アフィリエイト運用の基本とは?広告主が知っておくべきポイント

記事公開日:2018.03.09

最終更新日:2018.03.12

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アフィリエイト広告の運用を検討している方や、アフィリエイト広告運用の業務を担当しているけれど「何をしたら良いのかはっきりしてない!」とお思いの方に向け、広告主側が知っておくべきアフィリエイト運用の基本をまとめました。

アフィリエイト広告運用の基本知識

アフィリエイトとは、個人や会社法人が運用するサイトで、企業の商品やサービスを宣伝・販売するネットビジネスを指します。宣伝・販売する側を『アフィリエイター』と呼び、アフィリエイターに商品やサービスを宣伝してもらう側を『広告主』と呼びます。

アフィリエイト広告において、広告主はアフィリエイターを通じてユーザー(消費者)からの注文を受け、成果が生じた場合にアフィリエイターへ報酬を支払う流れになります。アフィリエイト広告は『成果報酬』と呼ばれる課金形態であり、有料で広告掲載を行う『リスティング広告』と比較すると、コストパフォーマンスに優れた広告です。

広告主から見てアフィリエイト広告は、無駄な費用を抑えられる点がメリットですが、逆にデメリットとして、アフィリエイト広告運用の手間が挙げられます。手間を惜しんでアフィリエイト広告運用がおざなりになると、「成果の獲得は生じてないのに、アフィリエイト運用維持の費用がかさみ、総合的に損失となる」といった状況になりかねません。

アフィリエイト広告運用の基本を知ることで、全体的な流れを理解し、スムーズな運用へと繋げられるでしょう。

アフィリエイト広告運用にはASPを活用

一般的に、アフィリエイト広告運用にはASPを利用します。ASPとは、『アフィリエイト・サービス・プロパイダ』の略です。アフィリエイト広告を掲載したいアフィリエイターと、アフィリエイト広告を掲載してもらいたい広告主との、仲介と場の提供をサービスとしている業種を指します。

ASPには、各社ごとに得意な商品分野があるので「どこでも登録しておけば良い」というものではありません。自社のアフィリエイト広告に適したASPはどこなのか、比較・調査することをおすすめします。

「どのようなASPがあるのだろう?」とお思いの方は、こちらをご参考ください。
【アフィリエイトASP比較と選び方】

アフィリエイト広告運用の基本業務

アフィリエイト広告運用の基本業務として、主に4つの項目があります。アフィリエイターのサイトに広告を掲載してもらい、継続していくために必須となります。広告代理店にアフィリエイト業務を委託する場合でも、指示のスムーズ化や情報共有のために基本を理解しておく必要があります。

基本業務1.提携申請者の承認作業

提携申請者の承認作業とは、「広告を掲載したい」と申し出てきたアフィリエイターに対し、提携するかどうかを決定する業務です。提携申請者が運営するサイトを確認して、問題が無ければ「承認」、問題があれば「拒否(または保留)」します。

提携申請者によっては、複数のサイトを運営しています。ひとつずつサイト内容を確認するのは手間がかかりますが、不適切なサイトへの掲載を避けるためには重要な作業です。

基本業務2.アフィリエイト成果の確定

アフィリエイト成果の確定とは、アフィリエイターを通じて受けた注文に対し、広告主から「成果と認めて報酬を支払う」と確定する業務です。一部の悪質なアフィリエイターによる、以下のような不正行為を防ぐために必要です。

  • 存在しない住所での注文・登録・返品
  • 意図的な重複成果による不正な報酬請求

基本業務3.アフィリエイト運用レポートの確認

アフィリエイト運用レポートの確認とは、アフィリエイト広告運用の状況を確認し、方針決定の参考とするための業務です。ASP内には、月別・日別・提携アフィリエイター別・各サイト別等での、成果獲得の状況を確認するためのデータが表されているので、適宜活用が必要になります。

