
Webサイト制作だけではなく、リスティング広告(検索連動型&ディスプレイ広告)を始めとした広告でも使用される「バナー」。今回は効果的にユーザーへ商品やサービスを訴求するためのバナーデザインについて紹介します。
目次
リスティング広告における検索連動型広告とディスプレイ広告の違い
検索連動型広告とは、ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンで、特定のキーワードで検索した際に、検索キーワードに連動して表示される広告です。
特定のキーワードに対して情報や内容を詳しく知りたいユーザーのニーズに基づいて広告を表示させることで、ユーザーにクリックしてもらえる事になります。
対して、バナーを使用して配信するディスプレイ広告は、もっと「潜在的」なニーズに訴求するものになります。たとえば、ニュースサイトにディスプレイ広告が表示されていた際、ディスプレイ広告の情報に対して興味を持ちクリックをするユーザーは、キーワードで検索をしたユーザーに比べて、明確な情報を必要としていない状態です。もしくは、広告の内容に関して一切興味がなかった可能性もあります。
だからこそ、バナーによるディスプレイ広告には「この広告は、あなたにとって関係ある情報です」「この広告は、あなたに関わる話です」といったような、見るユーザーに対して当事者意識を高めるようなキッカケを与える注意喚起が必要になります。
Web広告には、「商品リスト広告(ショッピング広告)」という検索連動型広告とディスプレイ広告とは異なるメニューもあります。これはテキストと画像、そしてWebサイトが強く関連する広告の内容になります。弊社のスタッフおすすめ記事にて詳細をまとめた記事も公開中。ぜひ参考ください。
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広告バナーのデザインを行う際のポイント
ディスプレイ広告のバナーに最も求められるものは視認性です。「美しい・きれい」なものよりも「読みやすい」かどうかを意識してください。
例として、クリエイティブな部分にこだわりすぎて、売りたい商品が何なのかがわからなくなってしまっている広告バナーです。
いくら素敵な写真を使用していたとしても、ユーザーへどのような訴求を行う広告なのかが曖昧なバナーを、クリックするユーザーはいません。
海外ブランドのアパレル・インテリア関連の業種に多い傾向ですが、ブランドイメージの認知のためにテキストをほぼ使用せず画像のみで広告出稿されている事例も多数あります。
パッと見で目に入り、「この商品に興味がある」とユーザーが一瞬で理解できる写真やキャッチフレーズなどを、広告バナーの中にしっかりと配置することがとても大切になります。
Webバナー作成時の3つのポイント
ディスプレイ広告のバナーを制作する際に、下記の3点が基本となります。
①掲載先のホームページ内でどうやって目立たせるのか
②インパクトのあるキャッチフレーズやデザインを意識する
③掲載先を閲覧しているであろうユーザーにマッチしたバナーデザインにする
Web上で掲載されるバナーが、色やデザインが掲載先のWebサイトへなじみすぎてしまうと目立ちにくくなります。
Webバナー作成時に入れ込むテキストに対して意識する2つのポイント
バナーのデザインだけではなく、画像内に記載するテキストにも注意するポイントが2つあります。下記の2点を意識することで、よりユーザーからの反応を獲得しやすいバナーに近づいていきます。
ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字、数字を組み合わせる
カタカナだけでテキストをまとめたり、ひらがなを多用しすぎたりすると、パッと見ただけでは伝わりにくい文章になることが多いです。
バナー内の限られたスペース内に文字を並べる際は、カタカナ、漢字、ローマ字など複数の種類の文字をうまく配列することで読みやすくなります。
バナーデザイン内にテキストを詰め込みすぎない
人がバナーデザインを一目で見た時に、訴求したい内容へ伝わるように、要素をまとめたシンプルなキャッチコピーとなるよう意識してください。文言の重複はできる限り避け、ユーザーにとって具体的なメリットを入れ込む事で、より内容が伝わりやすくなります。「無料」などの金額を表現するキーワードや「10品限定」といった限定表現も効果的です。
広告クライアントの立場となると、自社の商品やサービスをたくさん訴求したいという気持ちが強く出てしまう傾向にあります。
しかし、商品の詳細やサービスのメリットは、広告のバナーをクリックしたリンク先にしっかり記載し、まずは最も訴求したい内容がユーザーにしっかり伝わる文言となるような工夫が必要となります。
バナーデザインを制作する際に参考となるWebサイト
バナーデザインを掲載しているWEBサイトまとめをご紹介します。Webデザイナーの方にも参考となるサイトを挙げていきます。
バナーサイズやカテゴリー、カラーがとても細かく分類されていて、バナーが非常に探しやすいサイトです。
また、バナーをクリックするとWebセーフカラーのコードが表示されます。デザイナー視点からもとても使いやすいサイトではないかと思います。
沢山のバナーデザインを一度に見ることができるようにレイアウトされたギャラリーサイトです。フリーワードでの検索機能だけではなく、画像サイズでのフィルター検索も可能です。
人へ共感性を持たせるバナーデザインの制作を目指す
ユーザーは納得することよりも、共感することにより動きます。自分の言いたいこと(企業が伝えたいこと)ばかりを押し出しているバナーデザインやWebサイトは、広告成果(コンバージョン)に繋がりにくくなります。今回の内容を参考に制作フローを進めていきましょう。
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