タグ管理を簡略化! Googleタグマネージャの導入・設定手順

記事公開日:2017.12.18

最終更新日:2018.01.10

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Webサイト管理者の中で、各種管理ツールの増加に伴い、計測タグの増加と管理の煩雑さに、困っている方は多いかと思います。そこで、複数のタグを一元管理できる、Googleタグマネージャの導入方法についてご紹介します。

Googleタグマネージャとは

GoogleタグマネージャはGoogle社が提供するタグ管理ツールでGoogleアカウントがあれば誰でも無料で使えます。GoogleアナリティクスのトラッキングコードやGoogle AdWordsなどのタグはもちろん、Yahoo!のタグやFacebookのピクセルコードなども管理できます。

また、一度Googleタグマネージャを設置してもらえば、サイト制作者の方などに、タグの設置を依頼しなくても自身でタグの設置が可能となります。また、似たような管理ツールでYahoo!タグマネージャーもあります。

Googleタグマネージャの開設

まず、Googleタグマネージャ 公式
上記でGoogleタグマネージャの登録をおこないます。新しいアカウントの追加というページで任意のアカウント名を登録します。上記完了後コンテナの設定画面に行くので、こちらも任意の名前をつけてもらい使用場所を選択してください。

今回の場合ですとウェブになります。これでGoogleタグマネージャの開設は完了です。

Googleタグマネージャの導入方法

開設が完了したら次は導入です。


画像のようにタグマネージャのインストール手順が表示されますので、表示されているタグを案内のように、サイト内のすべてのページの<head>>タグ内とタグ直後に設置するようにサイト制作者にお願いします。設置が出来たら導入は完了です。

トリガーの登録(配信ルール)

開設は終了しましたので次はタグの新規作成の設定になります。ここで重要になるのは「タグ」と「トリガー」の項目となります。

例えば特定のページにタグを配信したいとなった場合、特定のページに配信することを指定するルールを作る必要があります。よくあるのは広告を配信しており、サンクスページでコンバージョンタグを配信というパターンが多いので、そちらの設定の仕方を例に挙げ説明していきたいと思います。

まず、管理画面上で「トリガー」の新規作成をします。
今回は「http://www.○○○.com/contact/thanks.html」のページ到達でタグを配信します。まず、新規ボタンをクリックし新しいトリガーの設定をしていきます。トリガーの種類はページビューを選び、トリガーの発生場所は一部のページビューを選択します。

URLを指定する使う変数は
Page Hostname (ドメイン)
Page Path    (URLのパス)
Page URL    (ページURL)
主に上記3つとなります。

今回の場合は「Page URL」 or 「Page Path」が使用することができます。URL全体を使用するか、パスを使用するかなので
Page URLの場合は
「http://www.○○○.com/contact/thanks.html」
Page Pathの場合は
「/thanks.html」
を指定することで上記ページでタグを配信するトリガーの作成が完了しました。

タグの登録

次にタグの設定です。まずはタグのタイプを選びます。

tag

上記のようにタグが選べGoogle関連のタグ(Google AdWordsやGoogle Analyticsなど・・・)はテンプレートが存在します。

また、Twitterなどの一部外部ツールのテンプレートも存在します。しかし、Yahoo!やFacebook関係のタグはテンプレートがないのでカスタムHTMLを選んでタグの登録する必要があります。テンプレートのあるものは指定の項目を入力をします。

AdWordsのコンバージョンタグの場合はコンバージョンID、コンバージョンラベルを入力することでタグの設定は完了です。その他コンバージョン値などを設定している場合はそちらも入力が必要です。そして先ほど作成した、トリガーを選択して保存したらタグの登録の完了です。

プレビュー・公開

実際に登録が完了したら後はタグを公開するだけでタグの配信が行えます。しかし、実際にちゃんと動いているかは現段階ではわかりません。そこでプレビューモードがあり、実際にちゃんと動いているのか確認できます。順番としましては

プレビュー ⇒ 公開

の流れでやればミスは少ないかと思います。
「Tags Fired On This Page」の欄に上がっているものが配信されているタグで「Tags Not Fired On This Page」の欄に上がってるのが配信されていないタグとなります。

