リノベーションにもデメリットはある!知らないと損する3つのポイント
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中古物件を購入して大がかりな改修をおこなう「リノベーション」が人気です。新築物件よりも安価に取得できるイメージも、人気の理由のひとつと言えるでしょう。しかし、リノベーションにも少なくないデメリットがあります。リノベーションしたために損をすることがないよう、ぜひデメリットについても知っておきましょう。

リノベーションが人気の理由

リノベーションが人気の理由

リノベーションとは、すでに完成している物件に大規模な改修を実施し、今まで以上に価値を高めることを指す言葉です。よく似た意味で使用される言葉として「リフォーム」がありますが、リフォームは通常、古くなった部分に新しい設備を導入したり壊れた部分を直したりする「修繕」の意味で使用されることが多いです。

近年、リノベーションが人気の理由として、古いものに対する価値観の変化を挙げることができるでしょう。

一昔前はとにかく新しいものが良いとされていたため、現代の価値観から言えば「趣がある」「重厚感がある」とポジティブに捉えることができる建物も、古くて不便になったら取り壊し、新たな住宅に建て替えていました。

しかし、古いものも素晴らしいという価値観が誕生したことから、あえて外観を変えないで内装だけ近代的にしたり、トイレや浴室といった水回りだけを最新の仕様にして便利にしたりするリノベーションが人気を集めるようになったのです。

費用を安く抑えられることも人気の理由

土地の価格が急上昇しない限り、一戸建てもマンションも築年数が増えると価格が下がることが一般的です。特に15~20年が過ぎると急激に価格が下落する傾向にあるため、あえて中古住宅を購入してリノベーションを実施する方も少なくありません。

また、分譲マンションでは10~15年に一度程度の間隔で大規模修繕工事が行われることが多いのですが、毎月の修繕積立金だけでは不足する場合には数十万円~百万円ほどの金額を所有者が一括で支払わなくてはいけないこともあります。しかし、すでに大規模修繕工事が終わったマンションを購入すれば、一定期間はまとまった資金の請求から回避することができるでしょう。

好立地物件が見つかるのも中古物件ならではの魅力

駅前の便利な場所や風光明媚な場所、また、憧れの高級住宅街には、すでに住宅が多数並び、新たに戸建て住宅やマンションを建てることが難しいケースも少なくありません。

しかし、中古物件や中古マンションなら人気の場所に住むことも不可能ではないでしょう。

新築として売り出されたときよりも安価になっていることも多いため、高い価値の物件を手軽に購入できる可能性もあります。リノベーションして新たな価値を付与すれば、立地も住宅も理想のものを手に入れられるかもしれません。

リノベーションの3つのデメリット

リノベーションの3つのデメリット

新築住宅では出せない独特の風情を感じることができたり、住宅取得にかかる費用を抑えたりと、リノベーションをすることで多大なメリットを得られることがあります。しかし、少なからぬデメリットも存在します。特に次の3つのデメリットは、中古物件を購入する前に吟味する必要があるでしょう。

  1. 必ずしも新築物件よりも安いわけではない
  2. 耐久性や住宅設備に問題が生じることがある
  3. ローンの金利が高めのことがある

デメリット1:必ずしも新築物件よりも安いわけではない

リノベーションにはお得なイメージがつきものですが、実際のところ、お得とは限りません。中古物件でもあまり価格が下がっていないなら、リノベーション工事をする分、新築物件よりも高額な費用がかかることもあります。

また、十分に価格が下がった物件であっても、リノベーション工事の内容によっては、新築物件よりも高額な費用が生じる可能性もあります。特に建物の構造自体に手を加える場合には、建て替えと変わらないほどリノベーション代がかさむことも珍しくありません。

デメリット2:耐久性や住宅設備に問題が生じることがある

住宅が古くなると、耐久性も衰えていきます。物件によっては土台から補強する必要があるため、建て替え以上の費用が生じることもあるでしょう。

また、マンション等の共同住宅の場合、室内をどれだけ改修したとしても、建物の構造や水道管、下水管などは新しくすることができません。そのため、共用設備や上下水道関係で問題が生じたり、思ったよりも短期間しか居住できなかったりする可能性があります。

デメリット3:ローンの金利が高めのことがある

中古住宅の購入に住宅ローンを適用することも可能です。しかし、金融機関によっては、新築住宅よりも中古住宅のローンのほうが高金利のこともあり、利息が高額になる恐れもあります。

また、リノベーション代に関しては住宅ローンよりも高金利な「リフォームローン」を利用しなくてはいけないケースもあり、さらに利息が高額になる可能性があるでしょう。

金利がわずか年0.1%増えるだけでも、借り入れる金額が数千万円単位ならば利息は年に数万円単位で増えてしまいます。リノベーションを検討する前に、住宅ローンやリフォームローンについても金融機関に相談しておきましょう。

リノベーションが良いとは限らない!デメリットを把握して物件を選ぼう

メリットが多いリノベーションですが、必ずしもリノベーションがお得かつ最善の選択になるとは限りません。土地や物件自体にこだわりがない限り、住宅会社やリフォーム会社に相談し、リノベーションするという方針だけでなく新築住宅を購入するという案も比較検討するほうが良いでしょう。