
北風と太陽って話。みんな小さい頃に一度は聞いたことがあるんではないでしょうか?子供の頃はそんなに深く考えなかったけど、これは社会にでた時にとっても大切になること。
僕は経営という立場にたつまでこの話の本質を理解していなかった。「人」を動かすということを真剣に考えたことはなかった。
でも今は、この話にある本質の意味がわかる。どうしても人を動かしたいのであれば、相手が率先して動いてくれる方法を探すべきで、決して無理やり動くことを強要してはいけない。仕事というのは大体の場合が複数の人間が関わることが多い。自分以外の人間は自分の思うように自然に動くということはまずない。
そこで、どんな言葉でどんな仕事をどんな依頼の仕方で伝えるのか?これで全てが決まる。
感謝の気持ちが伝わり、事の重要性が相手に伝われば相手は率先してその業務について動いてくれるが、強引にこちらの都合を押し付けるとどうでしょう?
■何でやらないといけないんだろう?
■これは今やる必要があるのかな?
■この人のためにやる必要はあるのかな?
相手はこんな感情がわきます。これは、誰にとってもいい循環にはならない。やらされ仕事です。急な仕事や突発的な案件ばかりを常に言われていると当然その依頼者のために尽くす気持ちはなくなります。
しかし逆に、いつも相手の状況や立場やスケジュールを考えた上で案件を相談してくる人には自然と尽くすものです。当たり前ですね。
何かに集中しすぎて周りが見えなくなっていたりするとこの当たり前のサイクルを忘れがちになります。どれだけ忙しくて自分に余裕がなくても相手を思った発言や行動を心がけていかないといけないなぁと思った1日でした。
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