質と量についての考え方

質と量についての考え方

こんにちは、営業部/取締役の高橋です。

最近、よく「仕事において質と量はどちらが大事ですか?」という質問をされることがあります。個人的な考え方として、質と量はどちらに優劣があるというわけではなく、相関関係にあると考えています。

今回は、私なりの考え方について書いていきたいと思います!

 

質は量をこなさないと生まれない

質は量から生まれる

「質と量」について話をする際は、フェーズによって答えが変わると考えています。

まず新卒の社員や、新しいチャレンジをする方などが対象となるフェーズ1においては、圧倒的に量を追い求めるべきだと考えます。

量を経験しないと、自分の中で良し悪しを判断する基準を持てないからです。

例えば、私は営業としてキャリアを積んできたので、営業職に限って話を進めますと。。

新卒として営業職に就く、もしくは新しい業界の営業としてチャレンジをする際は、圧倒的に商談数を経験し、誰よりもたくさんの人と話をするべきです。

その中で、こういう商談の展開で話を進めたときは受注しやすくなるとか、こういう話は喜ばれやすいなどの傾向が見えてくるはずです。

たくさんの量を突き詰めた後に、自分なりの営業スタイルが出てきて、1件1件の商談に質を追求できるフェーズが訪れると考えます。

 

ちょっとだけ話はそれますが、質に限らず、「運」も「量」を突き詰めた人にしか訪れないと考えています。

あの人、いつも運よくいいクライアントに恵まれてたくさん受注出来てるよね~みたいな会話がたまにありますが、それは量を突き詰めているからです。そもそもの母数が違うからこそ、大口のクライアントも見つけやすくなるのです。

量を突き詰められない人に運は来ないというのが持論です。

 

管理者としては常に質を考える

管理者

冒頭の話で質と量に関する考え方にはフェーズがあるという話をしましたが、そのフェーズ2となるのが、組織の管理者となったときです。

組織としての結果をもたらす際、自分がプレイヤーとしてがっつり量を突き詰めていた考え方をチームに反映させると絶対にうまくいきません。

例えば、1ヵ月で10本のWEBサイトを納品するとなったとき、みんなで毎日夜遅くまで働いていけば、納品できるかもしれません。

しかし、管理者としては課題解決の策を「量」に逃げてはいけません。

「質」を突き詰めて、どんな解決策を考えれば、みんなに負担なく10本のサイトを納品できるか?を考えるのが管理者の仕事です。

営業でも同じです。チームが数字を達成できていないと、つい「とことん行動しろ!」と言いたくなってしまいます。でも、管理者として考えないといけないのは、どういう戦略を組めば、営業時間内で目標達成ができるかです。

1個人としては量を突き詰めることが成長であるにもかかわらず、管理者の立場になると「量」は逃げになってしまうんです。

 

まとめ

まとめ

質が大事か、量が大事かという議論は個人的にはあまり好きではありません。

とにかく最初は量を突き詰めようよと思ってしまうからです。たくさんの本を読み、たくさん勉強し、たくさんの人と会い、たくさんの案件を進行していけば自分ができる仕事の質は自然と上がっていくと思っているからです。

でも最近は管理者として、組織を動かしていく立場になりました。

そんなときに、とにかく動きまくれ!!という指示は、自分の思考が停止してる証拠なので、徹底的に質を追い求めることにしています。

質と量のバランスをうまくとれているビジネスマンでありたいと思っています。

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