ビジュアルウェイトとは?

2016.12.30

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みなさんビジュアルウェイトという言葉は知っていますか?重さは、見た目だけでなく、色にも重さがあります。一目でみて重たそう、軽そうと感じるのは何故でしょうか。今回はそんなビジュアルウェイトについて書いていきたいと思います。

見た目の重さ?

生活の中で、重たそう、軽そうと印象に繋がるものもは見た目の大きさです。当たり前ですが、大きければ大きいほど重く感じます。逆に小さければ小さいほど軽く感じます。それではグラフィックの中ではどうでしょうか?グラフィックの中で占領する大きさが大きければ大きいほど重く感じます。

逆に小さければ小さいほど軽く感じます。ところがそこに色彩が加われば、見た目の大きさだけでなく、色によって重さが変わります。つまり人は見た目の大きさではなく、色によって重さを感じ取っていることが分かります。

色の重さの関係性とは?

先ほどの話であったように、人は見た目の大きさだけでなく色によって重さを感じ取っています。つまり、同じ大きさのもがあったとしても色によっては重さが違うということです。
例をだしていきます。

1大きさ

形が大きいものと小さいものがあったら、どちらが重たそうと感じるでしょうか?よほどのことがない限り、大きい方が重たいと感じます。よくある話ですね。

2色の重さ

例えば同じ大きさのもがあったとします。色は白と黒。どちらが重く感じるでしょうか?大体の人が黒と答えるはずです。コントラストの強いもの、強烈な色のものが一番重く感じるということです。明度が高いほど軽く感じ、低いほど重く感じます。

では、黒背景の場合はどうなるでしょうか?この場合色が強烈なのは白ですね。つまり、黒背景の場合は白が強く出て、重く感じるということです。また、赤は黒と同じくらいに重く感じます。

3サイズが違うもの

今まではサイズが同じもので比べてきました。それでは、サイズが違い、色も違うものはどうなるでしょうか?例えば大きいものが白で、小さいものが黒の箱が置いてあるとします。
どちらが重く感じますか?

大きい箱の方が重く感じそうですが、この場合は小さく黒い箱の方が重く感じます。先ほど書いた通り、人は色によって重さを感じ取っているので、色が強烈な黒の方が重く感じます。サイズが変わっても、小さい黒の方に重さの比重がかかってしまいます。

4テクスチャが加わると

同じ大きさでも、テクスチャが加わるだけで見た目の重さが変わってきます。テクスチャがあるのとないのでは、ある方が重く感じます。

5縁が加わると

今度は縁を加えてみます。同じ色のものでも、黒い縁があるものとないものではどう感じますか?黒い縁がある物の方が重く感じますよね。黒は近くの色まで重く感じさせてしまう性質があるからです。

デザインに活かそう

早速デザインに活かしてみましょう。
ここは重く感じるなと思ったら、サイズだけでなく色を変えてみたり、強く見せたい所には縁をつけてみたりと様々な所に活かすことが可能です。ですが、途中で色や縁を加えた場合は一度全体を見直すことが必要です。また、黒は特に近くの色を重く感じさせる力があるので、黒の近くに配置するときは注意が必要です。

その他のビジュアルウェイト

私たちの生活の中にもビジュアルウェイトは活かされています。例えば、引越屋や宅配便のダンボール箱です。ダンボール箱といえば薄い茶色を思い浮かべる人は多いと思います。
実際、引越屋や宅配便のダンボール箱はどうでしょうか?白色の物が多いですよね。

これもビジュアルウェイトが関係しています。白は茶色に比べ明度が高いので、軽く感じます。重たい荷物も白いダンボール箱に入れるだけで、軽いと錯覚します。

他にも囲碁の碁石も黒の方が少し大きく作られています。この場合、白は膨張色なので黒に比べて大きく感じ取られてしまうためです。ファッションで例えるなら、白は膨張色のためあまり選ばれないといわれていることと同じです。色の大きさや重さは私たちの生活の中でも活かされることが分かりますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?色にまつわる不思議な話はたくさんありますね。
そしてデザインだけでなく、私たちの生活にも活かされていることが分かります。よく見るダンボールもそんな意味があったなんてと驚かされました。

私自身も色の重さは明度くらいだろうと思っていたので、この記事を書いていくうちに、縁やテクスチャを加えるだけで、こんなにも見た目の重さが変わることを知ることができました。これからの自分自身のデザインに活かしていきたいと思います。もちろんデザインやダンボールだけでなく、ファッションにも活かせるはずです。色彩力を磨いて、自分のファッションにも活かしてみてはいかがでしょうか?

色彩やその意味を調べて活かすだけで、見えているものも変わってくるはずです。この記事を読んで、少しでも色彩について興味を持っていただけたら幸いです。

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筆者

A.Yabe

Bigmac制作部に所属。まだまだひよっこなので、早く一人前になれるよう、勉強の日々です。覚えることは沢山ありますが、新しい知識が増えることがとても楽しいなと感じます。ぼんやりと空を見上げていると、気持ちがリフレッシュし、新しいアイデア浮かんだりするので好きです。好きなデザインに出会えると、恋をしたようにドキドキが止まりません。人の心を射止めるようなデザインができるように頑張っていきたいです。よろしくお願いします。

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