Webデザインをする前に必要な情報設計とは

記事公開日:2017.11.28

最終更新日:2017.12.08

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Webデザインを制作する際、デザイン性やクライアントの要望に沿うことも大事ですが、Webデザイナーなら知っておいて欲しい過程が「情報設計」です。情報設計にこだわることでユーザーにとって使いやすく、わかりやすいサイトを作ることができます。

情報設計とは何か?

Webデザインを制作したとき、「なぜこういうデザインにしたのか?」と聞かれて、あなたは即答できるでしょうか?

情報設計とは、簡単に言ってしまえば利用者にとってわかりやすく、使い勝手がよいサイト設計をしていくことを指します。情報設計をしていくことで、デザインができあがったとき、お問い合わせなどのボタンひとつにしても、「なぜここにこのデザインでボタンを置いたのか?」という質問にも答えられるようになるでしょう。

Webサイト構築する上で必要な情報をまとめ、ユーザにとってわかりやすく、使い勝手がいいように設計をしていくこと、更にはユーザーをゴールまできちんと誘導できるような設計をしていくことが、情報設計といえます。

情報設計の流れ

情報設計の過程は、Webサイト制作をしていく中でワイヤーフレームやサイトマップの作成以前に取りかかるべき工程です。情報設計をすることで、作り上げるWebサイトの目的や目的に合わせた導線が明確になるため、しっかりと情報設計を行った上でページ構成・サイト構成といったワイヤーフレーム(レイアウト作成)やサイトマップを作成していくのが良い手順だといえます。
実際に情報設計する際に、まずはクライアントのヒアリングで詳しく色々な情報を聞き出していきましょう。ヒアリングの中でも最低限こちらは考慮していくべきというポイントを挙げていきたいと思います。

なぜWebサイトを作るorリニューアルするのか?

Webサイトを制作するにあたり、まずはなぜサイトを作りたい、もしくはリニューアルをしたいと思い、依頼したのか?その点は必ずヒアリングしていただきたい項目です。なぜなら、WEBサイトを作りたい「きっかけ」が今回制作するサイトの課題であり、改善するポイントであるからです。

例えば、
・訪問数が少ない
・必要な情報が載せきれていないためユーザーが不満に思っている
・ECサイトの売り上げを伸ばしたい
・企業や商品の認知度をあげたい
などなど、Webサイトを制作する上で期待している効果がどういったものなのか?何を問題と感じているのか?などといった点を明確にしていきましょう。

企業サイトの場合

企業サイトの場合などには、とりあえず案内できるホームページが欲しい、というクライアントも多くいるかと思います。とりあえずホームページが欲しい、といった場合でもせっかく作るのであれば、ホームページを通してどういうことを伝えていきたいか?を必ず聞くべきだと思います。

例えば、採用情報をサイトにしっかりと載せていきサイトからの応募も受け付けたいなども出てくるかもしません。特にサイトを作る目的がなく、案内できるものでいいのであれば、最近はテンプレートなどもあり、専門知識がなくてもWebサイトが作れてしまうので、自社で簡単に作ってしまった方がコストもかからず良いとは思いませんか?

自社で簡単に作成することができても、費用をかけてまで制作会社にお願いをする、ということは少なからず制作をすることで何かを求めているということは理解しなければいけません。求めているものが何なのか、希望に応えるためにはどうしていけばいいのかクライアントと一緒に考えていくことが大事だと思います。

今のサイトで生じている問題の原因を分析しよう

問題の原因分析はサイトのリニューアルの際に特に重要となってきます。現行サイトで、問題と感じているものがなぜ発生しているのか?どこで発生しているのか?問題点の分析をしていきましょう。分析を行うことで、問題点を解決した、今よりさらに良いサイトを作り上げることができます。

今のサイトの問題点は必ずしもサイトのデザインや情報の問題だけではない場合も多くあります。表示速度の改善のために、画像を少なくしたり色々試してはみたけれど、結局はサーバーの問題だった、なんてこともよくあることなので、どんな細かな問題でも、原因を突き止めていきましょう。

戦略をたてよう

現状の問題点やその原因の分析、把握ができたところでどうしていくべきなのか戦略をたてていきましょう。戦略を立てる中で、競合他社との比較、差別化、または対象となるユーザー(ペルソナ)の設定などを考えていく必要があります。

そして、ゴールの設定、ゴールまでの誘導など様々なことをこの段階で整理していきます。ゴールに向けての施策を練っていき、しっかりとした目的・目標をもったWebサイトを制作していきましょう。

Webサイトの設計をしよう

施策とゴール、今回制作するWebサイトの目的・目標を明確にしたところで、ようやくWebサイトの中身やレイアウトを考えていきます。設計前の情報整理がないと、設計をする際にそもそもの目的がブレてしまったり、クライアントの意向にばかり沿った設計になってきてしまいがちなので、まずはWebサイトの設計までの過程(情報整理)を必ずしっかりと行い、クライアントにも整理した情報を共有していきましょう。

必要なコンテンツを洗い出そう

まずは現行サイトを参考にコンテンツを洗い出し、洗い出したコンテンツの中でも必要なコンテンツ、必要でないコンテンツ、または載せていきたいコンテンツなどを整理していきましょう。ゴールを明確にしていることで、それぞれのコンテンツがゴールに向けて必要なのかどうか検討しやすくなると思います。

また、必要なコンテンツを洗い出すにあたり重要なのが、必ずしも全ての情報をWebサイトに載せるべきではない、ということです。コンテンツが多くなれば多くなるほど、ユーザーに何を伝えたいのか?がわかりにくくなり、結局のところ何のためのWebサイトなのかがわからなくなってしまうことが多々あります。ユーザーにとって本当に必要なのかどうかWebサイトに載せるべき情報なのかどうかを、必要なコンテンツを洗い出すという工程でじっくりと考えていきましょう。

コンテンツを見せる流れを考えよう

コンテンツを見せていく中でも、その流れによって伝わりやすさが格段に違ってきます。どんな流れやレイアウトで見せていけばユーザーがわかりやすく、納得してくれるのかを考えましょう。

サイト構成・ページ構成を作成しよう

必要なコンテンツと流れ(重要なコンテンツ)を整理したところで、ようやくサイト構成とページ構成を作成していきます。サイト構成・ページ構成の工程がいわゆるサイトマップ・ワイヤーフレームの作成となります。

まとめ

WEBデザイナーとして、デザイン・構築をすることが全てではありません。指示通りにデザインをおこして構築するだけなら知識さえあれば誰でもできることです。WEBサイトの先にはユーザーがいることを踏まえ、目的を達成できるようなデザイン・設計をしていくために、まずは情報設計を見直してみてはどうでしょうか?

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筆者

M.Nakayama

Bigmac inc. 制作部所属。 前職でBigmacと出会い、2015年6月制作部の立ち上げと共に入社。オンとオフの切り替えをしっかりすることをモットーに、仕事の日はがっつり仕事、休みの日は子どもと目一杯遊び、家事に励むようにしています。 Webデザインからサイト構築まで幅広く携わっていますが、基本的には人が作った綺麗なデザインを寸法の狂いなくコーディングしていくことが好きで、難しいものができたときほど達成感・やりがいを感じます。シンプルでフラットなデザインが好物です。

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