
人間の脳の性質を知り活用していけば、今よりも集中力も効率も改善が期待できます。
それでは、仕事を能率良く進めるために集中力を持続させる方法について考えてみました。
効率よく働かせるために脳を休ませる必要がある
脳を休ませるというのは、何もしないでボーッとしていることを指すわけではなく、別の作業をしたり、運動をして体を動かしたりと、違う脳のルートを使う時間という意味合いです。
脳の違う回路を活用することにより、脳が同じ作業をすることに飽きてしまい、集中力が低下してしまう現象の原因を防ぐ目的があります。
ストレスから脳を解放する
程よい緊張感は業務を行う上で集中力を高め、作業の能率をあげます。しかし、緊張感が高まった状態のまま見通しが立たない状態で作業を続けると、効率を上げる事に有利とされている緊張感も、脳にとってはストレスとインプットされてしまいます。
仕事中に脳をリフレッシュする方法をご紹介します。
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人間の脳の特徴
効率よく作業をすすめることが出来る時間は、約1時間と言われております。理由としては、業務中は脳がせっせと情報をかき集めている状態にあります。
仕事をしている時間が増すごとに、情報が脳に詰め込まれていることになります。スムーズに作業を進めようと思うと、情報が整理されている必要があります。いくら時短レシピを検索して調理時間の短い夜ご飯を作ろうをしても、散らかった台所でまな板を置くスペースもない状態では時短レシピに記載されている作業時間では終わりません。
きちんと決められた場所に調理道具が整理されて材料、メニューの味や見た目のイメージ、作業工程がわかっていると一段と作業効率も上がり、アレンジもできます。
希望と目標があると脳は頑張れる
脳は希望と目標をクリアすることで歓びを感じ、自信が持てます。そして、「これなら私できるよ!」と対応可能な作業として脳は記憶します。自信が持てた作業は作業興奮を感じることができ、さらなる集中力を生み出します。
自分が達成できる!
「チャレンジしたくなる!」と感じるような、対応可能なスケジュールを考えて作業をスタートすることで、一日の終わりに達成感を感じるような経験を日々積み重ねることができます。
「やれば出来る子!」と思えることでさらなるやる気に繋がるところは、赤ちゃんも大人も、認知症を患っている方も、みんな共通しているポイントのように思えます。
脳をやる気にさせるにはチョコレート
脳の主なエネルギーは血液中のブドウ糖になります。ブドウ糖は炭水化物を食べることで摂取することができます。炭水化物といえばごはん、パン、麺類が頭に浮かぶと思います。
しかし、仕事中となるとなかなか「集中力が切れてきたから、さて、ラーメン食べに行こ!」とはいかないものです。日中で仕事の疲れを感じたとき、より効果的な食べ物がチョコレートです。デスクに常備して準備しておくといいですね!チョコレートの他にも、集中力を高め、仕事の効率を上げることができる食材についてお伝えします。
カフェイン
カフェインは、コーヒーや紅茶、緑茶に多く含まれている栄養素です。カフェインを摂取することにより、ノルアドレナリンやドーパミンが脳内に放出されます。ノルアドレナリンやドーパミンが放出されることにより、脳が覚醒された結果、仕事の効率があがります。
結果、覚醒状態で集中力、注意力もアップし、仕事の作業効率も上がります。あまり意識せずに「コーヒーを飲みたい!」と思っていた時もあるかと思います。コーヒーを入れる作業を脳のやる気スイッチの切り替え作業と認識を変えることでテンションをコントロールすることも可能になり、効率化向上につながります。
ストレスを溜め込まない
ストレスを受けたり、感じた時の脳は、刺激を継続して受け続けることになります。一見ハードワークに見えないような勉強内容や仕事のスケジュールであっても、脳はずっと緊張状態であるため常に情報収集や活動をしているようになります。
ストレスが続くことにより脳のエネルギーが枯渇し、脳の働きが低下し、業務効率の低下を招く可能性が高くなります。
別の作業を挟むことでリセットされる
上記の話ともつながるのですが、仕事で緊張感が継続して続くと脳が飽きてしまい効率が上がりません。脳が飽きてしまうことは、誰でもあり得ることです。集中力が切れたら休憩を挟んで仕事の効率回復を図る意味でも、「机の整理整頓やメールをチェックする」「コーヒーを入れる」などでリフレッシュしましょう。
作業効率が上がる温度は25度と言われています。体調管理と気分転換のためにも窓を開けることもおすすめです。上記の脳の特徴を踏まえると、どのように仕事のペース配分をしたらよいのでしょうか?
