注目のアンバサダーマーケティングとは

記事公開日:2016.03.14

最終更新日:2017.09.06

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TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアの普及により、ユーザー個人が周囲の人に対して、簡単に情報を共有する手段を手に入れたことをうけて、その企業もしくは商品のファンであること自体に付加価値を持たせる「アンバサダーマーケティング」を採用する企業が増えています。今回は、アンバサダーマーケティングの概念についてご紹介していきます。

アンバサダーって?

アンバサダーと聞いて真っ先に思い浮かべるのはTVCMでお馴染みの「ネスカフェアンバサダ〜」ではないでしょうか?ネスカフェもアンバサダーマーケティングで成功した企業の一つです。アンバサダーの本来の意味は「大使」と翻訳されるのが一般的で日本では著名人や芸能人などがブランド大使として任命される時に使われることが多いです。マーケティングにおけるアンバサダーは、ソーシャルメディアの発展により、個人が情報を発信できるようになった環境変化を受けて自分の好きな企業やブランドについて積極的な発言や推奨を行うだけでなく、他のユーザーへのサポートやブランドの擁護まで自発的に行うファンの存在のことを言います。言わば、その企業や商品の親善大使といったところですね。

アンバサダーとインフルエンサーは異なる

「アンバサダー」とよく比較されるのが「インフルエンサー」の存在です。「インフルエンサー」は一般ユーザーの知名度が高くファンが大勢いる有名人などのことをいいます。その存在からの発言は時に大きな影響力があります。重要視されるのは「影響力」「アンバサダー」は、有名人に限らず特定の商品やブランドについて自発的に言及する存在のことをいいます。重要視されるのは「ファン度」です。これだけ情報が溢れかえっている時代の中で、情報が持つ熱や信頼度と言った観点が重視され、ユーザー個人がいつでも、どこでも情報を共有・発信できる時代だからこそ、ファン度という観点でアンバサダーを発見し、長期的に関わり続けることがとても大切です。

アンバサダーマーケティングは特別なものではない

聞き慣れないアンバサダーマーケティングという言葉ですが、こうやって考えてみると、実は昔から行われてきた手法だということがわかります。例えば、京都祇園などに今尚続く文化で『いちげんさんお断り』というものを聞いたことがあると思います。これもお店側が既存顧客を大事にするという基本的な部分は同じ。新規顧客は常連客からの紹介だけに絞って、安定的な成長を目指すというスタイルです。常連客は誰かにお店を紹介する代わりに紹介した責任も抱えることになります。この常連客はお店のファンでありアンバサダーだと言えますね。

また、こういった既存顧客を大事にするという考え方は日本人にマッチしていると思います。何かをしてもらったら何かお返しをしなければいけないと考えるのは、日本人の心に共通する感覚ではないでしょうか。ユーザーとの関係を基準に、ユーザーにブランドを選んでもらうというアプローチは成果を継続的に生みやすいと考えます。日本的な商売の道とアンバサダーマーケティングはマッチする部分が多いように思います。アンバサダーを見つけユーザーとの関係性を深めつつ情報発信による新規顧客の獲得につながるような取り組みを始めてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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