トレンドカラーの決め方

記事公開日:2017.02.25

最終更新日:2017.10.18

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よくテレビなどで「今年のトレンドカラーは…」と耳にすることも多いのではないでしょうか。大体の方は「今年はこの色が流行るのか」などと、特に思うこともなく聞き流しているはずです。しかし、ここで疑問を感じる人がいるのではないでしょうか。毎年変わるトレンドカラーをいったい誰が決めているのでしょうか?今回はトレンドカラーの決まり方と、今年のトレンドカラーについて記事を書いていきたいと思います。

トレンドカラーとは?

「トレンドカラー」つまり流行色のことです。流行色は、ある一定の期間に集中して流行る色相や色調のことを指します。よくファッション雑誌でトレンドカラーをファッションの流行色として取り入れられていたり、webサイトのデザインで取り入れられていたりします。春夏、秋冬と2回に分けて発表されています。また、今年のトレンドカラーとして発表されていたりもします。

実は2年前から決まっている!

毎年変わるトレンドカラーですが、国際流行色委員会(インターカラー)という国際組織により、実は2年前から決まっています。

国際流行色委員会とは

国際流行色委員会はインターカラーとも呼ばれている、非営利の色彩情報団体のことです。各国1団体ずつから構成されており、ファッションを用いる流行色を選定しています。加盟国は、アメリカ、イギリス、イタリア、韓国、スイス、スペイン、タイ、中国、デンマーク、ドイツ、トルコ、日本、ハンガリー、フィンランド、フランス、ポルトガル(2016年12月)となっています。日本、フランス、スイスは発起国となっており、1963年に発足しました。

加盟各国が提案色を持ち寄り、6月に春夏カラー、12月に秋冬カラーを決めています。2年前に決めているので、どこよりも早く情報が決まり、ファッション流行色情報の中心となります。
そして、その話し合いを持ち帰り、日本の代表団体である「日本流行色協会(JAFCA)」がシーズンの約1年半前に国内市場向けに方向性や素材など話し合われ、正式にトレンドカラーが決定します。その後、ファッション情報として消費者に商品として伝達され、トレンドカラーが流行します。トレンドカラーを早く決めることにより、メーカーなどファッション業界に選定色を反映させることができます。つまり、トレンドカラーを浸透させるには約2年間を要することがわかりますね。

パントン社のトレンドカラー

インターンカラーの他にも、世界で使用されている色見本帳の一つである、パントンのパントンカラー・研究所からもトレンドカラーは発表されています。パントンといえば、デザイナーの方なら誰しも1度は聞いたことがあると思います。グラフィックデザインや、印刷などに、色を指定する際に使われています。毎年12月に「カラー・オブ・ザ・イヤー」として主にデザインなどに携わる人に向けて発信されています。

今年のトレンドカラー

パントン・カラー研究所から2017年のトレンドカラーは、安らぎと再生の緑である「グリーナリー(Greenery)」となりました。春を思わせるような、鮮やかで、目に優しい、黄緑色です。身近なものだと、抹茶を彷彿させそうです。パントン社が「自然の結びつき」「新たな始まり」という意味を込めて、選定したそうです。安らぎとあるだけあって、見ているだけでほっとするような色合いですね。

日本流行色協会からは、テーマカラーといい、その年を象徴する色合いが発表されています。トレンドカラーとは違い、これから流行する、流行した色であり、少し外れてしまいますが、ご紹介したいと思います。2017年を象徴するカラーは「リーディングレッド(Leading Red)」が選ばれました。選定理由として「決断、エネルギー」「人間らしさ」「日本」の3つのキーワードが挙げられています。リーディングレッドというだけだあり、明るくすっきりとした赤色です。

春夏のトレンドカラー

同じくパントン社から
ナイアガラ
ラピス・ブルー
アイランド・パラダイス
グリーナリー
ケール
ヘーゼルナッツ
プリムローズ・イエロー
フレイム
ペール・ドッグウッド
ピンク・ヤロー
が選ばれました。

今年のトレンドカラーである、グリーナリーも入っていますね。自然を彷彿させるような色合いが多い印象を持ちました。日本流行色協会からは全体的にグレーがかった色合いから、大体なビビッド色を使った組み合わせが多い印象を受けました。そこにもトレンドカラーであるグリーンが使われています。2017年のトレンドカラーであるグリーンが流行することが分かりますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。個人的に、グリーンが大好きなので、トレンドカラーに選ばれていて、とても嬉しく思います。周りにたくさん取り入れたいと思います。そして流行色はたまたまはやるというわけでなく、2年前からじっくりと世界各国で話し合い、戦略を立てて、計画されて流行していることが分かりました。私はこの話を学生の時に聞きました。それまでは、
たまたま流行っているのだろうと思っていたので、初めて聞いた際には、人の手で操作され流行っているのは、とても面白いなと感じました。

確かに2年くらい前でないと、流行にメーカーなどが追いつかないですよね。いちはやくトレンドカラーを知る方法としては、展示会に足を運んでみるのも手です。その色にも合わせやすそうなグリーナリーですが、組み合わせに悩んだ時は、パントン社のHPに組み合わせに適した色合いの画像が掲載されているので、そちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。2017年のトレンドカラーである、グリーンをファションやデザインに是非取り入れてみてください。

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筆者

A.Yabe

Bigmac制作部に所属。まだまだひよっこなので、早く一人前になれるよう、勉強の日々です。覚えることは沢山ありますが、新しい知識が増えることがとても楽しいなと感じます。ぼんやりと空を見上げていると、気持ちがリフレッシュし、新しいアイデア浮かんだりするので好きです。好きなデザインに出会えると、恋をしたようにドキドキが止まりません。人の心を射止めるようなデザインができるように頑張っていきたいです。よろしくお願いします。

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