基本業務4.不正なアフィリエイターへの対策

不正なアフィリエイターへの対策とは、『基本業務2.成果確定』でも挙げた、一部の悪質なアフィリエイターに対策する業務です。禁止事項となっている不正な掲載をしているサイトや、悪質な行為をしているサイトを確認し、以下のような対策を実施します。

  • ASPへの通報・警告
  • アフィリエイターとの提携解除
  • 発生した成果を非承認とする


 

アフィリエイト広告運用の基本方針

アフィリエイト広告運用の基本方針を簡潔にまとめると、『広告掲載の拡大と強化』と表現できます。

  • 広告掲載の拡大:掲載してくれるアフィリエイター(個人・法人)を増やす
  • 広告掲載の強化:成果獲得がより望める枠へ、広告掲載を促す

広告掲載の拡大と強化とは、上記内容を意味し、主に2つの方法があります。

掲載を拡大・強化させる主な方法1.特別報酬の設定

特別報酬の設定とは、アフィリエイトサイト運営者のモチベーション向上のため、報酬額を上げる等の好条件を設けることです。また、報酬額を上げることで、競合業者が出すアフィリエイト広告との差別化も図れるのがメリットです。デメリットは、報酬額が過剰にかさむと、広告費の増加に繋がってしまうことです。

掲載を拡大・強化させる主な方法2.素材・情報の提供

素材・情報の提供とは、多種多様なアフィリエイターに広告主や自社商品に関心を持ってもらうために、様々なバナー広告や画像素材、自社商材に関する情報を配信することです。有力なアフィリエイターを選別し、アプローチを繰り返して、積極的な広告掲載を促します。

アフィリエイト広告運用を効率化するための見直し

アフィリエイト広告をすでに運用している企業・担当者にとって、基本的な項目を見直すことも運用改善に有効です。

ASPの見直し

登録したASPが多いと、月額料金といった固定費用がかさみますし、実施しなくてはいけない作業や確認項目も増えて、費用と時間の両面でコストが上がります。不要なコストを削減するには、費用対効果が低いASPの解約を検討・実行して、稼働ASPを絞ることも選択のひとつです。 

管理画面紹介文の見直し

管理画面紹介文は、アフィリエイター側から見られるASP管理画面で、広告主が出している広告の説明文です。広告主からアフィリエイターにアピ―ルするための紹介文であり、広告掲載を促すためのものですので「アフィリエイター向け広告」とも言えます。

管理画面紹介文に記載する内容としては、主に以下のものが挙げられます。

  • 報酬額
  • どの時点で報酬対象になるかという意味での、成果地点
  • どのようなサイト・商材か
  • 最新キャンペーン情報
  • 季節性ワード(「春夏に需要が伸びる商材です」等)

管理画面紹介文は定期的に見直して、こまめな更新を繰り返すことで、アフィリエイター獲得に繋がります。

報酬条件の見直し

アフィリエイターへの報酬単価が、競合する事業者と比較して低すぎないか高すぎないかを確認・見直すことは必須業務です。競合する事業者の報酬単価は、広告主が自ら、ASPにアフィリエイトサイト運営者として登録することでも調べられます。また、ASPの担当者に、他事業者の報酬単価を尋ねてみるのも良いでしょう。

入稿素材の見直し

入稿素材とは、アフィリエイターに使用してもらうバナー(商材広告)です。多様なアフィリエイトサイトに対応するためには、バナーのサイズを複数用意するのが望ましいです。一例として、用意したほうが良いとされているバナーサイズには以下のものがあります。

  • 主な基本サイズ例(横×縦):468×60、300×250、234×60、120×60、100×60
  • 用意したいサイズ例(横×縦):320×50、234×60、120×600、88×31

また、ASPによっては、一部のバナーサイズに「高解像度バナー」の登録を推奨しています。高解像度バナーは、指定サイズの2倍サイズで登録することで、より鮮明な画像を表示できるバナーを指します。高解像度バナーの鮮明さは、スマートフォンでの表示閲覧時に発揮し、見栄えの良さから高い訴求効果が期待されます。

