お金を稼ぎたいというだけではいけない
お金を稼ぎたいから頑張るという人はいっぱいいます。お金を稼ぎたいという考えだけではある程度までしかいけないと私は思います。それは、お金に執着しているだけだから、それ以上多くの人の共感を得ることができないからです。
・お金を稼げれば何でもいいのか
・お金を稼ぐためなら自分を殺すのか
・人にどう思われようが稼げればいいのか
お金を稼ぐということは周りを幸せにしたり自分の大切なものや人を守ることにもなります。しかし、本当に世の中に認められるサービスや商品を生み出している人はどうちがうのでしょう?
稼ぐという前に大切な気持ちがある
先日あるテレビ番組を見ていて感じたことです。とある田舎の町工場の職人さんが血のにじむような努力をし、何度も何度もクライアントに納得してもらうための商品をつくっていく様子を見ていて心を打たれました。
「モノを売るということは自分の技術を使ってもらうこと」
「売れるモノは人々に必要とされているということ」
「売れればいいとしか考えていない商品は必要とされない」
「本当に必要とされるものが結果、売れるんです」
このようなことを言っていました。
売ろうということしか考えていないと根本に本当はないといけない人の役に立つという本質を忘れてしまうのです。本質を忘れず、一生懸命に努力を重ねることこそ「こだわる」ということだと思います。
こだわるということを簡単に言えない
○○にこだわっていますとか○○のこだわりという文章をチラシやウェブサイトなど色んなところで目にしますが、それは本当の意味での「こだわり」なのだろうか?こだわるという言葉で信用や信頼がつくのはわかりますが消費者は簡単にずっと騙されているわけではない。
本当に努力を重ねて出来上がった商品は人の心に刺激を与えて感動まで覚えさせる。私はまだまだそんな仕事ができていないと思いました。
日本を支えてきた技術者の方々は高齢になって今は「昔の技術者」と呼ばれているのかもしれません。でも私たちが学ばなくてはいけないことをいっぱい知っているのはその方々だと思います。昔から変わってもいいものもあると思いますが、変わってはいけないものもきっとあるんだと思います。