マーケティングを基に、時代にあった適切な広告手法を考えること

記事公開日:2018.05.16

最終更新日:2018.06.12

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マス広告や、交通広告、Webサイト。企業は様々な手段で広告を行っています。しかし、マーケティングデータの活用もせず、さらに各広告手法の特徴を考えない発信では、広告効果も得られにくいものとなります。今回は、マーケティングをもとにした広告手法について考えます。

効果が把握できないから広告費が削られる

次々に新しい商品が世の中に登場する今の市場は競争相手も多く、利益を上げるために企業として経費削減意識も欠かせません。経費を削る場合、真っ先に対象となりがちは宣伝広告費です。宣伝広告費とは、自社の商品やサービス、会社の名前や何をしている会社なのかを広くユーザーに知らしめ、商品の販売をサポートすることを目的とした活動にかかる費用のことです。

長らく、主にマスメディアでの広告手法が一般的でしたが、昨今は、ネット広告も欠かせない手法のひとつとなっています。真っ先に削られやすい広告宣伝費ですが、企業にとっては欠かせない費用です。なのに、なぜ広告費用が削られるでしょうか。

経費削減の対象に広告費がなりやすい理由として考えられるのが、「現在の広告の効果が測れていない」「現在の広告展開自体が効果を出せるものとなっていない」といったものです。どの企業も、今よりも会社を大きくする為、売上を伸ばす為には、多くの見込み顧客に知ってもらうことが必要で、広告が必要なことは理解しているはずです。

経費削減で宣伝広告費を削る前に、今の広告手法がどのような効果を自社にもたらしているのか、使っているメディアは有効なのかを判断することが重要です。正しい判断を行うためにも、まずはマーケティングの視点で自社や市場動向を捉えることからはじめてみてはいかがでしょうか。

マーケティングの考え方を理解する

マーケティングという言葉は、どの業界でも頻繁に使われていますが、一言でマーケティングといっても範囲が広く、様々な手法に対して使われます。正しくマーケティングを行うためには、基本的な考えを理解しておく必要があります。マーケティングにおいては、「STP」と呼ばれる手法が一般的に知られており、セグメンテーションのS、ターゲティングのT、ポジショニングのPの頭文字をとったものです。「STP」の各項目、セグメンテーションやターゲティング、ポジショニングについて、改めてご説明します。

1.セグメンテーション

セグメンテーションは市場を細分化するして考え方で、年齢や性別に加えて趣味嗜好といった顧客のタイプをもとに市場を細かく分けていく取り組みです。セグメンテーションは、自社が狙う市場を決定する判断基準となります。

2.ターゲティング

セグメンテーションにより細分化された市場に対し、自社がどの市場を狙うのかを決定するのがターゲティングです。自社商品やサービスが、求められやすい市場を狙っていきます。

3.ポジショニング

ターゲティングで自社が狙う市場を決定したら、狙う市場内での自社の立ち位置を明確にすることがポジショニングです。狙う市場内でどのようなニーズがあるのかを捉え、自社がニーズにマッチする存在、ポジションとなることが重要になります。

全ての顧客が自社商品を受け入れてくれる訳ではありません。自社の特徴を知り、市場を知り、狙いを定めて売れる仕組みを作っていくことが最も重要なのです。

マーケティングツール活用の注意点

効率良くマーケティングを行うための、オートメーションマーケティングツールも数多く登場しています。どのツールを採用すればよいのか、ツールの使い方がわからないなどの悩みも多いようです。上手なツール選び活用法のポイントをご紹介します。

1. 行いたい施策にあったツールを選ぶ

多くのツールには、メイン機能以外に付加機能がついています。ツール選びで大切なのは、あなたの会社や組織がどんなマーケティング施策を行うのかを明確にし、選んだツールで効率良く施策が行えるかどうかです。付加機能に惑わされないようにしましょう。

2.複数のツールを比較する

マーケティングツールに求める機能が決まったら、該当する製品情報を揃えてしっかりと比較検討してください。製品によって長短があります。無料お試し期間がある製品の場合は、トライアル利用をおすすめします。

3.あなたの会社の運用状態に適切なツールを選ぶ

施策の担当人数、欠けられる費用など会社によって条件は違います。どんなに優れたツールでも、使いこなせないと無駄な費用となります。あなたの会社や組織に適したマーケティングツールというものを意識して選択してください。

ツール導入で作業は省略出来ても、情報を使って業務改善や売上向上施策を行うためには、専門的スタッフが必要です。ツール導入で即業績アップ、という訳にはいかないのです。マーケティング取り組みの初期は、データを分かりやすく解説してくれるパートナーとして、外部のマーケティング会社に依頼するのも、失敗しない方法の一つです。

広告手法ごとの特徴

マーケティングによる事業計画・販売計画に基づき、ターゲットに情報を届ける広告を計画します。広告手法別の特性の基礎知識を得て無駄のない広告を意識して計画してください。各広告手法ごとの特徴を簡単にご紹介します。

インターネット広告

細かいターゲティングが可能で、広告予算も自由に決められます。マス広告と比べても極端に無駄打ちが少なく、ユーザーの反応が明確なデータで確認できることが大きなメリットです。リスティング広告やアフィリエイト広告、アドネットワーク広告など、認知や獲得といった施策別に配信種類も豊富となっています。

ソーシャルメディア広告

facebookやツイッター、インスタグラムやラインなどを活用した広告。登録者の名前や住んでいる場所、興味関心などパーソナルな情報を反映したターゲティングが出来ることや、拡散性もある手法です。記事テイストで情報を発信することで、顧客と企業とのコミュニケーション手段にもなり、ブランド力やファンづくりに有効です。

マス広告

新聞広告、テレビ広告、ラジオ広告、雑誌広告などを意味します。基本的に露出する紙面やページ枠、CM枠に対して費用を払い、自社のコンテンツ情報を届けます。各媒体とも何十年という歴史があり、広告に対する信頼性の高さが特徴です。

他にも、交通広告やチラシ広告、ダイレクトメールやフリーペーパーなど様々な広告があります。近年はテレビ以外での動画広告の活用も人気となっています。狙うターゲットを明確に組み合わせて活用するようにしてください。

本来広告とは、正しく行えば成果が出て、企業にとって必ずプラスになるものです。マーケティング情報をもとにした自社商品の正しいポジション確認。自社商品を求めるユーザー群。求めるユーザー群に、効果的に情報を届けるための正しいメディア選択。最終的な広報手段の選択を間違わないように意識してください。

まとめ

マーケティングを活かして適切な広告を行うには、担当者が過去の広告手段に疑問を持ち、安心感を捨てることが重要です。自社の売上を伸ばす責任のもと、広告の見直しに取り組んでみてください。

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筆者

Y.Nakahigashi

ラジオ局勤務を経て現職。若いスタッフが多いオフィスに、若干落ち着かない40代。見るもするもの野球好きで、少年野球の指導にも携わる。週末に野球をとるか家族をとるか。その選択が現在のもっぱらの悩みとなっている。いつまで経っても100を切れないゴルフと、知人から半ば強制的に連れて行かれる山登りを少々たしなみ、人畜無害の外見からか、知らない人に道を尋ねられることも多数。好きな動物は猫。好きなテレビ番組は「旅サラダ」。

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