組織でのリーダーの役割を考える

自分が求められるであろう、組織のリーダーとしての行動。その行動につながる意識の大切さ。大切であることがわかっている一方で、それらしい事が何一つ出来ていないという現実。リーダーって何なんだろう。組織で何をすればいいのだろう。わからないから考えてみます。

 

ビジョン型リーダー

時代が変われば、人間の考え方も変化しリーダーの在り方、求められる振る舞いも変わるでしょう。起業したばかりの会社と、何十年と歴史を重ねている企業では、必要なリーダー像は違ってくると思います。チームマネジメントにおいて近年では、ビジョン型リーダーという言葉も耳にします。自らの意思、行動力、カリスマ性でその組織やチームメンバーをグイグイと引っ張るようなカリスマ型と呼ばれる存在とは違うビジョン型リーダー。どんなタイプなのでしょうか。

ビジョン型のリーダーの役割は、「ビジョンを創造し、組織のメンバー伝える」ことです。それ以外のことは、信頼を置くメンバーに委任してしまう。このことで、メンバーは自ら考えて仕事をするようになり、変化の激しい今のビジネスシーンに対応出来る組織となる可能性が生み出されます。ビジョンを創造して伝える。それはリーダーが会社のビジョンを持ち、その中でメンバーの「働く理由、働く目的」を明確にしてあげることです。

全てのメンバーが、働く理由や目的をはっきりと日々仕事に取り組んでいるわけではありません。なんとなく、そんな感じで仕事をしている人も多いのかもしれません。自らが考え、目標を設定できるようなメンバーに変化させるには、働く理由や目的をはっきりと自覚させる事です。自分が、その組織にとってどのような部分を担っているのか、携わるプロジェクトが、会社にとってどれだけ重要なのか。その人の会社にとっての存在価値が自覚出来るように、わかりやすく説明し伝える。それが、リーダーの重要な仕事といえるでしょう。

会社には様々な部署があり、その部署ごとに異なる業務が存在します。その業務ひとつひとつが、その会社にとって欠かすことの出来ない業務なはずで担う社員もひとりひとりが貴重な存在です。自分が携わる業務が、会社を支えている。会社が何を目指し、どんなビジョンを持っているのか。そんな意識を持つきっかけを提供することが、日々の取り組みをもっと真剣なものにし、更なるスキル向上への原動力となるのです。ビジョンを持ち伝えられるリーダーになるには、何が必要なるのでしょうか。

 

ビジョンの作り伝えるには

起業家や創業者なら当然のように持っているビジョン。雇用されている立場の場合、仕事や会社の将来的オリジナルなビジョンを持っている人というのは少ないのではないでしょうか。ビジョンを作る、描くような考え方になる秘訣、それは「常に考えること」です。
常に考えるのは難しくても、通勤時間や休憩時間などの中に意図的に考える時間を設けてみるというのはどうでしょう。

次々に発生する案件に追われて、ただこなしていくだけでは人間的な成長も期待できません。しっかりと考える時間を作る。今の在り方の振り返りやそこから生まれる改善や、将来の方向性を考えることが、ビジョンというものに繋がっていくでしょう。大切なのは、ビジョンを自分の頭の中で完結しないとうこと。ビジョンは、部下やメンバーに浸透させなくては意味がありません。

そして、ビジョンは人が人に言葉で伝えるものである真理。そのことをわかっているリーダーは、ツールやマニュアルを作って終わりではなく、どうやったら相手に伝わるかを考えて実践しています。例えば、食事や季節のイベント行事などで時間を共有する。古臭いと思われるかもしれませんが、弊社ではこういう行事が、節目節目に実施されています。
リーダーと部下というよりも、人と人とのコミュニケーション。そういう人間関係の構築。人が人に伝えることの大切さ効果の大きさを、理解した上での取り組みだと感じます。

トップを支えるリーダーに

会社が目指す先というビジョンを考えるのが社長であるなら、そのビジョンを共有し、よりメンバーに近い位置で伝えていくのが、管理職の役割、部署のリーダーの果たすべき役割であると、この記事を書いて改めて感じています。そのためには、トップである社長の行動の本質、その判断の根っこにある思い。

その部分を理解することが絶対条件であると考えます。社長の思いを理解出来ない社員がいれば、それをわかるように伝えるのも役目のひとつです。社員を理解し社長を理解。そんな会社組織の中の架け橋のような存在にならなくては、と思いながら自分の事に精一杯。まだまだ積み重ねが足りません。

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筆者

Y.Nakahigashi

ラジオ局勤務を経て現職。若いスタッフが多いオフィスに、若干落ち着かない40代。見るもするもの野球好きで、少年野球の指導にも携わる。週末に野球をとるか家族をとるか。その選択が現在のもっぱらの悩みとなっている。いつまで経っても100を切れないゴルフと、知人から半ば強制的に連れて行かれる山登りを少々たしなみ、人畜無害の外見からか、知らない人に道を尋ねられることも多数。好きな動物は猫。好きなテレビ番組は「旅サラダ」。

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