仕事を覚える暗記のコツ

社会人として会社で結果を残せる仕事をこなすためは、暗記力も必要となります。学生時代に嫌と言うほど求められた暗記力は、仕事を覚える必須能力として活用する事ができるのです。

スキルアップを可能とするさまざまな資格試験の勉強はもちろん、電話応対など仕事に関連する基本的なマナーや基礎知識を暗記することで、仕事に対するパフォーマンスが高まる効果が期待されます。そこで今回は、仕事を覚える暗記のコツについてご紹介しましょう。

脳の仕組みを活かした暗記のコツとは

仕事に活かせる必要な情報を正確に暗記するために、脳の特徴を活かす方法があります。私たち人間の脳の記憶には、短い時間で忘れてしまう短期記憶と長い間覚えている長期記憶があります。短期記憶は、数分から数時間程度で脳の記憶から消し去られます。

人間の記憶力について実験したエビングハウスの忘却曲線によると、記憶した知識や情報は20分後には42%、1時間後には56%、1週間後には実に77%が失われていくそうです。ただし、記憶した全ての情報を失うわけではありません。つまり、効率的な暗記のためには、新たに得た情報や知識を長期記憶として蓄積し、忘れる量(忘却曲線)を緩やかにさせる方法が必須と言えます。

短時間での暗記を繰り返して覚える

長期記憶として脳に知識を蓄積するためには、短時間での暗記が効果的です。小分けした情報を何度も反復して暗記することで、「忘れられない記憶」となり脳に刻まれるのです。
また、人が一度に暗記できる情報量には限りがあります。全ての情報を一度に暗記するのではなく、重要なキーワードやポイントを抽出した上で、短時間で暗記する方法もおすすめです。

仕事に関する情報をまとめる

記憶は、関連する複数の情報をセットにすることで「強固な記憶」となります。強固な記憶とは、「忘れられない記憶」すなわち脳の長期記憶のことです。暗記するべき情報に関連したキーワードをセットで覚えると、意図的な記憶の強化が可能となります。

仕事は一つ一つを覚えていきます。情報のまとめ方は点でイメージすると良いでしょう。関連する業務やキーワードを点ごとに「連想ゲーム」の要領で繋げて記憶することにより線となります。例えば、覚えなければならない知識や情報に関連するキーワードを探し出し、鎖のように繋げながら暗記するのです。つまり、暗記するべき情報に対して、関連するキーワードをセットで覚えると、脳が芋づる式に記憶を辿り、思い出すカギとなります。

五感で暗記する

視覚や嗅覚、触覚などの人が本来持つ五感を暗記に活用すると、効率的に仕事を覚えることができます。例えば、書きながら声に出して暗記する方法は、聴覚や触覚、視覚に訴えられる効果的な方法です。さらには、必要な情報を図やチャート化などまとめることにより、目に見える視覚情報として記憶に残る効果が期待されます。例えば、主となる情報を基準に、要約やキーワードを矢印でチャート化して視覚化すると、図として記憶した情報が脳の長期記憶となります。

つまり、映像情報として深く脳の記憶に刻まれるのです。人間は複雑な文字情報よりも映像情報の方が認識しやすく、映像として記憶しているため思い出すことも容易ではないでしょうか。視覚や聴覚などの五感をフル活用することで、仕事を覚えるための効率的な暗記が可能となります。その他、覚える情報の言葉にリズムを付けたり替え歌にして覚える、語呂合わせにして暗記する方法もおすすめです。

必要な知識は理解より暗記で覚える!

