ロングテールSEOとは SEOの基礎知識

記事公開日:2017.12.29

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企業のウェブサイトやブログ記事を担当する方は「ロングテールSEO」という言葉をご存知ではないでしょうか?SEO担当の方や、SEOに興味がある方に向けて、サイトの検索流入数の増加に役立つロングテールSEOについてご紹介します。

ロングテールSEOは関連ワードを盛り込んでアクセス数を増やす方法

ロングテールSEOは、検索ユーザーから手広くアクセスを得るSEO戦略です。

通常のウェブサイトは、メインとするビッグキーワード(ビッグワード)が、一つのページに一つで構成される場合が多いです。よって、ウェブサイトの記事に関係するビッグキーワードを多く盛り込むSEO施策が一般的です。

ロングテール SEOでは、一定の検索ボリュームがあって、競合が少ないニッチキーワード(ニッチワード)で、ウェブページにSEOを行います。ビッグキーワードだけでなく、「ビッグキーワードに関連する、検索数が少ない単語」であるスモールキーワード(スモールワード)や、「一つ一つでは検索数が少ない単語を組み合わせた」複合キーワードを盛り込みます。

ロングテールキーワードで集客・売上向上を狙う

スモールキーワードや複合キーワードが、ロングテールキーワードとなります。ロングテールSEOによって、より幅広く、より購買までに近いキーワード検索を行うユーザーを呼び込むことが可能となり、コンバージョン率の向上も見込めます。

また、ビッグキーワードとスモールキーワードの中間に、ミドルキーワード(ミドルワード)があります。ビッグキーワードは競争が激しく、スモールキーワードは検索数が少ないので、中間のミドルキーワードを狙って、SEOキーワード選定を行うのも良いでしょう。

ロングテールキーワードの例

例えば、ビッグキーワードを『花』とします。『花 誕生日』『花 香り』などの検索キーワードの場合、『誕生日』や『香り』がロングテールキーワードとなります。

仮に、『花』というビッグキーワードで検索上位に表示されなくても、『花』というビッグキーワードに加えて『誕生日』や『香り』のキーワードを足し、複合キーワードで検索することで、検索回数も増え、検索上位に表示される可能性が高まります。

ロングテールキーワードでのアクセス流入の方が総合的に多い

ビッグキーワードとロングテールキーワードでのアクセス流入数を比較した場合、一つの単語でのアクセス数は、ビッグキーワードが圧倒的に多いです。

しかし、ロングテールキーワードを多く設定することにより、総合的なアクセス数で見ると、ロングテールキーワードが全体のアクセス数の大半を占めることもあります。

ロングテールSEOの重要性

例えば、「上位10個のビッグキーワードのアクセス数が1,000回だとしても、100個のロングテールキーワードのアクセス数が2,000回」というふうに、ロングテールキーワードのアクセス数がビッグキーワードを上回ることがあります。

インターネットが普及する以前は、「取扱い品の内、20%の人気商品が、全体の80%の売上を占める」というパレートの法則が一般的とされていました。しかし、インターネットでの買い物が当たり前になった現代では、マイナー商品の在庫も豊富に持てる大規模サイトが数多くあります。AmazonのようなECサイトでは、「人気商品ではない商品の総売上が、上位の人気商品の売上を上回る」という状況になっています。

「塵も積もれば山となる」の考え方ですが、実際にビッグキーワードよりもロングテールキーワードからのアクセス数が多いというウェブサイトは多く存在しており、ロングテールSEOは今後も重視されるでしょう。

ロングテールSEO対策を行うにはページの最適化が必要

ロングテールSEO対策には、3ステップあります。

  1. 対象ウェブサイトのSEO対策したいページを選定
  2. SEO対策を行いたいビッグキーワードとロングテールキーワードを選定
  3. ビッグキーワードとロングテールキーワードをタイトルやコンテンツに多く盛り込む

ロングテールSEO対策の3ステップ

ステップ1として、ロングテールSEO対策をするページの選定を行います。

SEO対策でありがちな傾向は、「幅広く対策しようとして、収拾つかなくなる」ことです。ウェブサイトの規模にもよりますが、いくらか対策ページを絞った上で対策を行い、少しずつ改善を繰り返していくことで、最終的にウェブサイトの全ページのロングテールSEO対策が完了する、が望ましいとも言えます。

ウェブサイトによっては、検索キーワードは時流で変化する可能性があるので、手堅いSEO対策のほうが変動に対応しやすいからです。

ステップ2は、軸ワードとなるビッグキーワードと、補助的なロングテールキーワードの選定を行います。対策キーワード選定方法は、自分の思い込みでキーワードを決めずに、「Googleキーワードプランナー」や「Googleキーワードサジェストツール」などのキーワードツールで情報を得て参考にするのが良いでしょう。

ステップ3においては、選定したビッグキーワードとロングテールキーワードを、コンテンツに多く盛り込みます。コンテンツマーケティングによる集客が重視されている昨今では、記事ページはもちろん、タイトルや見出しに使う単語にも考慮することで、SEO効果が見込めます。競合サイトも参考になりますので、おすすめします。

ロングテールSEO対策の地道な苦労が反ってリスクを生むことも

ロングテールSEOは、検索アクセス数を稼ぐために重要な要素の一つです。しかし、必ずしも良いことばかりというわけではなく、リスクも存在します。

まず、一つのウェブサイトページにテーマが一つという基本ルールがなぜあるかについて考えてみましょう。

Googleの検索エンジンには、検索ワードに関連した優良なウェブサイトを上位に表示させるアルゴリズムが組まれています。高精度な構造を持つGoogleの検索エンジンですが、あくまでもシステムなので、キーワードが複雑になるとGoogle検索エンジンを迷わせてしまいます。

何を主張したいのかを明確にしたサイト構造のほうが、Google検索エンジンは明瞭に判断しやすく、結果として高評価を得やすくなります。

キーワードの過剰盛り込みに注意

基本的に、「ウェブサイトページにテーマは一つ」という考え方が主流です。逆に言えば、複合キーワードを利用するロングテールSEOは、Google検索エンジンが上手く判断できない可能性もあります。

過剰にキーワードを組み込みすぎると、ウェブサイトに対する検索エンジンの評価が下がり、検索順位を上位表示させるどころか、順位が下落することもありえます。ロングテールSEOの実施には、検索エンジン対策も考える必要があります。

思いのほか簡単に行えるロングテールSEO

ロングテールSEOの考え方や対策方法はシンプルです。どのようなユーザーにウェブサイトを見てもらいたいか考え、いくつかのロングテールキーワードを使って、ユーザーにとって「質の良いコンテンツ」を作り続けるということです。

ロングテールSEOの知識が、ウェブサイト活性化のお役に立てましたら幸いです。

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筆者

t.miyamori

Bigmac株式会社 メディア事業部所属 2017年10月入社。文章を書く関連の仕事に興味を持ち、畑違いの前職(接客・小売業)から一転、ご縁をいただいてBigmacへ入社。わからないことだらけの業務の中、新鮮な気持ちで勉強中。趣味は、ドライブ、ボードゲーム、映画鑑賞、読書。創作物は、おもしろそうなら何でも手を出しますが、フィクションをこよなく愛してます。 虚構の中でこそ表現できる真実もある、とかなんとか。

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