イラストレーター入門 最初に知ってると便利なツールの特性と操作方法

初めに

仕事をする上でIllustratorを使うようになり、大抵のIllustrator作業は問題なく行えるようになりましたが、初めの頃はIllustratorを勉強しようとしても機能がいっぱいで「何から始めていいか分からない」ということがありました。そこでIllustratorについての基礎を段階を踏んで紹介していきたいと思います。今回は最初に知っておくべき基礎ツール編です。紹介する基礎ツールは以下です。

①選択ツール
②ダイレクト選択ツール
③ペンツール
④文字ツール
⑤図形ツール
⑥回転・リフレクトツール

これを覚えて多くとIllustratorの基本操作は可能になります。順を追って説明していきましょう。

選択ツール

図形やテキストなどを選択し移動・変形・複製などを行えるツールです。選択したいオボジェクトをクリックして選択し、クリックしたままドラッグさせると移動します。また選択時に表示されるバウンディングボックスの白い点をクリックしたままドラッグすることで変形します。

選択ショートカットキー
【Shift】+ドラッグ複数→複数のオブジェクトを選択。一度選択したものをもう一度クリックすると選択解除になる。

移動ショートカットキー
【Shift】+ドラッグ→平行・垂直・斜め45度移動(移動させる方向で決まります)
【alt】+ドラッグ→複製

変形ショートカットキー
【Shift】+ドラッグ→端を起点に縦横固定比率で変形
【alt】+ドラッグ→中心を起点にドラッグする方向で変形
【Shift】+【alt】+ドラッグ→中心を起点に縦横固定比率で変形

 

 

ダイレクト選択ツール

アンカーポイントの編集

Illustratorの図形の要素は主にパスと呼ばれる線で構成されています。「アンカーポイント」と言う点を線で繋いだものが「セグメント」セグメントの曲線はアンカーポイントから伸びる「方向点」と「方向線」で決められます。ダイレクト選択ツールはそれらを選択・移動・変形することができるツールです。

選択ショートカットキー
【Shift】+ドラッグ複数→複数のアンカーポイントを選択。一度選択したものをもう一度クリックすると選択解除になる。

移動ショートカットキー
【Shift】+ドラッグ→平行・垂直・斜め45度移動(移動させる方向で決まります)
【alt】+ドラッグ→アンカーポイントの複製

ライブコーナー

ダイレクト選択ツールでオブジェクトを選択すると角に「コーナーポイント」が表示されます。これをダイレクト選択ツール(選択ツールでも可能)でドラッグ来ると図形の角を編集できます。角の形は角丸以外にすることも可能です。ダイレクト選択ツールを使用すると編集する角を選択することができますが選択ツールだとオブジェクトの全ての角に変形が適用されます。

ペンツール

ペンツール

ペンツールはパスを描写していくツールです。クリックするとアンカーポイントを設置でき、続けてクリックしていくとセグメントで繋がり図形を作ることができます。ドラッグをすることで方向線を含むアンカーポイントが出来、曲線も同時に描画出来ます。

アンカーポイントの追加

パス上でクリックすることで指定の位置にアンカーポイントを追加出来ます。複数の図形が重なる場合は、あらかじめアンカーポイントを増やすオブジェクトを選択し、選択パス上をクリックすることで他のオブジェクトに誤ってアンカーポイントが作られることがありません。

アンカーポイントの削除

アンカーポイント上でクリックすることで指定のアンカーポイントを削除削除出来ます。削除した際、次点のアンカーポイントにセグメントが繋がりますので図形を単純にしたい場合などに使用します。

アンカーポイントツール

アンカーポイントを切り替えるツールです。方向線が無いアンカーポイントをドラッグすると新規の方向線を追加できます。
また方向点をクリックすることで、角方向点の向きを変更することができます。なお方向線があるアンカーポイントをクリックすると、方向線を削除できます。

