数字で現実を把握する大切さ

数字で現実を把握する大切さ

このたび、以前から勧められていた「ファスティング」に取り組んでみました。平々凡々と過ごした結果の中年太り。諦めかけるタイミングでのささやかな抵抗は、体重が落ちたこと以上に、新しいことに挑戦する楽しさや気付きをもらいました。今回きづいたのは、「数字の把握」する大切さでした。

体重計が教えてくれた

体重計が教えてくれた

ファスティングをする前は、体重計に乗ることはほとんどありませんでした。今回チャレンジするにあたり、まずは現在の体重が何キロなのかからスタート。84キロあった現実に、激しいショックを受けてしまいました。

 

いきなり何も食べないのは体に良くないとのことで、事前準備の2日間は野菜や発酵食品などの体に優しい食事を摂取。そして迎えたファスティング本番の3日間。その後回復で2日間。事前準備を合わせるとたった1週間の取り組みでしたが、結果体重はマイナス5キロ。

 

実際にやってみると、辛かったのはファスティング開始初日の夜だけ。その夜は「残り2日間も食べないでやっていけるのか」と途方にくれましたが、支えてくれたのはネットフリックスの「孤独のグルメ」「あいつはどうせ今回もできないだろう」と思っていた周囲の人たちを、見返してやりたい気持ちもありました。

 

なにより、毎朝乗る体重計で確実に減っていく数字が希望と意欲を与えてくれました。体が軽くなっていく感覚もありますが、昨日との違いを明確にわからせてくれる体重計。数字を把握することを体重計に教わりました。

体重計が教えてくれる理想への距離

体重計が教えてくれる理想への距離

ファスティング後も毎朝体重計に乗り、細かな増減を繰り返しながら何とか落とした状態を維持しています。わかったのは、当たり前ですが「たくさん食べたらたくさん体重が増える」ということです。逆に「食べなかったら減る」ということ。

 

会食などでどうしても食べなくてはいけないこともあります。当然翌朝は前日より体重が増えています。少なからず辛い思いをして落とした体重を戻したくはありません。なので、翌日は食べる量を減らします。

 

あと2か月以内に5キロ減というのが、私の目標設定です。体重計に乗らないと増えたのかどうかもわかりません。今を知り、どうすれば目標に到達できるのか。目標まであと何キロなのか。計画する意識を常に持たせてくれている体重計に感謝。そしてその意識は、仕事にも活かしていけるはずです。

数字は避けて通れない

数字は避けて通れない

私的なことばかり続きましたが、仕事においてはもっと数字で表されることばかりです。会社の運営という視点では、人件費や家賃・光熱費などの固定費と呼ばれるもの。そして売上と利益。売上を構成するひとつひとつの業務においても、ウェブサイト制作の料金も数字ですし、ウェブ広告を運用する場合での広告費や運用手数料など全部が数字と切り離すことが出来ないものだらけ。

 

『数字が苦手』『数字の無い世界に行きたい』は、言っていることはナンセンスなんだ、ということを気づきました。私たちビックマックはウェブマーケティングを中心に、クライアントに対して結果を提供する責任があります。数字を見ないこと、追わないことは、責任から逃げているだけ。

 

目標数値を設定し達成するための行動を着実に行うことでしか、クライアントや社会に貢献できないのです。明確な目標が設定されると、当然相応のプレッシャーも生まれます。ですが、明確な数字が示されるからこそ達成するための具体的な行動を考えます。そして達成時の喜びにも繋がります。目標数字が高ければ高いほど喜びも大きいものになるはずです。

行動ルールも数字で明確に

行動ルールも数字で明確に

会社が成長していくためには、スタッフを迷わせないようにルールを決め、動きやすい仕組みを作らなくてはいけません。そのルールも皆が同じ解釈ができるように、数字を取り入れる必要があります。

 

私が見る北陸営業部でも、皆様の会社と同じように1年・3か月・1か月といった具合に売上目標を設定しています。新しいサービスも続々と提供開始となっている今、営業活動自体のルールも改めて見直しをしていきたいと思っています。

 

例えば、初回接触時から次回提案までを1週間以内に行う。案件により提案が1週間以上空いてしまう場合は、間に1回以上連絡を入れる。提案後の返答確認を3日以内に設定する。3度提案が受け入れられなかった先は、一旦提案を控えるなど。クリエイティブな部分が多く、特に属人的になりがちな広告・マーケティング業の営業活動だからこそ、数字を入れたルール設定が必要だと思っています。

 

ルール設定をすることでスタッフは守られ、業務の質もさらに向上していくはずです。やたらと営業管理ツールもが出回っていますが、そこには頼らず、まずは自分で考えて実行することから取り組んでみます。

まとめ

まとめ

私はどちらかというと感情に左右されやすい性質だと思っています。だからこそ少なくとも仕事の面では、数字という明確な判断軸を持つよう普段から意識していかなければなりません。数字で表した基準、ルールで会社全体の業務を洗練させていく。というのが自分が描くイメージです。理想をもって取り組んでいきます。

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