ハミングバードアップデート Googleの新しいアルゴリズム


Googleの検索アルゴリズムで、有名で影響度の大きいアップデートとして「パンダアップデート」「ペンギンアップデート」があります。
どちらとも、SEOに関わる人は気にしておきたいアップデートであります。

他にも、Googleの検索アルゴリズムでは、アップデートが行われており、「ベニスアップデート」「パイレーツアップデート」などなど様々なアップデートが行われております。
名前だけ聞くとなんだか楽しそうですね。

今回はその中の一つ「ハミングバードアップデート」について、お話したいと思います。

ハミングバードアップデートの登場

ハミングバードアップデートとは、アメリカのGoogleが2014年の9月に、新しい検索アルゴリズム、Hummingbird(ハミングバード)を導入したことを、設立15周年を祝う記念イベントにて発表しました。

Googleのランキングアルゴリズムの中核となるエンジンの切り替えであり、Google幹部のAmit Singhal氏によると、検索結果の90%近くに影響が出て来る大規模な変更であると述べています。

ハミングバードアップデートとは

ハミングバードアップデートは、長く複雑な検索キーワード(クエリ)に対して、より関連性が高く的確なコンテンツ(ページ)を提示するためのアルゴリズムです。

特徴として、「的確で高速」であることから、Hummingbird(ハミングバード)と名付けられました。

ハミングバードアップデートを例えるならGoogleでは、このことを車のエンジンに例えて、長年利用してきたことで古くなってしまったエンジンを、新しいエンジンに置き換えるものだ、という説明をしています。

確かに、車が作られた時代の車に、現代の電気自動車のモーター搭載したとしても、動きませんよね。
技術基盤全体の刷新である一方、近年話題となった、

低品質なサイトやリンクの排除を目的としたパンダアップデートや迷惑行為を行うスパムサイトの上位表示を防ぎ、オリジナルコンテンツのサイトの上位表示をするという目的としたペンギンアップデートとは、目的が違ってきます。

ハミングバードアップデートは何をするの

前述でも述べたとおり、ハミングバードアップデートは、複雑な検索クエリ、特に、検索システムに特化したものではなく、ユーザーが話す言葉のような、人間的な自然な文章を形式で検索される、会話型検索の処理能力が上がったと言われています。

会話形検索に注目したアップデート

会話形検索は、検索するユーザーの検索する

「時間」「場所」「状況」に応じて、

例えば質問分野複数のフレーズなどが長くなる傾向にあります。

従来のGoogleは検索キーワードとして入力された1つ1つの言葉に着目して、検索結果を表示するアルゴリズムでしたが、会話形検索での検索結果は必ずしも適切な検索結果を表示できるとは限りませんでした。

検索キーワードの単語数が多ければ多いほど、ユーザーが何を探しているのか明確にすることができますが、必ずしも入力されたすべての単語の組み合わせを含んだ関連性が高いページが存在するとは限りません。

つまり、入力されたとおりの1つ1つの単語をそのまま検索に利用すると検索意図には十分に合致するであろう関連性の高いページが検索結果から外れてしまう可能性も高まってしまうことになります。

アルゴリズムの変化

この問題を解決するために、ハミングバードの導入でGoogleは、クエリ全体の意味や背景の検索意図を汲み取って検索結果を返すように改良されている。

つまり、必ずしも検索クエリの文中、全ての文字列を含まずとも、クエリとコンテンツ内の文章が、意味や文脈的に関連性が高いコンテンツを、適合性の高い検索結果として表示できるようになっています。

すなわち、検索順位に影響を与える検索アルゴリズムの刷新となります。

ハミングバードが影響する検索キーワード具体例

以前のアルゴリズムでは、「東京駅の近くのランチ場所」という検索キーワードに対して、

検索エンジンは、「東京駅」「近く」「ランチ」「場所」という、全てのキーワードの文字列が含まれたコンテンツを検索結果に表示していました。

しかし、ハミングバードアップデートされたアルゴリズムは、「ランチ」を「食事処」「カフェ」など、それらの文字列を含まないが、ユーザーの検索意図に合致した適合性の高い検索結果を返すようになりました。

ハミングバードは、言葉の裏側にある意味を巧妙に着目すると言われています。

検索アルゴリズムって?