仕事に対するパフォーマンスを高めるためには、必要な知識を理解する前に回答を暗記で覚えることが重要なポイントです。つまり、「覚えてから理解する」方法が効率的に仕事を覚え、活かすコツとも言えます。記憶として蓄積した基礎知識を最大限に活用し、仕事に活かしてこそ、社会人としての本来の目標に近づくことができるのではないでしょうか。

結果を出せる仕事ができる優秀な人は、業務に関連する基礎的な知識をしっかりと身につけています。その知識を効果的に使いこなしながら、問題解決や積極的な提案を行う能力を発揮する事でその職種の専門家を目指しましょう。仕事を覚えるためには、理解する前にまず暗記することが大前提と言っても過言ではありません。基礎的な情報や知識を覚えた上で、ひとつひとつ整理しながら理解していきましょう。

わからないことはまず調べる

仕事を進める中でわからない事が起こるのは当然です。ですが、ちょっと待って下さい!人に質問する前に調べていますか?わからないことを調べず、考えること無く人に聞くという行動は、時間を奪っているだけではなく自分が暗記するためにもよくありません。

自分で調べたこと、考えたことは自分の知識となり仕事を覚えることに繋がります。知識を定着させたい場合、インプットした情報をアウトプットするとより暗記することに繋がります。インプットの際はメモをしっかり取るなどし、同じことを2度聞かなくても良い状態にしましょう。

知識を活かせる効率的な暗記法

ビジネスでは、覚えなければならない知識や情報が溢れています。営業活動やプレゼンの資料はもちろん、新商品の概要や資格取得など、必要とされる知識はさまざまです。しかも1度覚えたら終わりではなく、ビジネスに沿って知識を自分の中に貯め続けていかなければなりません。ビジネスにとって重要なのは、覚えた知識や情報を記憶の中から取り出して、柔軟に活用する必要が求められます。つまり、ただ暗記するだけでは試験勉強と同じになり、応用力が重要視される仕事に活かすことはできないのです。

仕事を覚えるための効率的な暗記法は、最初に「情報のポイントを絞る」ことです。仕事に必要な情報のキーワードに絞って暗記してみるとよいでしょう。また、前述したキーワードに関連づけられた情報を整理した上で、連鎖式に暗記する方法もおすすめです。

記憶力を高めるコツ

暗記は、脳に記憶を刻む記憶力の高さが求められます。記憶力を高めるためには、声を出して音読しながら暗記する方法が効果的と言われています。さらに、音読のスピードに変化をつけると、記憶に残りやすいという特長もあるそうです。また、必要な知識や情報、内容を書きながら暗記するという方も多いのではないでしょうか。しかし、書き写すだけでは、脳の記憶能力は活発に働いていないと考えられます。資料や参考書をそのまま書くのではなく、自分なりの考え方をコメントにして添えることで記憶力を高める効果が期待できます。

立ったり座ったりとポーズを変化させながら暗記する方法もおすすめです。体を動かすと、脳が刺激され記憶力が活性化する効果があります。他にも、暗記に集中できる環境を整えることも大切です。暗記には、集中力が最も重要だからです。周囲の雑音を遮断して、記憶力をさらに高めてみてはいかがでしょう。

まとめ

いかがでしたか?仕事を覚える暗記のコツについてご紹介しました。学生時代と違って、社会人には暗記のための時間に余裕がありません。したがって、限られた時間のなかで、必要な知識や情報を効率的に暗記して、仕事に活用することが求められます。

新入社員はもちろんですが、部署異動や新規案件の着手時や転職して職種が変わるときなど、私たちは暗記することを避ける事は出来ません。脳の構造を理解し効率よく暗記し業務に活かしましょう。

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筆者

S.Takeda

Bigmac inc. メディア事業部所属。 2014年4月入社。会社設立時の初期メンバーとして、現在まで会社を支え続ける。とにかく明るく賑やかで会社全体の雰囲気を良くするのが得意。家庭と仕事の両方を大事に考えており、常に思考がポジティブなのが特徴的。時に優しく、時に厳しく、状況に応じて感情を使いこなせるので周りからの信頼も厚い。趣味は美味しいご飯を食べに行く事で、InstagramなどのSNS媒体で常に情報を探している。

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