非常時に見える組織や個人の考え方

非常時に見える組織や個人の考え方

新型コロナウィルスの影響。お陰様でビックマックでは大きな影響もなく、感染対策に十分気を遣うことでスタッフ皆元気に働けています。良いときは気付かない事が、非常時に浮き彫りになる。最近特にそのように感じています。今回は、コロナウィルス騒動で感じたことや気付けたことを記していきます。

人に対して感じた私的なこと

人に対して感じた私的なこと

「誰がどこで感染した」。福井県内で感染者が出て以降、聞いてもいないのにそういう情報をよく投げかけられました。最初は何も思わなかったのですが、あまりに多かったのでそのような話ばかりをする人や情報自体に、段々と嫌悪感が発生。

 

感染した人もしたくてした訳ではありませんし、体調が悪くなっているのであろうことも考えるとなおさらです。悪気はないのでしょうが、本人を思いやらずに無責任な発言をしている人は、周囲をひどく嫌な思いさせます。

 

それよりも無駄な発言をせずに、自分や大切な人を守るための行動を考えて出来る事をやる方が、人として断然素敵ですよね。(私自身が出来ているかどうかは別として。)営業という職種柄、私は多くの人と会い、話をします。この1ヵ月は特に、素敵な人とつまらない人の本性の差を感じた期間でした。

 

伸びる会社と伸びない会社の違い

伸びる会社と伸びない会社の違い

話を仕事に戻すと、新年度に向け4月から新たな施策を予定していたお客様も多くありました。ビックマックはイベントや単発的業務ではなく、パートナーとして継続的かつ根本的な支援依頼が中心となっています。長らく依頼を頂いているクライアントからは、この状況下でも変わることなく継続を頂いており、一般的な広告代理店が受けているダメージはビックマックにはありません。

 

その一方、新しく相談を受けたいくつかの先は、この新型コロナウィルスの影響を理由に「やっぱり今はやめておく」と自重するケースもありました。なぜ自重しないといけないのか。私自身、正直理解できていません。

 

本気で成長を目指す企業は、競合他社が自重していることをチャンスととらえ、状況に合わせて訴求内容を工夫して発信を継続しています。何か出来ることはないかと必死に考えているからこそ、発信と前進を止めないのです。そんなクライアントだから、ビックマックとして各スタッフが全力で支えていこうとするのです。

 

限られた時間の中では、全てのお客様を成功に導くことは出来ません。みんなが自粛しているから何もしない。目の前のことだけを考えているような企業が発展するのでしょうか。「やっぱり今はやめておく」という軽い気持ち。「今」を逃してるから伸びないのです。

 

なぜビックマックが引力を保ち続けられるのか

なぜビックマックが引力を保ち続けられるのか

企業にしろ人にしろ、引力が強い先に物事は集まります。ビックマックには、この自粛でウェブの利用が増加している情勢もあり、これまでのアナログな手法が通用しないことに気付いた企業からのご相談が増えています。なぜビックマックが引力を強められているのか。私なりに考えてみた理由が以下の3つです。

新しい取り組みを止めない

プロダクション機能を持った動画制作会社「Think」の立ち上げや、映画関連ビジネス「LIFE STORIES」の設立。北陸の企業に対してインターネット活用を促進するための「北陸銀行との業務提携」など、どんどん新しい事業に取り組んでいます。そして、一連の取り組みの発信もしっかり行っています。

 

Think.incについて詳しくはこちらから https://thinkinc.jp/

LIFE STORIES について詳しくはこちらから https://lifestories.jp/ 

 

世の中に必要なサービスを提供している

動画広告活用がますます重要になる中での、動画制作の「think」と運用の「ビックマック」の一気通貫性。マス広告がパワーダウンする一方で提供する、エンターテインメント最高峰の「映画」とネットを融合した破壊力ある宣伝手法。従来の手段にとらわれない新たなサービスを、自重することなく、提供しています。

組織の力で動いている

現在約60名ほどとなったビックマックのスタッフ数。マーケティング、デザイン、コンサルをはじめ各部署が連携して、クライアント業務にあたっています。新たなサービスを生み出すのも、スタッフみんなの組織力。この力こそがビックマック最大の特徴かもしれません。

 

変化した営業手法

変化した営業手法

訪問が制限されるなかでも、営業活動において提案や打ち合わせを重ねていかなければなりません。自粛要請にこたえる中、初めてオンラインミーティングをやってみた、という企業様も多いと思います。ビックマックでは、以前よりオンラインミーティングを積極的に活用していたので、特に戸惑う事はありませんでした。

 

私としては、なかば訪問前提で考えているお客様の意識が「オンラインもありだな」と変化したことが収穫でした。何に困ってるのかを聞くために訪問していた以前の私。面会用の部屋を用意し、時間を空ける相手の手間も考えるようになりました。もちろん、「オンライン」のみでなく、電話やチャットワーク、必要な時には訪問。あらゆる接触手段を使えば、少ない時間でたくさんの仕事が出来る感覚もつかみました。

 

まとめ

仕事だけでなく、家庭や地域も全てにおいて普段とは違う春となりました。今は、現実から逃げる事無く具体的に対処していく必要があります。この状況を乗り越えれば会社はまた強くなる。そう考えています。

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