さて、先程から話に上がる「検索アルゴリズム」とは、このSEO業界の専門用語であります。

ユーザーのキーワード検索に対して、数万以上に及ぶコンテンツをランキング化するためのルールのことをアルゴリズムと言います。

Googleは、自社の検索エンジンに対して、

「Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。」

これを理念として運営を行っています。
https://www.google.com/intl/ja/about/company/

素晴らしいエンジニアたちが日々この理念を胸に抱き、Googleの検索エンジンアルゴリズムに、アップデートを日々加え続けているのです。
なんと2012年には500回以上のアップデートがあったと公表されています。

1.5日に1回のペースなので、大小含めてアップデートはほぼ毎日行われていることとなります。

すごいですね。

更新がある度に、検索結果に表示されるコンテンツは順位変動を起こすので、日々順位が入れ替わるということになります。

Googleのその他のアップデート

パンダとペンギンとの違い

有名なパンダアップデートとペンギンアップデートは検索アルゴリズムの調整や変更であるのに対して、

ハミングバードアップデートのアルゴリズムは、Googleの検索エンジンの検索結果(ランキング)に関わるアルゴリズムの技術基盤が自体の改新である、とGogleが公式に発表しています。

ペンギンやパンダそして、その他のGoogleが行ったアップデートは、検索アルゴリズムに変更を加えないものでした。

それらは、以前のアルゴリズムに対する変更であったので、アルゴリズム全体の入れ替えを行うものではありませんでした。

例えるなら、ペンギンやパンダなどの他のアップデートでは、携帯電話を使いやすいようにアプリを追加し、カスタマイズをしていく行為に似ています。

ハミングバードでは、以前とは違う新しい携帯電話ではあるけれど、ペンギンやパンダを含む以前のアプリと同じアプリを継続して利用している形になります。

Caffeine(カフェイン)

システムの刷新ということでカフェインが比べられますが、カフェインはインデックスに関係するインフラの刷新となります。

インデックスのスピード量の劇的な向上を実現しました。

検索結果に影響を与えるアルゴリズムではありません。

ハミングバードアップデートがSEOに与える影響

ハミングバードアップデートでは、世界中の90%の検索に影響する、とのことですが、どの程度化は不明です。

しかし、初代のパンダアップデートでは、11%のクエリに影響するとGoogleが発表し、この時の影響は、ユーザーからすると検索結果が変わったような、と気づく程度ですがSEO業界は大騒ぎでした。

しかしハミングバードアップデートは行われてから、大騒ぎになるほどの影響は確認されておらず、会話型のクエリに関係するハミングバードアップデートは、長い複雑なクエリの方が影響をうけやすいようです。

まとめ

ハミングバードアップデートが行われたことにより、以前よりも長く複雑な会話型検索に対して、よりユーザーの必要としている検索結果を表示できるようになりました。

Googleのアップデートが行われると、話題に上がるのは対策の話ですが、今回のハミングバードアップデートについては、何か特別に行う必要性は全くありません。

しかし、ハミングバードの導入により、アルゴリズムが意味を理解する力を向上させていますので、
ユーザーが検索に求めるコンテンツに向けての取り組みが一番ではないでしょうか。

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筆者

C.Tada

Bigmac株式会社 メディア事業部所属。 広告の楽しさと文字がもたらす可能性の広さに惹かれ、2016年にBigmac株式会社に参画。 SEOの奥深さと面白さを感じながら業務に行い、より面白く読みやすい記事をライティングすることをモットーに、日々日本語と格闘中。 趣味は読書と史跡巡りと水族館に行くこと。好きな食べ物は焼肉とコーヒー。高校野球観戦が大好きでよく見に行くが、ルールはまだいまいちわかっていない。

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