こちらで設定していた「トリガー」で配信されていればしっかりとタグの登録ができていますがここでもし、配信されなかった場合はもう一度「トリガー」の設定を見直す必要があります。プレビューで確認が取れた場合は公開ボタンでコンテナの公開をおこなえば、ついに配信スタートです。

バージョン管理

作業しているうちにタグが何らかの不具合が発生した場合も、Googleタグマネージャはバージョンごとに管理されているので直ぐに不具合発生前の状態に戻すことが出来ます。
各バージョン管理はGTM側が勝手にしてくるので、サイト制作者の手を煩わせることもありません。

応用

先ほどは特定のページへの配信設定でしたがクリックの測定や、特定のものが読み込まれたときにタグの配信などの設定も行えます。いくつかの例を紹介していきます。

Google アナリティクスの設定

サイトの改善など様々な場面で使用されるアナリティクスもGTMで管理することが出来ます。今まではサイトにトラッキングコードを埋め込む必要がありましたが、GTMではテンプレートを使用して設定することが出来ます。
アナリティクスの場合はトラッキングIDを入れるだけで設定が出来ます。

広告CVタグの設定

アドワーズの場合はテンプレートがあり、コンバージョンIDとコンバージョンラベルを入力するだけで設定が行えます。Yahooの場合はカスタムHTMLというテンプレートを使用することで設定することが可能です。

リマーケティングタグの設定

こちらもアドワーズの場合はテンプレートが存在しますので、そちらにコンバージョンIDを入力するだけで設定が可能です。Yahooもコンバージョンタグと同様にカスタムHTMLで設定することが可能です。

FacebookのピクセルタグもカスタムHTMLで設定できますので、テンプレートのないタグは、基本カスタムHTMLで対応する形で大丈夫です。

一番簡単なものは「Click URL」となります。こちらは特定のページのURLのリンクをクリックされた際に配信されます。
「http://www.○○○.com/contact/1234.html」
を設定した場合、リンク先に上記が設定されたバナーなどを押された際に配信することができます。

またサイト内HTMLソースにidが設定してある場合は「Click ID」でも同じようなことができます。またGoogle Analyticsのイベントトラッキングもテンプレートを使って測定することが可能です。また、クロスドメイントラッキングなども可能ですので、今までのややこしい作業がなくなり時短も期待できます。

導入するメリット、デメリット

Googleタグマネージャを導入するメリット・デメリットの紹介をしていきます。

メリット

1.タグの管理が簡単になる

今まで個別にソース内へ設置してきたHTMLタグをタグマネージャの管理画面から一元で管理できるようになります。
今までは個別で設置していたタグを変更する場合、全てのページのタグを修正する必要がありましたが、タグマネージャを利用すると変更作業も簡単に行えます。

2.Webページの読み込み速度が速くなる
今までは個別でタグの設置をすると、利用するサービスの分だけサイト内にタグを設置する必要がありました。
タグマネージャを利用すると、複数あったHTMLタグがGTMのコード1つになるので、今まで設置してあったタグの数にもよりますが、サイトの読み込み速度が複数のタグを設置していた時よりも速くなります。
サイトの読み込み速度はユーザーにストレスを与えページ離脱や、SEOにも関係するところなので改善するために導入をお勧めします。

デメリット

1.対応していないタグもある
タグが一元管理でき便利なのですが、一部対応していないタグもあります。カスタムHTMLで対応できるものもありますが、対応していないものに関しては直接サイトソース内に設置する必要があります。

2.移行に手間がかかる
新規の場合は問題ないのですが、移行の場合だとかなりの時間がかかります。現在のサイト内のHTMLタグの数にもよりますが、多くある場合は移行に手間がかかりますので、余裕をもって作業する必要はあるかと思います。

まとめ

Googleタグマネージャを一度利用すると便利さで手放せなくなる人も多いはず!使い方さえマスターすれば様々なことができるので面白いものになると思います。マーケティング担当者の方はぜひ活用してみてください。

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