知っていましたか?ブランド・エイクティという考え方

記事公開日:2016.07.22

最終更新日:2017.10.18

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みなさん、ブランド・エイクティってご存知でしょうか?

ブランドエイクティとは、あるブランドが持つ、顧客や引先、または社会全体に対して持っている形には見えない様々な資産価値のことです。ヒトやモノといった有形資産と同じように評価しようという概念です。ブランドを単なる名前やロゴとしてではなく、企業の価値をも左右する資産として評価しようという考え方です。

ブランド・エイクティのはじまり

ブランド・エクイティの代表的な人は、1991年に著した『ブランド・エクイティ戦略』の著者であるデーヴィッド・A・アーカー(David A Aaker)です。

この本で、ブランドエイクティとは、「ブランド名やシンボルと結びついたブランド資産/負債の集合であり、製品のサービスの価値を増減させるもの」と定義しています。

そして、ブランド・エイクティの構成要素として
・ブランド・ロイヤリティ(ブランドに対する愛着心や信頼度)、
・ブランド認知(ブランドの知名度)、
・知覚品質(他ブランドに対する優位性)、
・ブランド連想(ブランドに結びついたイメージ)
・その他の知的所有権のある無形資産(特許、商標、取引関係など)

といった要素がブランド・エクイティを構成するとしています。

日本の広告業界では、ブランドエクイティを認知度とイメージして捉える傾向が強いと思いますが、英文に直すと少し意味が変わってきますね。

ブランドマネジメントの重要性

ブランド・エイクティは、わたしたちが日々得ることのできるニュースやCMなどの情報。そして、商品やサービスに取り囲まれて生活しています。その中から実際に自分が利用する商品やサービスは限られていますが、その判断に大きな影響を及ぼすのが「ブランド」です。

消費者がお店やネットショップなど、欲しいものや利用してみたいサービスなどを選ぶときに、「これCMでみた」「このブランド好きだから買ってみよう」「この使い勝手を知っているから買ってみよう」などを誰しも一度はそうやって商品やサービスを選択したことはないでしょうか。

また、消費者の行動の大半は「習慣脳」で無意識的に選択をおこなって、自分でも理由を問い詰められてもなぜこれを買っているのか分からない状況にあると、解説している本もあります。

例えば、飲み物を買うときにいつも決まった数種類からしか選ばなかったり、常連の服屋で服を買いにお店に行ってもお店の中を同じルートでたどっていることはないでしょうか。

このように、企業が自社の商品やサービスを消費者に選んでもらい、そしてリピートしてもらうために、企業は消費者の「習慣」になることが重要であり、そしてそれがブランドを高めることにより、他の競合より比べても優位に立てるだけでなく、消費者や顧客の安心感につながります。

満足度やロイヤリティが向上する効果も期待できるので、企業のマーケティングにおいて、どれだけブランドをつくり出しマネジメントしていくかが、ブランド資産であり価値を高めていくことは、企業にとって非常に重要なことだと言えるでしょう。

これからのブランド・エクイティは、企業だけでつくり上げるものではなく、消費者や顧客と一緒に、もしくは消費者や顧客によって創られていくものである、と目指すことが企業側には求められていくのではないでしょうか。

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筆者

C.Tada

Bigmac株式会社 メディア事業部所属。 広告の楽しさと文字がもたらす可能性の広さに惹かれ、2016年にBigmac株式会社に参画。 SEOの奥深さと面白さを感じながら業務に行い、より面白く読みやすい記事をライティングすることをモットーに、日々日本語と格闘中。 趣味は読書と史跡巡りと水族館に行くこと。好きな食べ物は焼肉とコーヒー。高校野球観戦が大好きでよく見に行くが、ルールはまだいまいちわかっていない。

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