必然的な偶然は起きるべくして起きる

記事公開日:2016.04.30

最終更新日:2017.09.06

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きょうは、「必然的な偶然は起きるべくして起きる」ことについて掘り下げて考えてみようと思います。

われわれBigmacは「広告の力で人を動かす」というミッションを持って仕事にあたっているわけですが、その仕事を考える上で不確定要素も考えながら進めていく必要があります。不確定要素の中には多分に「運」とか「タイミング」とか「時流」とかそういう要素もあって、自分たちのそのときの力量だけでコントロールできるわけではないからです。

 

人を動かすと、結果がついてくる。Bigmacは、広告の力で人を動かして結果を作る。結果には、コントロールできない要素もある。これらを考えていくと、「じゃあ、コントロールできない要素もあるから結果はコントロールできないの?」というと、絶対にそんなことはない。そのあたりを語りたいわけです。語るために私が腹落ちしているのは、キャリアプランの世界で挙げられる「計画された偶発性理論」です。

 

計画された偶発性理論

スタンフォード大学のJ.D.クランボルツ教授によって提案された、「計画された偶発性(プランドハップンスタンス)理論」。

 

この理論、個人のキャリアについて述べたものです。個人のキャリアということは、個人の仕事上での経験とも言えるわけで、前項に挙げた仕事の結果についても当てはまると考えます。

 

この理論を一言で言うなら、「個人のキャリアの8割は、予想しない偶発的なことによって決定される」というもの。

どういうことか?続けて書きます。

もともと、キャリア理論の先進国であるアメリカには「自分のキャリア、つまり仕事上の経験値は、自分自身で意図的に職歴を積み上げて形成するものだ」という考えかたがあったそうです。

一見、的を得ているように感じます。

 

自分の興味やその時点での能力、適正や才能、周辺環境などを合理的に分析すると、目指す最終ゴールやそこに至るステップアップの道すじが明確になる。これも的を得ているように思いますが、従来のこのような考えかたが、通用しなくなってきたのです。

 

なぜ通用しなくなってきたのか?それは、ビジネス環境の変化が激しくなってきたから。あらかじめキャリアを計画したり、計画したキャリアにこだわり過ぎることは非現実だと、クランボルツ教授は指摘しました。変化が激しいから、未来のことは予測できない。だから、今を大事にしよう!という考えかたです。

 

このことが、Bigmacが実現しようとしている「広告で人の心を動かす」にも当てはまっているように思えて仕方ありません。環境の変化が激しいなか、コントロールできない範囲に気をもむのではなく、今できること、今を大事にしよう!という考え。

予期しない出来事をただ待つだけでなく、自ら作り出せるように
積極的に行動したり、周りの出来事に気を配ったりして、
偶然を意図的・計画的にステップアップの機会へと変えていくべき。

というのが、「計画された偶発性理論」の骨子となる意見。これはそのまま、Bigmacの仕事にも当てはまると考える次第です。

 

どうすれば「必然的な偶然」を起こせるのか?

結果に繋がるような予期しない出来事を自ら作り出せれば、「あの偶然は、今にして思えば必然だった」というような運やタイミングを呼びこむことができる。では、どうすれば、そんなことが起こせるのでしょうか?

「計画された偶発性理論」でグランボルツ教授は、下記のような行動指針を持つことが重要だと述べています。

  1. 好奇心 … たえず新しい学習の機会を模索し続けること
  2. 持続性 … 失敗に屈せず、努力し続けること
  3. 楽観性 … 新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
  4. 柔軟性 … こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
  5. 冒険心 … 結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと

この5つの行動指針を持っていると、そうでない人よりもチャンスがどんどん巡ってくると、確かにそう思います。

Bigmacの行動指針と照らしあわせても、この5つを余すこと無くカバーできていると考えます。狙ったわけでもないのに。

  • クライアントの立場で物事を考えます
  • 逃げることをしません
  • 「知ること」を何より大切にします
  • 「WHY?(なぜ?)」を追求します

このあたりも、「広告の力で人を動かす」というBigmacのミッションに「計画された偶発性理論」がマッチすると考える理由です。

 

現在と未来、どちらも突き詰めることが大事

「計画された偶発性理論」では、今を大事にしなさいと言っている。かといって、今を大事にする行動指針さえ守っていれば、未来の目標を作らなくていいのか?その質問には、私は「NO」と答えます。未来と現在の両方が必要なのだ、と。

未来に叶えたいことを目標として立て、目標を意識しながら、今に尽力する。未来の目標を定めることは、推進力となる。かと言って、目標だけを見据えてその時点の考えで突っ走っても目標まではたどり着かないわけです。

目標を念頭に置きながら、今をに尽力することが必要なのだと考えています。

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