手動から自動の時代へ!Google AdWordsの入札戦略設定

みなさんは、Google AdWordsの自動入札機能をご存知でしょうか??運用をしていく日々の中で「入札単価の調整をどのように変更していけば良いのか分からない」や、「1つ1つのキーワードに細かく設定する手間や時間がない」といったことは、珍しくないかもしれません。Google AdWordsには、このような入札単価調整の手間を手助けしてくれる「入札戦略ツール(ポートフォリオ入札戦略)」が実装されております(Yahoo!スポンサードサーチにも自動入札ツールが実装されております)。今回は、そのような「入札戦略ツール」についてご紹介したいと思います。

各入札戦略ツールの概要やメリット

入札戦略ツールは全部で6種類あります。それぞれ目標に合わせてさまざまな入札戦略を設定することが必要です。

クリック数を最大化させる戦略

クリック数を最大化させる戦略は、設定した予算内でクリック数を最大化できるように入札単価を自動的に調整する自動入札戦略です。目標の予算内で、キャンペーンや広告グループ、キーワードのクリック数を最大にもっていくために頑張ってくれる機能です。例えば、スケジュール設定で特定の曜日やある時間帯だけに広告表示を絞り、この「クリック数の最大化」を使用して指定した曜日や時間帯にクリック数を集中させることが出来ます。

その際、クリック数の最大化を利用しているキャンペーンの曜日や時間帯で入札単価調整をしていたとしても反映されない点にご注意ください。この入札戦略は他の入札戦略の中でもポートフォリオ入札戦略という位置づけになり、クリック数を最大化させる場合に、キーワード、広告グループ、キャンペーン単位で入札単価の上限を設定することが出来ます。設定しない場合は、目標予算を使用してクリック数の最大化を図ろうと自動的に入札単価が設定されます。

Googleの検索結果のページの目標になる掲載位置を調整する

Googleの検索結果のページの目標になる掲載位置を調整するこの入札戦略は、Googleの検索結果のページの上の方や検索結果の1ページ目に表示させたい広告が表示されるように自動で入札単価が調整される機能です。また、目標の位置に広告が表示されるように1日に何回か入札単価が更新されます。

目標優位表示シェア

目標優位表示シェアですが、とは、クリック数を最大化を図る戦略と一緒で、ポートフォリオによる入札戦略の一種で、この設定をしたキャンペーンまたは、広告グループに紐付いている表示させたい広告が他のドメインの表示される広告よりもページの上に表示されてほしい場合に入札単価が自動で調整されるものです。この入札戦略の「他のドメインで表示されれる広告よりもページの上に表示させたい広告が表示される」とは、別のドメインの広告よりも上位に掲載されること、または、別のドメインの広告が表示されていない場合にも紐付いた広告が表示されるということを指しています。広告ランクを引き上げるのではなく、別のドメインの広告と比較して、紐付けた広告の広告ランクが高くなるという点にご注意ください。

目標にしたコンバージョン単価を設定する

こちらは、以前「コンバージョンオプティマイザー」という名前でした。目標コンバージョン単価とは、設定した入札単価でコンバージョン数を最大化してくれる入札戦略になります。この目標コンバージョン単価入札戦略を設定する場合、次の要件を満たしている必要があります。

  • Google AdWordsアカウントですでにコンバージョンデータをトラッキングしている
  • キャンペーン、または、コンバージョン(CV)の数が広告グループの中で過去30日間で15件以上発生している
  • キャンペーン、または、広告グループに数日間同程度のコンバージョンが発生している

この3つを満たしている場合に適用できる入札単価になります。目標コンバージョン単価(目標CPA)とは、1回のコンバージョンに対して支払う平均額で、もし目標にしているコンバージョンの入札単価を低く設定してしまうと本来コンバージョン(CV)に繋がるクリック数を見送ってしまい、総コンバージョン数が減ってしまうこともあります。また、目標コンバージョン単価では、入札単価を制限しないことをおすすめします。

