素直に自分を伝える「アサーティブコミュニケーション」

素直に自分を伝える「アサーティブコミュニケーション」

コミュニケーションは会話のキャッチボールです。仕事上で相手にお願いしたいことは、相手が理解できるように具体的にわかりやすく伝えたうえで、「やりとり」をしながら問題解決していく必要があります。ところが、私たちは次のようなやり方でコミュニケーションをとってしまうことがあります。まずは、自分のコミュニケーションパターンに気づいてみましょう。

4つのコミュニケーションパターン

会話が一方的になってしまう「攻撃型」

人との関係を勝ち負けで考え、一方的にものを言ってしまいます。きつい言い方、威圧的な態度、矢継ぎ早で早口、相手の話を聞かない、正論で押し切るなど、「一方的」「怒っている」「威圧的」な印象を与えてしまいます。後輩のミスに辛抱強く対処していたものの、何度もミスを繰り返され、とうとう「何度言ったらわかるの?!」とキレてしまう、などもその例です。

言った直後は自分の意見が通ってすっきりしますが、相手に対して言い過ぎたと反省したり、相手を委縮させてしまい関係がぎくしゃくしてしまいます。せっかく伝えたメッセージも相手に受け取られるどころか、反発されたり無視されたりすることも。キャッチボールではなく、「ドッジボール」状態が攻撃型なのです。

自分が我慢してしまう「受身型」

いつも黙って我慢してしまうのが、受身型です。「どうせわかってもらえない」「自分さえ我慢すればいい」「自分でやった方が早い」などと思い、相手に何かを頼まれると何でも「はい」と答えてしまいます。ノーと言えないために自分が限界状態でも引き受けてしまいます。受身型はまじめで責任感が強く、周りには「いい人」だと思われるかもしれません。

しかし長い目でみると、自分の意見が言えないためにストレスを溜め込んでしまっていることもあります。ある日突然怒り攻撃型に変身するか、ストレスを抱え込んだまま、体調を崩してしまうことにもなりかねません。

態度で示して相手をコントロールする「作為型」

作為型の特徴は、言いたいことを言葉ではなく態度で示して相手をコントロールし、常に自分の結論にもっていくか、相手に罪悪感をもたせて手に入れたいものを得るようにもっていきます。自分の気持ちをイヤミや皮肉に変えて言うため、相手を嫌な気持ちにさせてしまいます。例えば「今日は忙しくて大変だから手伝ってほしい」と率直に伝える代わりに「こんな忙しい時に、よくも定時に帰れるよね、暇な人はいいね」とイヤミを言ってしまったりする事もあります。

第四の伝え方がアサーティブ

アサーティブなコミュニケーションとは、攻撃型でも受身型でも作為型でもない、第四のコミュニケーションのあり方を言います。人を威圧するような態度をとったり、卑屈な態度をとることもなく、誠実に率直にそして対等に、相手と「やりとり」するようなコミュニケーションなのです。

みなさんはどのタイプに当てはまりましたか?

日本人には比較的多い、自分が我慢してしまう「受身型」に重点を置き、アサーティブになるためには、どういうことに気をつけてコミュニケーションを行っていけばいいのか。についてお話していきます。

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上手な自己主張はできていますか?

あなたは、どんな人に対しても自分の意見を適切に言えますか?家庭や仕事の生活の中で、適切に自分の意見を言っていくことはとても大事なことなのです。やりたくない事を無理やり頼まれて、断れない・・。このような方は多いのではないでしょうか。

しかし、自己主張を上手にしていかないと、相手の用事につきあわされたり、相手の思うように事を進められてしまうことがあります。

例えば、、、

・タバコの煙をずっと我慢してしまう
・大事な用があるのに仕事(残業)を断る事ができない
・早く話を終わりたいのに、長電話に付き合ってしまう
・自分の推したい企画があるが通す事ができない
・間違いをなかなか言い出す事ができない

などなど、上記のような例があります。つまり、自己主張ができるかできないかで、自分の行動や生活を左右することがあるということです。みなさんの中にはこのような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
日々の生活の中で少しづつストレスが溜まり、自分でも知らず知らずのうちに精神的な健康を害してしまったり、肉体的健康面も害する可能性があります。

自己主張ができない原因

では、自己主張が上手くできないことの原因はどのようなことにあるのでしょうか?以下の4つの原因があげられます。

アサーティブとは?

