくくる、店舗名は「」でくくるなど、各媒体社、会社広報によって表記のルールが規定されているものです。例えば、

①Bigmac.inc.、Think.inc.、トヨタ自動車など、企業名はカッコでくくらない。

②『ルイ・ヴィトン』、『レクサス』、『ドルチェ&ガッパーナ』などは企業名ですが、ブランド名として認知されている場合、『』(二重カッコ)でくくる。

③名称が、個店の場合の表記は、「」(一重カッコ)でくくる。
(例)株式会社ユニクロは会社名で、「UNIQLO」が店舗名、同社が販売する商品のブランドとして『ユニクロ』という表記を使っています。

また、送りがなの表記、例えば「できます」なのか「出来ます」なのかなど、かな表記にも統一ルールが必要です。ちなみに「できます」のように漢字を使用しないことを「漢字を開く」といい、「出来ます」といった漢字を使用することを「漢字を閉じる」といいます。

マナーについてのバイブル的2冊。

マナーについてのバイブル的2冊。

大手の新聞社・出版社や企業の広報は、このマナーの統一に相当の時間をかけています。彼らのバイブルのような存在が、以下の2種類のガイドブックです。

①『記者ハンドブック 新聞用字用語集』(一般社団法人共同通信社刊)

②『朝日新聞の用語の手引』(朝日新聞社用語幹事)どちらも、送りがなの付け方、外来語・外国語の書き方、外国地名や人名、地方都市の表記がルール化されています。クイズの問題になるような難読な漢字や地名、駅名、国立公園や国定公園の正式名称なども記載されています。

①は、新聞社、報道通信会社、出版社などが多く利用しています。朝日新聞系各社はもちろん、企業の広報などは②を利用しているケースが多いようです。

なぜ、トンマナが必要なのか?

なぜ、トンマナが必要なのか?

こうした「トーン&マナー」のことを略して「トンマナ」。そもそもは、商業デザインの世界から出てきた用語で、コーポレートカラーやロゴのカラーはこの配色と指定したり、ロゴはここに必ず配置するであったり、ブランディングにおけるデザインの表現に一定のルールを設けることを意味しました。

昨今、デジタルマーケテイングの世界において、企業やブランドが、ウェブサイトやブログ、SNS上で情報発信することが増えてくると、そこで表現されるテキストもブランディングの重要なファクターだと位置づけられるようになり、トンマナが重要視されるようになったのです。

まとめ

まとめ

トンマナで重要なことは、まず、その企業のどの部署が発信しても同じ表現としてルール化されていること、そしてさらに重要なことは、これらの情報が一体誰に向けての情報発信なのかを認識することです。動画や画像、テキストで企業のあり様を表現し、ブランディングを醸成する。

その結果、企業のポジショニングや信頼度がアップし、顧客のロイヤリティの獲得につながります。今一度、自社サイトのブログやSNSのテキストを検証し、トンマナについて確認することをおすすめします

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