経験を成長に繋げる

経験を成長に繋げる

こんにちは。Bigmac総務部の豊岡です。

人材育成=企業の成長。企業にとって人材はとても大切なものですよね。 

今回は、企業の成長につながる社員の成長、その社員の成長に欠かせない「経験」について考えてみました。

経験から学ぶには

経験から学ぶには

組織において、経験し成長していくためには様々な要素が必要となります。では、何から学び成長していくのでしょうか。

まず、「良質な経験をすること」「その経験から学ぶ力を持つこと」だと思っています。

良質な経験をすること

良質な経験とは、自分の能力を高めことができる仕事や課題に取り組むことです。ある一定のレベルまでいき、自分の能力の範囲以内のことばかり取り組んでいても成長はしません。今の自分の能力が100ならば、120以上の能力が必要とされることに取り組まなければ、能力はアップしないのです。

つまり、今までにやったことのない仕事や短期間で完了しなくてはいけない仕事など自分の力以上の仕事をすることで、能力もアップし、良質な経験をしているといえると思います。

また、仕事をしていくうえで、誰しも失敗をすることがあると思います。その失敗も貴重な経験となっています。

挑戦する時期はいつなのか

では、会社に入ってからどのような期間で考えていくといいのでしょうか。まずは会社に入って1年は会社のことを理解し、基礎的なぎ業務をしっかり習得し、自分の中に落とし込む期間だと思っています。2年~4年目の期間が自分にとって勝負期間だと思っており、この期間にどれだけ何度の高い仕事をこなせたかで、その後4年目以降の自分の成長は全く違ってくると思います。

同じ経験をしても、人によって成長が異なる

業務において同じ経験をしても、人によって成長できる人と、なかなか成長出できない人がいますよね。それは「経験から学ぶ力」に違いがあるのだと思います。成長する中で大切なことはたくさんありますが、その中で最も大切なのは「経験から学ぶ力」です。成長機会に恵まれていても成長できない人、一方、過酷な状況にいてもぐんぐん成長する人。どんな環境にいても自分自身が、学ぶことへの貪欲さ、学ぶ力を持っていれば人は成長すると思います。

学ばない人とはどんな人?

学ばない人とはどんな人?

では、経験から学ぶことができない人の特徴とは何でしょうか?

1.成功・失敗の検証をしない

失敗を誰の責任と追及してしまいがちですが、これでは再発防止にはつながりません。原因を追及することで、次に同じことが起きないように対策をとります。また、成功を検証する人が少ないと思いますが、次の成功に繋げるためにも、成功体験も検証するこが大切です。

2.自分で考えずに答えを知りたがる

自分の意見を言わずに「これはどうすればいいですか?」と聞くことが多い人は、思考ができておらず、まずは自分で思考することから始める必要があります。

3.仮説を立てないで仕事にとりかかる

うまくいった理由や失敗した理由が「頑張った」「自分の努力不足だった」といった理由だった場合、全く本質的な部分を見ることができていなく、何をして成功し、何をして失敗したのか、しっかり考える必要があります。

管理職が実践すべき、仕事の振り方・任せ方

管理職が実践すべき、仕事の振り方・任せ方

上記でお話したとおり、仕事上の経験が成長にとても大切なものとなってきます。経験して学ぶことがスタッフ育成にはとても大切なことです。部下の成長につながることは間違いありません。そこで部下への仕事の振り方・任せ方にも注目していきます。

上司は決して部下の仕事を奪ってはいけません。上司が部下の成長を止めているようなものですよ。

仕事の振り方

上司の方は、ついつい仕事を回すことを優先し、スキルが合っているスタッフや経験しているスタッフ、自分で仕事を完結してしまうことはありませんか?実際に私もこのような仕事の振り方をして、なかなかスタッフを育てることができない、自分しかできない仕事が多い。といった経験があります。

こちらは、短期的に成果を上げるにはプラスなのですが、経験者ばかりに仕事を振ると、できる人はできるし、できない人はできないままという状況を作ってしまうのです。

仕事を振る際にはどのようなポイントを抑えておくといいのでしょか?仕事を振る側が意識する必要があるのは、「適切な人に適切な仕事を振る」ということです。それを実現するには、1人1人の能力や課題を理解し、その課題を克服するためにどのような知識やスキルを身に付けるといいのかを把握することが大切です。そして、誰にどのような仕事を振るのかをしっかり組み立てることです。

仕事の任せ方

仕事を振った際の「任せ方」「伝え方」も重要です。部下に仕事を任せる時は、やらされている感と自らやると決めた仕事では取り組み方に大きな違いがでてきます。

仕事を任せる際には、仕事内容をしっかり伝えることと、なぜあなたに任せたいのかを伝えるようにしています。さらに仕事を進めていく上で難しいところも伝えるようにします。

また、部下が仕事を進めてからは必要以上に口出しをしないことです。口出しをしてしまうと、口を出したい気持ちを抑えある程度は見守りましょう。

まとめ

まとめ

上記でもお話したとおり、成長は経験から得られるものです。しかし、自分から学ぶことができない人は、いくら経験をしても成長には繋がりません。様々な経験から何を学び、どう改善していくのか、その後の自分自身の努力が必要なのです。

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