主張的でも非主張的でもないほどよい自己主張のことです。攻撃的な自己主張になると、感情を表に出して相手と衝突し、相手を傷つけてしまう事もあります。逆に非主張的だと自分の意見を抑えてしまい、相手に自分の意見を何も言えず、ストレスを抱え込みやすくなります。

上手な断り方を身につける

断り方が下手だと、自分があまりしたくもないと思っていることに付き合わされてしまう事もあります。また、逆に無理に断りすぎて相手との関係を崩してしまうこともあり得ます。断り方にもコツがあるのです。

話をまとめることができない

うまく話がまとめられず、いざ話そうと思ってもなかなか言葉が出てきません。「あれ?何を話すんだっけ?」と頭の中が?でいっぱいになって、パニックになってしまいます。

相手が理解できない表現を使ってしまう

相手が理解できない表現を多く使ってしまうのです。主張下手の特徴でもあります。例えば、回りくどい言い方や、「あの…」「その…」といった言葉を頻繁に使ってしまうことです。スマートな表現ができないと、伝わりづらいですし、結局は相手に理解されにくい表現になってしまいます。

アサーティブスキルを身につけよう

アサーティブが身につくと対人関係が楽になります。アサーティブとは、自分も相手も尊重しながら、素直にコミュニケーションをとる方法のことを言います。「自分も相手も尊重」とは、何かとても理想的な感じがしますね!そんな理想的なコミュニケーション方法も、ポイントを抑えることで身につけることができます。

そんなアサーティブが身についている人は、たとえ意見が食い違っていてもお互いにとって納得のいく意見をすり合わせていきます。お互いが納得して話を終えることができるので、人間関係も上手くいくという好循環が生まれます。すると、仕事では創造的なアイディアが生まれやすくなりますし、家庭では家族が協力的になったりと、関係性も良好になっていくことが期待できます。

では、そんなアサーションを身につけるためのポイントとしてはどんなことを押さえていけばいいのでしょうか?

アサーティブを身につけるための3つのポイント

ここで、アサーティブを行うための3つのポイントをお伝えしたいと思います。

自分の気持ちを素直に伝える

主張をすることが苦手な人は、つい自分の気持ちを押さえて意見を言えなかったりします。言わなかったことで劣等感を感じたり、自信を失ってしまうこともあります。誰にでも自分の気持ちを素直に表現する権利があることを念頭におき、相手に伝えていきましょう。

相手の気持ちを考えて柔軟な言い方で伝える

素直に気持ちを表現することがわかったら、それを柔軟な言い方に変えてみましょう。例えば、作ってもらった資料に間違いがあった時に「ちょっと!何ミスしてるの!?ちゃんと資料作ってよ!」とストレートにぶつければ、相手もきつい言い方で返してくはずです。ここでは、表現を柔軟に変えるという工夫が必要になってきます。

お互いに尊重する

柔軟な表現ができたら、今度は自分も相手も納得できる結果だったかを考えてみましょう。こちらが一方的に納得のできる結論では、相手は必ず不満に思ってしまいます。時にはこちらから歩み寄る姿勢も必要です。その辺は人間関係のバランスが大事になってきます。

バランスの良い自己主張を身につけよう

誰にでも自己主張をする権利があります。〇〇〇だから言ってはいけないとか、黙って我慢していなければならないといったことはありません。かと言って、主張が一方的になったり、攻撃的になってもいけません。自己主張のバランスを身につけるということが大事です。

そのためには、相手に主張する時は、素直に、柔軟な言い方で、自分も相手も良い方法で自己主張していくことが大事なのです。

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