文字ツール

文字や文章を入力するためのツールです。入力後も変更・削除などすることができます。

文字ツール横書き縦書き

それぞれ横書き縦書きで文章を入力することができます。クリックした箇所にI ビームが表示されテキストを入力することができます。ドラックすると四角のテキストボックスが制作され、ボックスの範囲内にテキスト入力ができます。テキストボックスは生成された範囲内で文章が自動的に次の行にかわりますが、テキストボックスで入力していない場合は次の行に行きたい箇所で【Enter】を押さないと次の行に移行しません。

エリア内文字ツール

パスで制作された図形をツールでクリックするとその図形がテキストボックスになり、選択された図形内でのテキスト入力ができます。テキストボックスに変更されたあともパスで図形の編集が可能です。

パス上文字ツール

このツールでパスをタッチすると、円形や曲線などのパス上にテキスト入力が可能になります。またパス上でどの部分から文章が始まるのか指示もできます。また、エリア内文字ツールと同様、テキスト入力後にパスの編集もできます。

文字タッチツール

テキスト内の文字を選択し、個別に編集をすることができるツールです。文字タッチツールで文字をタッチすると文字が四角のボックスに囲まれて、各角と上部に一つと全部で5つのポイントが表示されます。左下がベースラインで、編集する際の基準点になります。それ以外のポイントはドラッグすることで文字の編集が可能です。右下は水平比率での編集になり、左上は垂直比率、右上は文字の大きさを編集できます。上部のポイントは回転編集ができます。ボックス内をクリックしてドラッグすると位置を移動させることができます。もちろん色などの編集も可能です。

図形ツール

パス上の図形を制作できるツールです。長方形・楕円・多角形などの図形を制作できます。ドラッグすることで図形を作成できます。またドラッグをせずにクリックだけすると各図形の数値入力ウィンドウが開きます。多角形ツールの場合は角の数入力も可能です。図形ツールで製作された図形もライブコーナーで角の編集が可能です。

【Shift】+ドラッグ→縦横(もしくは各辺)同比率の図形作成
【alt】+ドラッグ→クリックした点を中心に図形作成。(多角形・スターツールを除く)
【Shift】+【alt】+ドラッグ→クリックした点を中心に縦横同比率で図形作成

 

 

回転・リフレクトツール

選択したオブジェクトを回転・反転するツールです。編集するオブジェクトを選択した状態で回転・リフレクトツールに変更すると中心に回転・反転軸が設定されドラッグすることで回転・反転します。クリックで軸の位置を変更できます。また【alt】を押しながらクリックすると回転の数値入力や反転の方向指定ウィンドウが開きます。

回転
【Shift】+ドラッグ→45度ごとの回転
【alt】+クリック→クリックした点を軸に回転
【alt】+ドラッグ→コピーして回転オブジェクトを作成

リフレクト
【Shift】+ドラッグ→45度ごとの反転
【alt】+クリック→クリックした点を軸に反転
【alt】+ドラッグ→コピーして反転オブジェクトを作成

最後に

以上を最初に知っておくとIllustratorを使っていく上で初めの段階につまずきが少ないかと思います。Illustratorなどのソフトは触って慣れることが第一だと思いますので、臆せず使っていきましょう!またIllustratorやPhotoshopなどのadobe製品ソフトは定期的にバージョンアップし、新しい機能が追加され、どんどん便利になっていくので常にアップグレードしそういった情報も見逃さないように注意しましょう。

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筆者

E.Mizuno

2016年12月入社。制作部所属。 主にWebデザインと印刷物、ときおりイラストを担当しています。 印刷業界からWeb業界に転身したばかりなので現在コーディング勉強中。 猫好きで猫を飼ってるけど猫アレルギーなのが日頃の悩みです。 好きなデザイン系統は寒色系シンプル。好きなソフトはAdobe Bridge。好きなショートカットキーはCont+A。愛用文具は製図用シャーペン。 まだまだ未熟者なのでもっと勉強してハイスペック人間になりたいです。

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