
「ブラウザのキャッシュをクリアして下さい」とWebサイトを閲覧していて指摘された事はないでしょうか?他の人は更新された内容が見えているのに自分だけが見られないという時にまずして欲しいのが「キャッシュのクリア」です。本記事では、キャッシュについてと削除する必要性について紹介しています。
目次
キャッシュとは?
キャッシュとは閲覧した事があるデータを一時的に保存し、同じページを表示する際の読み込み時間を早くする仕組みです。毎回サーバーにデータを取りに行くより自分のパソコン内に一時的に保存していたデータを読み込む方が表示速度が早くなるためです。
検索して初めて訪れたWebサイトに容量の大きな画像や複数の画像があると表示されるまでに時間がかかるのはサーバーにデータを読み込みに行き、読み込んだデータを表示させるまでの動作に時間がかかっているためです。
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キャッシュをクリアする理由は?
表示速度が早くなるなら、キャッシュはそのままにしておいても問題ないように思えますが、あくまで一時的に保管したデータなので最新のデータではありません。
たくさんのサイトを閲覧するとキャッシュが溜まり過ぎて、動作が遅くなるなどの問題や最新の情報が見れないなどの問題がありますので、よくサイトを閲覧する人はこまめにキャッシュをクリアした方が良いでしょう。
Webブラウザのキャッシュをクリアする方法
キャッシュをクリアする方法はWebブラウザによって方法が異なります。そこで、代表的なWebブラウザでキャッシュをクリアする方法について紹介します。
Internet ExplorerのWebキャッシュの削除方法
IE・Windowsのバージョンで微妙な違いがありますが、そんなに難しいものではありません。IEではキャッシュを「一時ファイル」と表示されています。
1.IEの「ツール」(「インターネット オプション」または「セーフティ」)を選択
2.「閲覧の履歴」や「一時ファイルの削除」で削除
FirefoxのWebキャッシュの削除方法
Firefoxのキャッシュ削除も簡単です。
1.メニュー・バーで、「ツール」をクリック
2.「オプション」をクリック
3.「詳細」オプション内にある「ネットワーク」タブをクリック
4.「キャッシュされたWebページ」で削除
ChromeのWebキャッシュの削除方法
Chromeのキャッシュ削除はIEやFirefoxに比べると少し手間がかかります。
1.ツール・バーのカスタマイズ・アイコンをクリック
2.「設定」から「詳細設定を表示」をクリック
3.「プライバシーとセキュリティ」で「閲覧履歴データの消去」をクリック
4.「閲覧履歴データの消去」削除したい項目のチェック・ボックスを選択
5.「データを消去」をクリック
Chromeで削除する時のポップアップについて
Chromeで削除する際には、ポップアップで削除する項目のチェックボックスが表示されます。どれをクリアするのか確認してから削除するようにしましょう。
- 閲覧履歴…Webで閲覧したページを削除
- ダウンロード履歴…Webサイトでダウンロードしてきた履歴を削除
- Cookieと他のサイトデータ…ログインしているサイトからログアウトします
- キャッシュされた画像とファイル…一時ファイルの削除
- パスワードとその他のログインデータ…今まで入力・保存したパスワードとアカウントの履歴を削除
- 自動入力フォームのデータ…メールフォームに入力したデータの履歴を削除
- サイトの設定…HTML5対応のアプリケーションキャッシュ・Webストレージの削除
閲覧履歴やキャッシュを削除する時にうっかりCookieやパスワードを削除しないように注意しましょう。
スマホのキャッシュをクリアする方法
スマホでサイトを閲覧する事が多い方はこまめにキャッシュを削除した方がよいでしょう。
Androidのキャッシュの削除方法
AndroidでChromeのキャッシュクリアの方法です。
1.メニュー「設定」をタップ
2.「詳細設定」 > 「プライバシー」>「閲覧履歴データを消去する」をタップ
3.「データを消去する期間:」 消去する期間を選ぶ
4.「キャッシュされた画像とファイル」チェックボックスをチェック
5.「データを消去」をタップ
iPhoneのキャッシュの削除方法
iPhoneのキャッシュクリアも難しい操作はありません。
1.ホーム画面の 「設定」 → 「Safari」 を選択
2.「詳細」 >「Webサイトデータ」をタップ
3.「全Webサイトデータを削除」または「編集」ボタンで「nestle.jp」を選択>「削除」
キャッシュクリアを簡単に行うショートカットキーの紹介
