組織を機能させるために現場を管理するリーダーが果たすべき役割とは

記事公開日:2018.04.16

最終更新日:2018.04.19

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組織において、管理職が経営者から求められるものに、部署を管理し行動させるリーダー的役割があげられるでしょう。部下を育成してまとめ上げるために必要な行動とはどういったものなのか。必要な能力と能力を身に着けるための取り組みとは何か。今回はリーダーの在り方について考えてみます。

ビジョン型リーダーのスタイルとは

時代の変化にあわせて人間の考え方も変化し、リーダーやマネージャーに求められる在り方は変わります。起業したての会社と、歴史を重ねている会社では、必要なリーダー像も違ってくると思います。

チームマネジメントにおいて、近年ではビジョン型リーダーという言葉も耳にします。自らの意思、行動力、カリスマ性で組織やチームメンバーをグイグイと引っ張るようなカリスマ型とは異なるビジョン型リーダーとは、どういったものなのでしょうか。

ビジョン型リーダーの役割

ビジョン型のリーダーの役割は、「ビジョンを創造し、組織のメンバーに伝える」ことです。伝えること以外は、信頼を置くメンバーに委任してしまうことで、メンバーが自ら考えて仕事をするようになり、変化の激しい今のビジネスシーンに対応出来る組織となる可能性が生み出されます。ビジョンを創造して伝える。リーダーが会社のビジョンをしっかりと把握し、スタッフの「働く理由、働く目的」をも明確にしてあげるのです。

ビジョンを伝える意味

スタッフ全員が、働く理由や目的をはっきりと持っているとは限りません。ただなんとなく仕事をしている人も多いのかもしれません。自ら考え、目標を設定し達成できる人材に育てるためには、働く理由や目的をはっきりと自覚させる事が必要です。

組織内でどの部分を担っているのか、携わるプロジェクトの重要度はどの程度か。会社から求められている役割をひとりひとりが自覚できるように、わかりやすく説明し伝えることが、リーダーの重要な仕事といえるでしょう。

リーダーがビジョンを持つ必要性

起業家や創業者が当然のように持っている未来へのビジョン。しかし、リーダーといっても雇用されている立場の場合、会社の将来的ビジョンを持っている人ばかりではありません。リーダーがビジョンを描けるようになるための秘訣は、「常に考えること」ではないでしょうか。

通勤時間や休憩時間などに意図的に考える時間を設けてみるというのはどうでしょう。リーダーとして、次々に発生する案件に追われるだけでは人間的な成長も期待できません。周囲の人を引っ張る立場であるリーダーだからこそ、しっかりと考える時間を作る。今の状況を見つめることで得られる気づきや改善策、将来の方向性を考えることが、リーダーとしてのビジョンに繋がっていくでしょう。

リーダーのビジョンを伝えることが大切

大切なのは、考えをリーダーの頭の中で完結しないこと。ビジョンは、リーダーから部下やスタッフに浸透させなくては意味がありません。会社には様々な部署があり、部署ごとに異なる業務が存在します。業務のひとつひとつが、会社にとって欠かすことの出来ない業務なはずで、担う社員は貴重な存在です。自分が携わる業務が、会社を支えている。会社が何を目指しどんなビジョンを持っているのかに、興味を持って考えるきっかけを、リーダーとして提供することが、仕事への取り組みを真剣にして更なるスキル向上への原動力となるのです。

リーダーが経営者の考えを理解すること

管理者たるリーダーが、経営者の考えを正しく理解していなければ、部下に間違った方向性を伝えてしまい結果的に企業にとってマイナスな時間を生んでしまいます。組織を機能させるためには経営者、または組織のトップが目指す形を、リーダーである管理者が正しく把握している必要があります。経営者や組織のトップの考えを理解するための、リーダーとしての行動をいくつか挙げてみます。

リーダーとしての考えを伝える

経営幹部や管理者であれば、少なからず経営者や社長といった、組織のトップの人とコミュニケーション出来る立場です。単に報告するだけではなく、次の施策や現状に対するリーダーとしての自らの考えをぶつけてみることで、トップの考えが返ってくることが期待できます。話をする機会が生まれればお互いの理解も深まり仕事が進めやすくもなるでしょう。

経歴を知る

トップに立つ人のルーツや社会人としての経歴を知ることは、理解するための材料になります。なぜ会社を立ち上げたのか、なぜ今の業種を選んだのかの理由が見つかるはずです。管理者、リーダーとして動きやすくするためには、所属する組織のトップの情報をより多く入手しておきましょう。

行動を観察する

経営者や社長の行動を、意識して観察してみましょう。何に時間を使っているのかがわかり、時間の使い方で、重要に考えていることが把握できるでしょう。経営する立場の人間が時間を使う案件は、会社にとっての優先度も高いはずです。何に時間を使っているのかを把握して、自分に課せられる次の任務が予測しましょう。

相手の立場で考えてみる

社長ならどうするか。社長に近い立場の人間であれば必要な考え方です。社長の考え方を意識した判断を繰り返すことで、リーダーであるあなたが下す判断も、社長が下す判断に近い結果となっていくでしょう。結果的に社長が判断に使う時間を幹部が吸収し、社長に貴重な時間を提供できるようになるのです。

 

まとめ

わからない事が多かったり、判断するための情報が乏しいと、人は不安になり行動も鈍くなります。管理者の不安は、指示や教育を受ける側のスタッフにも伝染してしまいます。リーダーとして、管理する部署を上手に機能させるために、まずは組織のトップの考えやビジョンを知り、自分の行動や判断に自信を持てる状態を作りましよう。

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筆者

Y.Nakahigashi

ラジオ局勤務を経て現職。若いスタッフが多いオフィスに、若干落ち着かない40代。見るもするもの野球好きで、少年野球の指導にも携わる。週末に野球をとるか家族をとるか。その選択が現在のもっぱらの悩みとなっている。いつまで経っても100を切れないゴルフと、知人から半ば強制的に連れて行かれる山登りを少々たしなみ、人畜無害の外見からか、知らない人に道を尋ねられることも多数。好きな動物は猫。好きなテレビ番組は「旅サラダ」。

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