ロングテールキーワード

リスティング広告を運用していて「ロングテール」という言葉を聞いたことはないでしょうか?

スモールキーワードやビックキーワードなら聞いたことあるし何となく意味が想像できるけど、「ロングテール」とは?とお思いのあなた。私もはじめ聞いたときはそう思いました。ロングテールキーワードとは複数の様々な単語の組み合わせにより検索されるキーワードのことです。

「旅行」や「エステ」「病院」など1つの単語でよく検索されるキーワードをビックキーワードと呼び、そのビックキーワードを軸とした、3~4つの単語の組み合わせたキーワードをロングテールキーワードとなります。

ロングテールキーワードとは

キーワード自体の検索される数は少なくても検索するユーザーの意図が明確であるから、そのキーワードの意図を理解して詳しく説明したページを作成することにより、成約に結びく可能性が高くなる、という特徴があります。

ロングテールの由来

2004年10月にアメリカのWIRED誌の編集長であるクリス・アンダーソンによってロングテール理論が提唱されました。この理論を有名にしたのは、あの一度は誰でも聞いたことのある大手通販サイトAmazonでの成功により有名になったビジネスモデルになります。

インターネットを利用したネット販売などでは、とてつもない数の商品を低コストで取扱うことが出来るので、ヒット商品の大量販売に依存することなく、ニッチな商品の多種少量販売によって大きい売上、利益を得ることが出来るという経済理論となります。

実際、膨大な商品を取り扱うウェブサイトを運営するにあたり、売上の中心になるのは、ミリオンヒットした商品からの売上と思われがちですが、なんと、ミリオンヒットやミドルヒットした商品の売上は全体の2割程度であり、全体の8割をもの売上を支えるのは、年に一度のしか売れないニッチな商品なのです。

この全体の売上を、横軸に商品、縦軸に売り上げにしてグラフを構成してみると、長い尻尾(テール)のように見えることからロングテールの名が付きました。このロングテール理論をウェブサイトのキーワードに当てはめたのがロングテールキーワードとなります。

メリット

ロングテールキーワードは入札している競合が少ないので、CPCを安く抑えることが出来る可能性があり、また、ニッチなキーワードで、検索数自体は少ないですが、少数派ですが購買意欲の高いユーザー層の獲得が期待できます。このように獲得数が数件ずつでも、少数派をもれなく集めることによりいずれ大きな獲得を得ることができます。

ロングテール向きのケースとして、ある程度の検索数があるキーワードが事前に分かっている場合はそのキーワードを登録し運用することで効果が得られます。

例えば、各都道府県の駅近辺で全国展開の商材を取扱っている場合、「駅名」「県名」などのエリアワードと「クリーニング」「撥水加工」などのクリーニング関連のキーワードを組み合わせることで、個々のキーワードごとにある程度の検索ボリュームがあることが想定できます。

デメリット

ほとんど検索がされないクリック率の低いキーワードがたくさん登録されていることで、アカウント全体の品質スコアなどの低下につながる可能性があます。また、1つのキーワードにおける、クリック数やコストは少額ですが、それも積み重なれば無駄なコストが多くかかることになります。

そして、ほとんど検索されもしないワードに対してキャンペーンの変更など手間ばかりがかかり生産性が落ちるなどの可能性も示唆することができます。

まとめ

リスティング広告はクリック課金制なので運用するにあたって、ロングテールキーワードをたくさん登録してユーザーの獲得機会を増やしていく、そんな運用をしている方も多いのではないでしょうか。しかし、前述でも述べた通り、ほとんどクリックされないキーワードを登録しているだけで、アカウント全体の評価が下がる、もしくはCPCが高くなるなどのデメリットもあります。ロングテールキーワード自体がダメなわけでなく、良い運用になることも多々あります。

しかし、デメリットを知らずにロングテール運用をしていると手間ばかりがかかり、とても好ましくない結果になってしまうこともあります。ロングテールキーワードを運用するには大前提として、それに見合うだけの費用が用意できるということが大事になってきます。

キーワードが大量には登録されているが、日予算の制限でキーワードの掲載が抑制されてしまってはロングテールキーワードを運用する意味がないので、検索ボリュームがあり費用がいくら必要かを確認してから運用開始しましょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加

筆者

C.Tada

Bigmac株式会社 メディア事業部所属。 広告の楽しさと文字がもたらす可能性の広さに惹かれ、2016年にBigmac株式会社に参画。 SEOの奥深さと面白さを感じながら業務に行い、より面白く読みやすい記事をライティングすることをモットーに、日々日本語と格闘中。 趣味は読書と史跡巡りと水族館に行くこと。好きな食べ物は焼肉とコーヒー。高校野球観戦が大好きでよく見に行くが、ルールはまだいまいちわかっていない。

筆者が最近執筆した記事