SEOの心得 ペンギンアップデート

記事公開日:2017.12.22

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今回はSEO用語のひとつ、Google検索アルゴリズムのひとつパンダアップデートと並び、有名で検索結果の影響度も大きい、ペンギンアップデートについてご説明いたします。

ペンギンアップデートとは

ペンギンアップデートとは、検索結果(検索ランキング)を決定するためにGoogleが行う検索アルゴリズムの機能更新のことです。Googleでは検索アルゴリズムのアップデートが大小合わせていろいろな目的で行われています。

ペンギンアップデートは、Googleの「品質に関するガイドライン」に違反する過度なSEOを上位表示しない、という目的でスパム行為をするウェブページなどの検索順位を下げる働きをします。

簡単に言うと、ペンギンアップデートはユーザーの探したい検索クエリに対し、表示するページの悪質なリンクを低評価する、ということです。

ペンギンアップデートが開発された理由

ペンギンアップデートが行われる2011年以前までは、Googleの検索エンジンをだますようなSEO対策が横行し、ユーザーに対して全く役に立つことのないウェブサイトでも、とても簡単に検索上位に表示することができていました。

ユーザーにとって探したいキーワードの答えと違う役に立たないサイト(情報)ばかりが上位表示されていては、ユーザーは不便で使いにくい検索エンジンだな、とGoogleを使わなくなってしまいます。

Googleの収入は企業や個人からの広告費です。Googleが魅力的な検索エンジンでないとユーザーが使わなくなって閲覧者が減ります。比例してユーザーに広告を出したい企業たちもGoogleを使わなくなってしまうため、Googleは収入を失ってしまいます。

Googleは、ユーザーが快適にずっとGoogleを使えるように、ウェブサイトの評価基準を常に見直すべく、アルゴリズムの開発を行いペンギンアップデートができたということです。

ペンギンアップデートの更新

2012年の4月に、はじめてペンギンアップデート「ペンギンアップデート1.0」が行われました。ペンギンアップデート1.0のあと、同年5月と10月にデータをリフレッシュする動きがあり、2013年の5月と10月にはアルゴリズム自体のアップデートも行われました。

2012年に初めて行われたペンギンアップデートでは、スパム行為を行っていたサイトの検索結果に非常に大きな順位変動を起こし、過度のSEOを行っていたサイトは元の検索順位に戻すのに大変な労力を要しました。

最新/ペンギンアップデート4.0


アメリカ時間の2016年9月23日、日本時間では23日の夜~24日に、ついに2年ぶりにペンギンアップデートのアルゴリズム更新が行われ、コアアルゴリズムに組み込まれました。ペンギンアップデート4.0の展開です。

ペンギンアップデート4.0が展開されたことで、世界中のほぼ全てのサイトにて様々な規模で検索結果のランキング変動が起きたと考えられています。

ペンギンアップデート4.0の変更点

最新のアップデートであるペンギンアップデート4.0。
今まで施行されていたペンギンアップデートから変更になった点としては、「リアルタイム更新」「順位の影響が細かくなった」点の大きく2つが挙げられます。

変更点1 リアルタイム更新(自動更新)

ペンギンアップデートがリアルタイム更新になる、ということはSEOのネット界隈で大ニュースとして騒がれていました。

リアルタイム更新になるということは、今後はGoogleより公表されるタイミングだけではなく、常にペンギンアップデートがGoogleがサイトに付いたリンクをリアルタイムに評価し、ウェブサイトの検索順位に反映する、ということです。

リアルタイム更新が行われることにより、

  • 悪い被リンクが付いたから検索順位下落がおきた
  • 良い被リンクが付いたから検索順位は上がる
  • 悪い被リンクが否認されたから順位が戻る

と、何が起きた・行ったから順位変動が起きた、ということがすぐに分かるようになりました。順位変動の原因がはっきりしたことにより、今後のSEO対策が成功だったか悪手だったのかもすぐわかるため、SEO対策が行いやすくなりました。

変更点2 順位への影響範囲が細かくなった

Googleの公式アナウンスからペンギンアップデート4.0で「スパムに対して、サイト全体に影響を与えるのではなく、スパムのシグナルに基づいて検索結果を調整するようになりました。」と表明されました。

つまり今後はサイト全体の検索順位は、スパムを中心に質の低いページ単位でピンポイントに評価を下げられることとなります。

ペンギンアップデートによる順位の影響は、サイト全体に及ぶのではなく各ページ単位に限定されることで、今までと比べて順位変動がゆるやかな段階的なものになり、以前のような極端な影響はおこりにくくなるとのことです。

ペンギンアップデートの対策

ペンギンアップデート4.0の更新で、サイトに関係のないリンクを記事内にたくさんいれるなどの「ブラックハットSEO」は使えなくなりました。

ブラックハットSEOとは簡単に言うと、Googleが発表しているGoogleが考えるサイト作りの指針である「ウェブマスター向けガイドライン」に違反するSEO対策です。
対してホワイトハットSEOはGoogleガイドラインの「ウェブマスター向けガイドライン」に違反しないSEO対策です。

現在は、誰でも行えることができユーザーにとって利便性の高いホワイトハットSEO対策の積み重ねが、検索結果の上昇につながる唯一の方法となりました。

では、ペンギンアップデート対策の、誰でもできるホワイトハットSEO対策とはどのようなことをしたらよいのでしょうか。

ペンギンアップデート対策にページ内のリンクチェック

ペンギンアップデートでは、Googleが低品質だと判断したリンクがついているページの検索順位が下がります。

ペンギンアップデートで低品質だと判定されるリンクとして代表的なもので、

  • 検索者にとって求めている答えとは違うリンク集サイト
  • 他のウェブサイトをコピペして、加工しただけの質が低いサイト
  • 悪意のあるプログラムによる無限増殖リンク

などが有ります。

こうした低品質のリンクやコピペの文章が乱立しているサイトは、ペンギンアップデートで検索順位が下がるため、至急、低品質リンク対策やコンテンツなどの削除や変更する必要があるでしょう。

低品質リンクのないサイトは検索順位が上昇することも

低品質とされるリンクがあるいわゆる迷惑サイトでなくても、ペンギンアップデートでも順位変動の可能性があります。

パターン1.適切なSEO対策が行われ順位上昇

ペンギンアップデートの精度が向上したことにより、適切なリンクが再評価されることで、検索結果が上昇し検索流入もアップしたというパターンです。

パターン2.スパムサイトの順位低下で順位上昇

競合サイトがスパムサイトであった場合に、自サイトの掲載順位が以前より上位表示されることがあります。実際、ペンギンアップデートで競合サイトが検索順位を大幅に下落させ、繰り上げ当選のように自サイトの検索結果が上昇し、自サイトが1位を獲得した逆転劇が結構みられたみたいです。

まとめ

Googleのアルゴリズムはアップデートを行う度に「検索ユーザーにとって使いやすい質の良い検索結果やページを表示すること」を目的としています。

ペンギンアップデートでサイトの順位下降やペナルティの原因だけを見るのではなく、ユーザーに必要な情報を提供することが安定したサイト運営につながるでしょう。

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筆者

C.Tada

Bigmac株式会社 メディア事業部所属。 広告の楽しさと文字がもたらす可能性の広さに惹かれ、2016年にBigmac株式会社に参画。 SEOの奥深さと面白さを感じながら業務に行い、より面白く読みやすい記事をライティングすることをモットーに、日々日本語と格闘中。 趣味は読書と史跡巡りと水族館に行くこと。好きな食べ物は焼肉とコーヒー。高校野球観戦が大好きでよく見に行くが、ルールはまだいまいちわかっていない。

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