各ブラウザのキャッシュをクリアするのはなかなか手間がかかって面倒です。そこで、簡単にキャッシュをクリアする方法について紹介します。
Internet Explorer(IE)
IEのWindowsの場合のキャッシュクリアの手順について紹介します。「Ctrl + F5」もしくは「Ctrl + 更新ボタン(リロード)」でキャッシュクリアになります。
IEでのMacの場合のキャッシュクリアの手順について紹介します。「Command(⌘) + R」でキャッシュクリアができます。
FireFox
FireFoxのWindowsの場合のキャッシュクリアの手順について紹介します。FireFoxでは「Ctrl + F5」か「Ctrl + Shift + R」もしくは「Shift + 再読込ボタン」の3通りがあります。
FireFoxのMacの場合のキャッシュクリアの手順について紹介します。「Command + Shift + R」でキャッシュがクリアされます。
Chrome
WindowsOSを使っている場合にChromeのキャッシュクリアする手順について紹介します。「Ctrl + Shift + Delete」でキャッシュがクリアされます。
MacOSを使っている場合にChromeのキャッシュクリアする手順について紹介します。「Command + Shift + Delete」でキャッシュがクリアされます。
少しややこしいですが、覚えておくと使う頻度が多いので便利です。さらにChromeにはキャッシュをそもそも読み込まない「スーパーリロード」があります。Windowsでスーパーリロードをする際には「Shift + F5」でできます。
Macでスーパーリロードをする際には「Command + Shift + R」でできます。
スーパーリロードよりもさらに強力な再読み込み、キャッシュを読み込まないリロードが「スーパーリロード」ですが、それ以上にキャッシュを消去して再読み込みをするリロード方法があります。まずはChromeの検証モード(デベロッパーツール)を開きます。
開き方は下記の順になります。
1.Windowsの場合 Ctrl+Shift+JもしくはF12キー
2.Macの場合 Command + shift + delete
3.右クリック→検証を選択
これで検証モード(デベロッパーツール)になります。検証モードの状態で、下記の順で行うとキャッシュを読み込まないリロードができます。
1.Chromeのリロードボタンを長押しか右クリック
2.キャッシュの消去とハード再読み込みを選択
これで削除し再読み込みが行われます。キャッシュの消去とハードの再読み込みはCookieも削除されてしまいますので、再度色々ログインするのは面倒な方は使用するのに気をつけてください。
普通にネットを閲覧しているとデベロッパーツールを開いてキャッシュの削除を行ったり、スーパーリロードを必要場面は少ないと思いますが、覚えていて損はないでしょう。
キャッシュをクリアするアドオン
Chrome限定ですが、スーパーリロードやキャッシュや履歴を削除するのが面倒な方にはキャッシュをクリアするアドオンもおすすめです。
クリックすることでキャッシュのやダウンロード履歴や閲覧履歴を削除できます。Cookieやパスワードなども削除できるので自分好みに設定して使用してください。
Webページのキャッシュ確認方法
自分のブラウザに残っているキャッシュとは別にGoogleなどの検索エンジン側のキャッシュがあります。これは見たいページが消えていても検索エンジンに蓄積されているキャッシュを見る事ができるサービスです。ただし、いつまでも見られるものではなく、キャッシュが保管されている一定期間のみです。
URLがわかっている場合
キャッシュの見方は見たいURLの前に『cache:』をつけます。
例)cache:https://big-mac.jp/
サイト名などはわかるがURLはわからない場合
サイト名やサイトの内容は覚えているけれど、URLは覚えていない時は下記の手順でGoogle検索を行ってみてください。
1.Googleで検索結果画面を出す
2.検索結果のキャッシュが見たいサイトのURL横にある▼のプルダウンをクリック
3.プルダウンで出てきた「キャッシュ」をクリック
キャッシュはWebブラウザの思いやり
キャッシュの削除は面倒な動作ですが、一度見たページを少しでも早く表示するための機能です。毎回サーバーへ読み込みをせず無駄なデータ通信を行わないためにあるものです。キャッシュが溜まりすぎるとブラウザの負担にもなりますのでこまめに履歴やキャッシュを削除して快適にブラウザを利用しましょう。
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