メディアレップ。

記事公開日:2014.05.06

最終更新日:2019.05.10

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今日、Gunosyから流れてきた記事は考え深いものだった。今までの広告代理店の姿そのものを言っている。

媒体と、広告主、そして制作者の間に入ることで稼ぐマージンビジネス。これはもう必ず終わる。広告主から適切なマージンをもらい仕事をするのは大切なことですが、これからは自分たちのサービスや優位性で勝ち抜かないといけない。

本文でも書いてあるが、電通などのビックネームは名前で仕事がくるが決してその仕事は自分たちで着地するものではなく、第三者の着地。これで、本当に広告主の「想い」は伝わるのだろうか?間に入る意味はあるのか?

せっかく広告主との接点をもっているのなら、自社の意見をしっかり提案してその決定内容をいかに制作者に伝えるか?が大切ではないか。決して「丸投げ」であってはいけない。

下記の本文、興味あればぜひ。確信をついている内容だと思います。

WEBでは「電通や博報堂が裏でテレビなどのメディアを裏で操っていて私達は印象操作されている」的な陰謀論も盛んだ。実際に電通や博報堂と一緒に仕事をしていると、そういう面もあるかな〜と感じる一方で、電通や博報堂の丸投げ体質や中抜き体質を痛感させられる。

誰もが名前を知っているような大手企業のメディアやキャンペーンの仕事は、電通や博報堂がまず一次請けになる。そして二次請けに中小の制作会社がつく。三次請けに孫請けの制作会社やフリーランスがつく。

二次請けの制作会社はディレクションや進捗管理を担当する。実際に実務としてCMSやキャンペーンサイトの開発や制作を行うのは三次請け以降の会社の仕事である場合が多い。

では、電通や博報堂は何をしているのか。「丸投げ」と「中抜き」だ。時々、二次請けの会社に電通や博報堂の担当者が電話やメールで連絡を取って圧力を掛ける。

あと、ナショナルクライアントから予算とスケジュールを取る最終決定を行う(その規模感は二次請けの会社が調整して提出する)。

そしてプロジェクトを二次請け以降に丸投げして、予算を中抜きするのだ。この構造はSIerのシステム開発に近い。誰もが名前を知っている政府や商社や銀行など大手クライアントの仕事はまずNTTデータが請ける。

そして、実際のシステム開発業務は何とかシステムズとかいう社名のシステム開発会社に丸投げされ、三次請け以降がそれに連なる。最後に開発するのは末端の派遣エンジニアであったりする。そのWEBメディアバージョンが電通と博報堂の構造だ。

自分の関わっていない過去のプロジェクトであげると、例えばみんなも憶えているだろう地球温暖化防止の「チーム・マイナス6%」の国民運動は、環境省から博報堂が受注した。

博報堂の資料はWEB上で閲覧できる(PDF)

政府系キャンペーンは基本的に、海の物とも山の物ともつかない会社に依頼することはなく、電通や博報堂に委託する。

そして巨額の税金が投入されて、電通や博報堂に中抜きされつつ、実際のキャンペーンサイトの制作は機密保持契約をして二次請け以降の会社が作るのだ。

「チーム・マイナス6%」もそうして出来上がった。チーム・マイナス6%のサイトには、環境省の名前も博報堂の名前も二次請け移行の会社の名前も出ていない。国民運動の形を取るからだ。そして多くの国民や団体や企業が支援してくれた。チーム・マイナス6%がどういう結果に終わったかは残骸のサイトを見れば分かる。これが「税金の使い道」だ。

電通や博報堂はこのように名前とブランドを使って大手クライアントの大規模プロジェクトを束ねている。ネットメディアの世界ではこれを「メディアレップ」と呼称している。電通や博報堂は巨大なメディアレップだ。

私の会社では、このメディアレップの中抜きと丸投げの構造を破壊して、企業の資金や税金が適性に運用される世界を目指している。

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筆者

徳山 佳瑛

25歳まではブラブラした人生を送っていたが、地元の福井に戻るキッカケがあり帰郷。数年間の広告代理店勤務を経て起業したのがBigmac inc.。会社やクライアントさんの前では社長らしい感じだが、家では愛犬にべったりの完全なる愛犬家。得意なことはおいしいお店とおいしい料理を覚える記憶力で、基本的に的を外すことがないのが自慢。起業してから10kg以上も太ったので、最近やっとジムに通いだしたらしい。

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