『有力な個人サイト』と『法人メディア』の見直し

『有力な個人サイト』と『法人メディア』の見直しは、アフィリエイト運用において特に重要です。成果獲得が見込める、または成果獲得を出している『有力な個人サイト』と『法人メディア』をリストアップによって可視化し、より積極的な広告掲載を働きかける「開拓とアプローチ」の業務です。

ASPによっては、広告主から各アフィリエイターに直接アプローチできない場合もあり、ASPの担当者を通じての間接的アプローチが必要になることもあります。

各アフィリエイターのリストアップを行うには、目にとまるアフィリエイターのサイトを確認して回る必要があり、時間と労力がかかります。また、一度リストを作成すれば終わり、というわけではなく、リストの常時更新が求められます。しかし、成果のベースアップには有望・優秀なアフィリエイターの確保が必須なので、注力すべき業務です。

アフィリエイト広告運用から成果獲得を伸ばすための施策

アフィリエイト広告運用のベースを整えたら、成果獲得を伸ばしていくための施策を、日々繰り返して行います。

メッセージによる掲載促進

ASPのシステムによって名称や一部機能は異なりますが、広告主からアフィリエイターに向けてメッセージを配信することが可能です。
提携済みのアフィリエイターのみに配信できるメッセージと、提携済みと未提携のアフィリエイター両方あわせて配信できるメッセージがあります。状況に応じてメッセージを活用することで、広告掲載の強化や、成果獲得の向上に繋がります。

広告主からのメッセージは、報酬アップ情報やキャンペーン情報などはもちろん、文章自体から発信者の人柄がアフィリエイターに読み取られます。広告主側とアフィリエイター側の好意的な関係性を構築することが、成果獲得のために求められます。

バナーや商品リンク等の定期的な差替え

バナー等の素材は、定期的に見直し、差し替えていくことが必要です。イベント終了等で使用期限が終了したバナー、季節ものバナー、キャンペーン訴求バナー、新商品バナーは、時期が過ぎれば、よりアフィリエイターに求められる素材に差し替えていきます。

『有力な個人サイト』と『法人メディア』への掲載強化促進の実施

『有力な個人サイト』と『法人メディア』への掲載強化促進には、一例として以下のものが挙げられます。

  • アフィリエイター側に『商材に関する新情報』や『キャンペーン情報』を提供
  • 成果報酬アップによる掲載促進
  • セミナーやイベントで広告主を認知してもらい提携アフィリエイターの母数増加を図る

『情報の提供』は、各アフィリエイターへのメッセージによるアプローチで行えます。
『報酬アップ』は、広告主側の予算や方針によって左右されますので、慎重に対応する必要があります。
『セミナーやイベントの開催』は、費用や労力がかかりますが、「広告主が注力している商材なのだ」という印象をアフィリエイター側に持ってもらい、積極的な広告掲載を促せるでしょう。

アフィリエイト運用の基本を知って業務をスムーズ化

アフィリエイト運用の基本として、基本作業・見直しによるベース構築・獲得拡大のための施策をご紹介しました。当記事が、皆さまのアフィリエイト運用の売上・成果獲得の増加のため、お役に立てれば幸いです。

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筆者

t.miyamori

Bigmac株式会社 メディア事業部所属 2017年10月入社。文章を書く関連の仕事に興味を持ち、畑違いの前職(接客・小売業)から一転、ご縁をいただいてBigmacへ入社。わからないことだらけの業務の中、新鮮な気持ちで勉強中。趣味は、ドライブ、ボードゲーム、映画鑑賞、読書。創作物は、おもしろそうなら何でも手を出しますが、フィクションをこよなく愛してます。 虚構の中でこそ表現できる真実もある、とかなんとか。

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