「解析不能な構造化データ」とは?Search Consoleのエラーの種類と対処

「解析不能な構造化データ」とは?Search Consoleのエラーの種類と対処

GoogleのSearch Consoleで「解析不能な構造化データ」のエラーについて調べました。SearchConsole基礎的な説明などは「送信されたURLのクロールに問題があります」サーチコンソールの機能とエラー修正でご確認ください。

解析不能な構造化データとは?

解析不能な構造化データとは?構造化データとは、検索エンジンやクローラーにHTMLでマークアップされたWebサイトの構造を理解できるようにページの内容を分類したものです。検索エンジンにわかりやすいWebサイトを作成すると検索の上位に表示されるようになります。

 

検索の上位に表示

 

構造化データには記述方法が2種類あります。Microdata(マイクロデータ)とよばれるHTMLにメタデータを直接記述する方法か、JSON-LD(ジェイソン・エルディ)とよばれるJavaScriptでページに挿入する方法です。どちらで記述しても大丈夫ですが、近年ではをGoogleは推奨しています。

構造化データをきっちり設定すると検索結果のリンクの下に検索キーワードとの関連がわかるパンくずリストや画像や評価などのリッチスニペットを表示することができます。

 

リッチスニペット

構造化データにエラーがあると検索エンジンが解析できないのでSearchConsoleにエラーが表示されるようになります。

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解析不能な構造化データのエラータイプ

解析不能な構造化データのエラータイプ

解析不能な構造化データといってもエラーがあるということがわかるだけで、どこがどう間違っているのかはわかりません。なので、解析不能な構造化データにはどこが間違っているかわかるようにエラーの詳細が大まかに分類され表示されます。

 

エラーの詳細の分類

たくさんエラータイプがありますが、ほとんど見かけないエラーも中にはあります。

無効なJSON ドキュメントです

JavaScriptで記述したJSON-LDにエラーがあると出るエラー文です。

値の型が正しくありません

値の型が正しくありません

プロパティに指定されている部分の値に数値を入れず文字列があるとでるエラー文です。WordPressの無料で公開されているテーマ「Cocoon」の古いバージョンを使用していると、このエラーが出たという方を見かけました。最新バージョンに変更するとエラーがなくなったようで、あまりよく出るエラーではないようです。

解析エラー:「:」がありません

構造化データの記述内で「:」の記号が書かれていない。

解析エラー:「,」または「}」がありません

構造化データの記述内で「,」か「}」が書かれていない。

構文エラー:「}」またはオブジェクトメンバー名がありません

構造化データの記述が「}」が不要なカンマなどで閉じられていない。

解析エラー:配列の宣言に「,」または「]」がありません

構造化データの記述が「,」か「]」が書かれていないため、解析ができない。このエラーもあまり出るものではないのか探しても、このエラーが出たというのは見かけませんでした。

トークンの長さを解析できません

サイトの所有者の証であるトークンの値の最初と最後が不明の状態です。

無効な数値です

プロパティに入れる数値が数値ではない別のものが使用されています。

文字列中に空のエスケープシーケンスがあります

文字列に「<>」や「¥」などを入力すると不等号の記号ではなく、HTMLのタグだと誤認するためにおきるエラーです。

文字列中に無効なエスケープシーケンスがあります

文字列中に空のエスケープシーケンスがありますと同様に「¥」があると出るエラーです。

Unicode 文字が切り詰められています

Unicodeのサロゲートペア(代用対)末尾の6文字がない状態です。

無効な Unicode 文字です

Unicodeのサロゲートペアの後半に\uのトークンがない状態です。

無効な Unicode エスケープ シーケンス: 4 桁必要です

Unicodeのエスケープシーケンスで4桁がない状態です。

無効な Unicode エスケープ シーケンス: 16 進数が必要です

Unicodeのエスケープシーケンスで16進数が必要な部分が指定されていない状態です。

一意のプロパティが重複しています

構造化データオブジェクトのプロパティに重複して定義されている状態です。

最上位の要素が無効です

JSONの項目が無効になっている状態です。

存在しない項目を参照しています

itemrefが指定されていない識別子を参照しようとしている状態です。

エラーが出たり出なかったりする場合

ブログなど同じテンプレートを使用して記事投稿をするタイプのサイトの場合に、SearchConsoleで解析不能な構造化データエラーが出る記事、出ない記事が出てきます。その場合、テンプレートの構造に問題があれば全ページがエラーになりますが、単独でエラーが出る時には別のエラーの影響で解析不能な構造化データと表示されているかもしれません。

 

出たり出なかったり

そのようなエラーの時は別の原因、そのページの中をよく探る必要があります。

エラーを修正した後にすること

 

エラーの修正が終わったら、変更の検証をリクエストします。エラーが解決していれば「修正済み」となります。しかし、すぐに更新してもらえず「保留」になることが多いです。

 

解析不能な構造化データに恐れない

解析不能な構造化データとSearchConsoleで表示されるととてつもなく重大なエラーが起きていると思ってしまいます。単純な記号のつけ忘れだったり、指定する値を間違えていただけとシンプルなミスが原因だったりしますので、恐れずに修正してみましょう。思っていたより簡単に修正できるかもしれません。

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