Googleのローカル検索 ベニスアップデートとピジョンアップデート


現在私達の生活から切り離せないインターネット。

およそ20年前だと流行のものを知りたいときには、テレビや雑誌、ラジオなどを使っていましたが、今は何か知りたい時に携帯電話やパソコンなどのツールを使ってインターネットで”検索”するということをしていると思います。その多くの人達は検索するときに、Yahoo!やGooなどの検索エンジンを使っていると思います。

たくさん種類はありますが、その中でもGoogleを使っている人が多いのではないでしょうか。検索エンジンの中のひとつGoogleでは、利用者の利便性を守るため、日々検索アルゴリズムに様々なアップデートを行っております。

有名なものとしては、「パンダアップデート」「ペンギンアップデート」「ハミングバードアップデート」があげられます。今回はその中でも、Googleのローカル検索と言われている「ベニスアップデート」「ピジョンアップデート」についてお話したいと思います。

2つのアップデートが行われた背景

Googleが開発された地、アメリカでは、何か「知りたい」と検索する時、広大な国であるがゆえに、ローカル検索の需要度が高く、検索精度を高める必要があったからです。もう一つの背景として、モバイル端末の拡大です。

10年前に比べるとモバイル(スマホ)の検索ユーザー数は世界的にもすごい勢いで拡大しています。モバイルユーザーの大多数は、現在地を起点とした検索によって、「何か」を探すという傾向が強く、その際に重要となるのがローカル検索の精度となるからです。

ローカル検索とは

まず、ローカル検索とはなんでしょうか?ローカル検索とは、ユーザーがその時にいる現在地の付近のビジネス情報や場所を検索すると、出て来る表示のことです。

あなたも、旅行中や友達とランチをするときなど、その地域近くのサービスを探す時に、主に「地名+サービス名」のキーワードで検索することが多いと思います。その他にも、Googlleマップなどの地図検索でも使える検索機能となります。

ピジョンアップデート(Pegion Update)

さて、この記事のタイトルにもなっているピジョンアップデート。2014年7月から適用されているGoogleのローカル検索です。

こちらはインドを除いた英語圏に展開したことをGoogleが認めました。当初とカナダ、オーストラリアが対象というGoogleからの報道でしたが、英語圏が対象だと情報を更新しています。

ピジョンアップデートとは

ローカル検索の結果全体の品質改善を目的に行われたアップデートです。今まで以上に正しい関連性が高いローカル検索結果をユーザーに提供するためのアルゴリズム変更です。ローカル検索の検索結果を決める時には、今までウェブ検索で用いてきた様々な技術を連携するようになりました。

このアップデート後、地域情報のコンピューターの管理情報には、検索結果の上位に地域情報が目立ったり、ローカル検索結果に表示される枠内のリンク数が変化するなど現象が観測されました。

今後は

英語圏のみで更新されたローカル検索アルゴリズムで、現在(2017年1月)、日本では導入されたという報告はまだありません。ローカル検索の品質やGoogleマップの検索精度が高めるためのピジョンアップデートにより、地域検索の正確性が大幅に改善するとされています。

Googleはユーザーがその時に検索した現在場所に近い範囲の検索結果が返されるとしており、これはベニスアップデート同様にユーザーの位置情報を元にしたパーソナルな検索結果を表示する目的だと考えられます。近い将来は、日本でもピジョンアップデートは導入されるかもしれませんね。

しかし、場所によっては検索時にユーザーの正確な位置情報が得ることができない場合があります。自分の検索結果で、より正確な情報を得たいときには、検索する媒体の検索設定方法を変更する必要性があります。

ベニスアップデート(Venice Update)

ベニスアップデートは、ユーザーの現在の位置情報を検索結果に反映させるGoogleのアルゴリズムの名前です。2012年の2月に導入されたアルゴリズムです。

ベニスアップデートとは

検索ワードに場所を含まないキーワードであっても、地域性が重要である、図書館や整体やネイルサロン、そして美容室などの地域依存性の高い一般キーワードでユーザーが検索した時に、地域を明示しなくてもユーザーが現在いるところに応じて検索結果を調整するというアルゴリズムの変更です。

現在いる地域に応じて検索結果がでるのは、ユーザーにとっても嬉しいことですよね。例えばユーザーが東京都池袋区内で「美術館」と検索すると、ウェブの検索結果には、池袋区周辺のいくつかの美術館へのリンクが表示されます。

しかし,大阪府大阪市から同じく「美術館」と検索すると、今度は大阪市周辺の美術館のリンクがいくつか表示されるでしょう。美術館などは、「そんなのもあるんだ」と参考になりますが、花粉症などで困っている時に、地元の福井県の耳鼻科に行きたいのに、東京の耳鼻科が検索結果にでてきても、そのユーザーによっては「行けないよ・・・」という意見がほとんどだと思います。

Googleがそういったいわゆる地域性が重要なキーワードに対して、ユーザーの求める情報を現在地に紐つけた検索結果を提示してくれる仕様に変更してくれるのが、ベニスアップデートなのです。

今後の対策と心構え

地域性のある結果を出してくれるので、福井県で検索しているユーザーにとっては、東京や大阪などの他の地域情報はあまり必要としていない事が多いので、ユーザーにとっても嬉しい機能です。ベニスアップデートが始まる前にも、このような傾向が会ったのですが、ベニスアップデートが始まり、この傾向がよりいっそ顕著になりました。

検索ユーザーがいる「場所」によっては、病院などのビックキーワードだけでも検索結果を上位にすることも可能です。しかし、自分のビジネスの位置情報を正しくGoogleに伝えられていなければ、本来いるべき検索結果に表示すらされないかもしれません。

SEO対策

このことにより、検索ユーザーに確実に自分のお店を知ってもらうためには、病院や美容院なのか、何を商売としているのか、その情報をGoogleに正しく伝えることが重要となってきます。地域に密着したビジネスを行っている人は、その自分のいる位置情報をGoogleに適切に伝えるために、おすすめの方法があります。

1.その地域について書いた記事やコンテンツをページにいれる

その地域に書いた情報を追記することで、ユーザーはその近くに例えば、スーパーやコンビニなど、何が近くにあり、何が行われているのか知ることができるのは嬉しいことでしょう。

2.NAPの統一を行う

N:Name(名前)
A:Address(住所)
P:Phone(電話番号)
こちらの統一を行うことは重要です。

サイト内の統一はもちろんですが、グループ会社などでの表記も統一してください。

例えば、グループA社では、「株式会社NAP」。グループB社では「(株)NAP」では、優秀なGoogleでも分かりにくいですし、何よりユーザーが不思議に思うでしょう。住所も、年賀状などで「11丁目22番地」「11-22」で、迷いがちですが、コチラも統一しましょう。

3.Googleマイビジネスへの登録

Googleのマイビジネスで自分がオーナーだと確認し、自分のウェブサイトとの関連を承認しましょう。

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筆者

C.Tada

Bigmac株式会社 メディア事業部所属。 広告の楽しさと文字がもたらす可能性の広さに惹かれ、2016年にBigmac株式会社に参画。 SEOの奥深さと面白さを感じながら業務に行い、より面白く読みやすい記事をライティングすることをモットーに、日々日本語と格闘中。 趣味は読書と史跡巡りと水族館に行くこと。好きな食べ物は焼肉とコーヒー。高校野球観戦が大好きでよく見に行くが、ルールはまだいまいちわかっていない。

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