入札単価を制限すると自動最適化自体にも制限がかかってしまい、より精度の高いデータを蓄積できなくなるためです。目標コンバージョン単価では、モバイル端末やPC・TABの入札単価を調整する機能を使うと、モバイル・PC・TABごとにコンバージョンに優先順位を付けることが出来ます。PC・TAB・モバイル端末の調整値も設定することが出来ます。

拡張クリック単価(eCPC)

拡張クリック単価(eCPC)とは、同等のコンバージョン単価を達成しようとしながら、多くのコンバージョンを獲得したい場合に使用すると良い入札戦略になります。拡張CPCとも言い、個別に単価を調整することが出来ます。この機能もポートフォリオ戦略として使用することが出来ます。目標コンバージョン単価や、この後ご紹介する目標広告費用対効果などのように、個別に単価を設定する機能とスマート自動入札戦略を組み合わせたものになります。

ウェブサイト上での売り上げや他のコンバージョンポイントに繋がる可能性の高い場合は個別に設定した単価を引き上げてくれて、可能性が低い場合には単価を引き下げてくれます。その際、+30%~-100%の振り幅で自動的に調整されます。最初のうちは、50%が調整対象となり、その後、データによって調整対象が変化していくものになります。

目標広告費用対効果(ROAS)

目標広告費用対効果(ROAS)による入札戦略とは、指定した目標広告費用対効果に合わせてコンバージョン値や収益を増やすことが出来るものです。入札単価が広告のオークション時に自動的に最適な単価に調整されるので、毎回の広告オークションに合わせて入札単価を調整することも可能になります。この目標広告費用対効果の入札戦略は複数のキャンペーンや広告のグループ、キーワードごとにまたがるポートフォリオによる入札戦略としても使用出来ます。

この入札戦略を使用するには、トラッキングしているコンバージョンの値を設定していなければなりません。また、最大限の成果を得るには、過去30日間に50回以上のコンバージョンを獲得していなければ十分なデータを得られない場合があります。目標広告費用対効果では、既存の入札単価調整は適用されません、しかし、モバイルの入札単価調整は-100%で設定することが出来ます。

AdWordsスマート自動入札

こちらは、自動入札戦略の1つで、機械学習を利用してコンバージョン数やコンバージョン値の最適化を行ってくれる機能になります。「目標コンバージョン単価」、「目標広告費用対効果」、「拡張クリック単価」がこれに当てはまります。このスマート自動入札のメリットですが主に時間の節約や広告掲載結果の改善に役立ちます。また、特長として、

  • 高度な機械学習
  • コンテキストに基づくシグナル
  • 掲載結果の柔軟な管理
  • 透明性の高い掲載結果レポート

の4つの特長がみられます。また、このスマート自動入札はさまざまな規模の企業に適しています。最大限の成果を得るには、目標コンバージョン単価を導入する前にコンバージョン(CV)の数が過去30日間に30回以上獲得していないと導入出来ません。

まとめ

入札戦略ツールは、冒頭で述べたように「どのような単価の設定をすれば良いのか分からない」、「手間や時間がかかる」などの理由の場合は、自動で単価を調整してくれるので大変便利なものになります。特に目標コンバージョン単価(目標CPA)を設定する入札戦略に関しては、一定の条件さえ満たせばすごく便利な機能であると思います。各々特長のある入札戦略を適材適所に使い分け、きっちり管理さえしていればすごく良い戦略ばかりなので、まだ実装していない方は是非一度使ってみると良いと思います。

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筆者

K.Ikeuchi

Bigmacのイケメン代表、新卒の池内です。見た目はクールキャラ、中身は弟キャラとして可愛がられています。好きなことはブレイクダンスで経験歴6年目です。最近サボり気味で腹筋がなくなり始めました・・・。家には猫が7匹いて猫屋敷状態、毎日猫に癒されながら過ごしています。Bigmacマーケティング部の一員としてまだまだ日々勉強中の身ですが、これからさらに知識を増やしお客様に頼られる人間になりたいと考えています。

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