時間帯毎にまとめてみました!
1日の流れに沿ってご説明していきます。
午前中:仕事開始はまずは簡単な作業から取りかかる
達成感を繰り返すことで自信が付き、集中力が増していきます。達成感を繰り返すことで意欲の向上・作業効率アップに繋がります。
昼休み30分前:苦手な仕事に取り組む
自分が億劫に思う業務内容は、どうしても後回しにしたくなります。しかし、昼休みの30分前に取り組むことで、億劫な仕事でも時間に区切りをつけることができます。
苦手ゆえに効率が低下しがちな作業でも、「この仕事をクリアしたらお昼ご飯!!」とメンタル管理しやすいというメリットもあります。
昼休み:リフレッシュする・目を休める
食事のあとは15分ほどの仮眠をとることで、効率よく胃にエネルギーを集中することができます。またテレビ休憩中にテレビをみるなどの気分転換もおすすめです。
休憩時間に仮眠をとり目を休めることで、食後のあとの眠気はなくなり、仕事の効率を良くすることができます。
昼休み後:発想力、ミュニケーション力が必要とする業務向き
食後は空腹時と比べると、血糖値が高い状態です。クリエイティブなお仕事はイメージ力が必要となるため、脳のエネルギーを消耗します。
お昼休憩でスタッフとコミュニケーションを取ったあとのほうが、ディスカッションをする脳の回路を大きく変更しなくても良いことを考えると、会議や商談は昼休み後が効率的です。
おやつの時間:チョコレート
脳が一日の活動時間の中で疲労感を感じやすい時間帯です。チョコレートを栄養補給とご褒美として、自分を褒めてあげましょう。仕事の効率維持という意味で、3時のおやつにもきちんと価値があるんですね。
一時間おきに脳をリフレッシュ
同じ仕事を繰り返すと脳が飽きてしまい、生産性が落ちてしまいます。一時間をひとつの目安に脳をリフレッシュすると、生産性や作業効率のいちじるしい低下の予防ができます。
退社前:明日の予定を立てる
職場に不安材料を置いてかえると退社したあとでも、気になってしまい脳がリラックスできません。脳を休ますためにも、明日のスケジュールと見通しを立てることで環境を整え、安心感も得ることができます。
退社後:質の良い睡眠時間を確保する
睡眠と集中力は深い関わりがあります。質の良い睡眠が確保できないと、なぜ集中力が低下するのでしょうか?
ワーキングメモリー
別名「段取り脳」とも言われ、暗算で支払い額を計算したり、目標を達成するための一連の作業をする際に必要な記憶保持をする機能のことです。
生活、仕事において注意力や集中力を研ぎ澄まし、段取りをするための情報整理をする際に活躍している機能でもあります。
寝不足
睡眠不足は、あらゆる機能を低下させ脳疲労状態・ワーキングメモリーも低下させます。なるべく早く寝る習慣を保ちましょう。
脳疲労
脳疲労とは、脳の疲れが溜まり過ぎて正常の機能が果たすことができない状態を言います。脳疲労に関わる部分が、大脳新皮質と大脳旧皮質です。大脳新皮質は理性、知性を司る脳です。大脳旧皮質は本能をコントロールしています。
しかし、大脳新皮質と大脳旧皮質のバランスが崩れることで、通常機能ができなくなります。認知能力は個人差がありますが、脳疲労状態やたくさんのタスク管理を同時に作業を進めても通常の個人が持つ認知能力の全てを発揮する事は困難です。質の良い睡眠をとり、体も脳もストレスから解放しコントロールする必要があります。
まとめ
仕事を効率UPさせる方法を、日々の仕事の中でうまく取り入れてみてはいかがでしょうか?
会社で今より作業効率がUPして、充実した時間を過ごせるように実施してみてください。今回の記事が参考になれば幸いです。
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