部下の成長のために、上司がやるべきこと取るべき行動とは

記事公開日:2018.04.27

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自分が管理する部署のメンバーや部下の成長は、企業の管理職として期待する事ですよね。部下が成長するために上司は何を行えばよいのか、どのように考えて部下に接するべきなのか。良くない上司の特徴も併せて、考えてみます。

 

部下にとって良くない上司とは

多くの組織で、部下が上司を選ぶことは出来ません。良い上司の部下は成長する可能性も高いですが、悪い上司の部下になった場合は成長が阻害されることもあるでしょう。まずは、部下にとって悪い上司の特徴をご紹介します。

1.コミュニケーション能力が低い上司

コミュニケーションスキルの低さは、悪い上司に見られる特徴です。自分の考えを部下に上手く伝えられないだけでなく、部下の考えに共感する能力も欠落していたりするようです。責任者として部下を理解する意識が薄くては、部下に対する必要なサポートが出来ません。

2.活動方針に一貫性がない上司

部下は上司の指示に従って仕事を行います。上司の指示が都度バラバラであれば、部下の仕事もはかどりません。部下からすると、上司に足を引っ張られる感覚すら覚えます。上司への信頼が薄ければ、部下は勝手な判断で行動するようになるでしょう。

3.細かい部分の指示ばかりする上司

部下に任せた仕事に対して、細かい内容の指示ばかりを出す上司です。部下の自主性を尊重しないで、失敗するリスクを取ることをしない上司は、部下の成長する機会を奪う悪い上司です。部下に任せた仕事に対して、自分がやるのと変わらない時間を消費し、上司としてやらるべき他の仕事に時間を使えなくなるのです。

4.自分にできない事を部下に押し付ける上司

自分が出来ないことや、面倒なことを部下に押し付けるのは悪い上司です。部下は、嫌な仕事ばかり自分がやらされている気持ちになってしまいます。なぜ仕事を振るのか、部下に対して必要な説明をしない上司は悪い上司です。

他にも、悪い上司の特徴として「公平性がない」「自分の手柄にしたがる」「情報共有をしない」といった項目があげられます。部下を持つ立場の皆様、普段の行動で当てはまっている部分はないでしょうか。

成長には叱ってくれる存在が必要である

今回の記事を書いていて思ったのは、社会に出てから先輩やチームリーダーといった、上司に褒められた記憶が薄いなということです。褒められたことが全然無いということではなく、失敗して叱られたことや困難なやりとりをした事の方が経験学習となって、強く記憶に残っているということでしょう。

人が成長するには、厳しさが必要です。部下は叱ったり、厳しい指示を出す上司を忌み嫌うかもしれません。しかし、人を叱ったり人に小言を言ったりすることが、どれほどの苦悩と大きなエネルギーを消費するのか。部下を持つ方であればご理解いただけるのではないでしょうか。

部下を育成する責務のもと、嫌われる覚悟で小言を言い続けなければならない上司の仕事。部下のいる立場になってみないと経験出来ないものでした。現在も、自分の近くには厳しい目を向けてくれる人がいます。厳しさイコール期待。前向きに捉え、自らも良い上司にならなくてはいけません。

上司という、組織内におけるリーダーの役割について、『組織でのリーダーの役割を考える』『組織を機能させるために現場を管理するリーダーが果たすべき役割とは』にも詳しく載っています。ぜひ、ご参考ください。

 

部下を成長させる良い上司とは

良い上司はどんな意識を持った人なのか。人を成長させる上司の行動をご紹介します。

1.目標を設定し結果にこだわる上司

結果を出させるために重要なのは、目標を設定されているかどうかです。大切なのは目標の持つ意味、達成時に得られる成果を、部下に理解させることが出来る上司かどうかです。加えて欠かせないのが、目標達成を厳しく促せるかです。運動と同様に、成長にはある程度の負荷が必要です。つまり仕事においては、厳しい人が欠かせないのです。

2.答えをすぐに教えない上司

成長には負荷が必要と記しましたが、特に部下に「考える負荷」を与えることが大切です。学生時代の勉強とは違う、仕事経験の中で問題意識を持って考える行為が、部下の成長を促すことになります。良い上司は答えを言わず、人材育成のためにヒントを与えます。

3.結果を出す過程も把握している上司

結果にこだわりつつも、過程を見る一面も大切です。目標を達成する方法やペースは、一通りの方法ではありません。達成するための手段を考えて行動する、セミナーで学んだりなど、一連の試行錯誤が経験学習サイクルを回し、部下を成長させるのです。過程の中で何かを得るために、敢えて回り道をさせる事も時には必要かもしれません。

4.得意分野を伸ばす指示をする上司

不得意なことではなく、部下の得意なことを伸ばすよう仕事を振り分けるのも良い上司の特徴です。黙々と作業を進めることが得意な者には、作業的な仕事を振り、完了までのスピードと精度を向上する指示を与えます。対人交渉が得意な者には、案件受注までに専念させ、受注数を積み重ねるように指示。良い上司は、部下の人間的なタイプを見極めて得意なことを伸ばしていくサポートを行うのです。

5.部下から学ぶ意識がある上司

常に学ぶ意識を持つ上司の姿を見た部下は、学ぶことの大切さを理解します。上司として最も効果的な行動は、わからないことを部下から聞く姿勢を見せることです。上司は部下の話や意見から学びを得られ、部下は上司に教えること、知っていることをアウトプットすることでの学びに繋げられるのです。

部下を成長させることに関して『部下を育成して戦力にする方法にも詳しくありますので、ご覧ください。

まとめ

部下の成長には、上司自らが成長意欲を持ち続けることも大切です。上司である事で受ける様々なプレッシャーを自分にプラスになると捉えられる人は、部下も成長させ自らも成長していきます。成長意欲の有無が、良い上司と悪い上司の大きな違いなのかもしれませんね。

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筆者

Y.Nakahigashi

ラジオ局勤務を経て現職。若いスタッフが多いオフィスに、若干落ち着かない40代。見るもするもの野球好きで、少年野球の指導にも携わる。週末に野球をとるか家族をとるか。その選択が現在のもっぱらの悩みとなっている。いつまで経っても100を切れないゴルフと、知人から半ば強制的に連れて行かれる山登りを少々たしなみ、人畜無害の外見からか、知らない人に道を尋ねられることも多数。好きな動物は猫。好きなテレビ番組は「旅サラダ」。

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