デザインを身につけるためのインプットとアウトプット

記事公開日:2018.02.27

最終更新日:2018.03.22

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デザインの仕事に関わっていると、人から「自分にはセンスがないから」「絵が下手だから」などと聞きますが、生まれもってデザインセンスがある人はいません。

 

今回のブログ記事ではデザイン力を上げるためのインプット・アウトプットについてお話しします。

 

デザインに必要なのはセンスではなくロジック

デザインとアートそれぞれの考え方

 

「デザイン」と一言で言うと「絵心」「アート」と同一視している人が多くいますが、デザインという言葉は「意匠」「設計」といった言葉の意味に近いものを持ちます。

 

アートは個人が作品を制作し鑑賞側に「問いかけ」を行う一方で、デザインは物事の疑問や課題、不便さなどに対して「答え」を提示するものと考えられます。

 

アートは個人が表現したいことを際限なくできるのに対して、デザインは一定の基準やルールに法って表現されます。

 

求められるデザインを目指すために

 

デザインの表現は数学のような決まったものは無く、デザイナーはデザイン制作を依頼する側・デザインされたものを使う側の要望や不満を解決の目的とします。

 

そして、目的に近づくための思考・概念の組み立てを行い、様々な媒体に応じて表現することを求められます。

 

ジャンルや方向性、サービスによってはデザイナーに美的センスも必要とされる場面もあるかと思います。

 

しかし、もっとも大事なのはデザインを制作して行く上での思考「ロジック」です。デザインを制作して行く上で「なぜ、このデザインにしたのかと言う理由・理論」が求められます。

 

それでは、思考「ロジック」を身につけるための方法、インプットとアウトプットについて説明していきましょう。

 

インプットとアウトプットとは?

デザインは時と共に流行が変わり、新しくキャッチーなものが求められ、デザイナーは要望に答えていかなければなりません。

 

様々な媒体でのデザインに興味を持ち、見たりして頭に入れることがインプット、頭に入れた情報を実践することがアウトプットになります。

 

なぜインプットした情報をアウトプットする必要があるかと言うと、インプットした情報を自身の頭で考えて発信することで、よりデザインの思考が身につくためです。勉強して知識を身につけていくといった点では、受験勉強や、資格の取得などと方法は同じです。

 

もちろん、いいと思ったデザインをそのまま模倣するだけでは自分のデザイン力にはなりません。アウトプットする際は「なぜ綺麗と思ったのか」「なぜかっこいいと思ったのか」などといったデザインの思考を紐解いて行くことで、よりデザイン力が身につきます。

 

デザイン力を身につけるインプット

デザイナーそれぞれには専門にしているジャンルがあります。webデザイナー、グラフィックデザイナー、プロダクトデザイナー、インテリアデザイナーなどたくさんあります。

 

しかし、WebデザイナーがWebサイトだけ、プロダクトデザイナーがプロダクトデザインだけをインプットしても、専門知識の定着だけで終わってしまい、新しい創造性は生まれません。自分のジャンルだけに囚われず広い範囲で興味を持ち、情報をインプットさせましょう。もちろんデザインに限らないジャンルにも視野を広げましょう。

デザイン力を向上させるアウトプット

 

上記でも書いたように、デザインの思考を紐解きながらアウトプットすることは大切です。インプットして自分の中に知識として蓄えても、アウトプットしないと自分の力にならず忘れてしまいます。アウトプットして頭・体に覚えさせるのが一般的なアウトプットですが、よりデザイン力をあげるアウトプット方法を紹介します。

 

情報を発展させてアウトプットする

 

インプットした情報をそのままアウトプットすると、文字・フォント・色・配置など感覚の根拠が見えてきます。見えてきたところでもうひと工夫加えてアウトプットしてみましょう。

 

思いついたアイディアを加えてみたり、他でインプットした情報と組み合わせてみたりなど。試行錯誤することで1つの情報からパターンが生まれ、自分の中の創造性が広がります。

 

アウトプットしたものを人に見てもらう

 

情報をアウトプットして終わると、自分の中で情報が完結してしまいます。自分が作ったものを人に見てもらうことで、自分が目指した意図と合っているか、他人から見てどう感じたかが判断でき、意見を得ることでより良いデザインになっていきます。

 

デザインは相手が望むものを組み立てる

センスがいいと思う感性は、ひとそれぞれで変わってきます。8割の人間に「センスがいい」と認められるデザインを作ったとしても依頼者が「そう思わない」2割に入ってしまったら意味がありません。

 

依頼者が望んでいるものにデザインを近づけるためには「情報(どんなイメージにしたいか・コンセプト等)」をあつめ、印象や感性を理解した上で「組み立て(ロジック)」を行い、目的としている地点・価値まで「促す」ことが求められます。デザインの印象や感性を理解するためにはインプット・アウトプットは欠かせないフローです。

 

最後に

 

仕事や生活で忙しくなってくると、インプット・アウトプットはついおろそかになってしまいます。インプット・アウトプットをしなくなるとデザイン力が下がり、時代に取り残されてしまいます。デザイン力を下げないためにもいろんなものに興味を持ち、インプット・アウトプットは習慣づけて行えるように目指しましょう。

 

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