SEOの心得 パンダアップデート

記事公開日:2016.11.14

最終更新日:2017.10.18

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パンダアップデートとは、コンテンツの質を左右するGoogleのアルゴリズムの一つの呼称で、ペンギンアップデートと並んで非常に有名なアップデートです。

SEO対策を行うには、パンダアップデートについて理解する必要があります。
パンダアップデートとは、どのような検索アルゴリズムなのかをご紹介いたします。

パンダアップデートとは

パンダアップデートは、Googleが検索結果をより良くユーザーに表示したいために導入したアップデートで、エンジニアのBiswanath Panda(ビスワナス・パンダ)氏が、中心となった行われたことから「パンダ」の名前がつきました。
ちなみに、白黒はっきりつけるぞ!という意味もあるそうで、なんだかかわいいですね。

パンダアップデートは2011年にアメリカや英語圏のみで導入され、日本には1年ほど遅れて2012年7月に導入され、検索結果に多大な影響を与え話題になりました。

パンダアップデートは検索エンジンを使いやすくするため生まれた

パンダップデートができた理由としては、「Googleがユーザーにとって使いやすい検索エンジンになるため」です。

パンダアップデート以前の検索結果

パンダアップデート以前、2010年前後のGoogleの検索結果では、「コンテンツファーム」と呼ばれる、例え、商品名も説明もほとんど同じものであっても、内容のない短いブログ記事であってもユーザーが探している検索キーワードを含み大量にアップしてあれば、検索順位を上げることができました。
ユーザーにとって、全く役に立たない上にオリジナルのコンテンツが全く存在しないサイトが多数、検索上位に表示されていたのです。

一方で、Googleが行っているWebサイトの精度評価で、「良質」とランクされていたサイトの検索順位は上位に表示されることはありませんでした。

パンダアップデートで検索しやすくなった

価値のある情報が見つけにくく、品質の低いコンテンツが上位表示される状態が続くということは、検索ユーザーの求めている情報を見つけるまでに時間がかるためユーザー満足度が大きく低下し、最悪Googleという検索エンジンを使わないという判断をしてしまいます。

Googleは、Googleがユーザーにとって使いやすい検索エンジンとなるため、低品質であるWebサイトは検索順位下降させ、反対に、ユーザーにとって重要な情報を提供している 独自の研究結果報告や分析などの専門性の強いサイトなどは、Googleが定義する良質なコンテンツとして評価され、掲載順位の結果を上昇させ、ユーザーにとって使いやすいように変わりました。

パンダアップデートの詳細と特徴

Googleは、主に以下のようなWebページにオリジナルコンテンツであるものが少なく、広告などが多くて情報量が不十分なページやコンテンツ内容であるものを対象として、パンダアップデートで該当Webコンテンツやページを低評価と値し、検索順位下降というペナルティを与えました。

  • 独自性や専門性が低い
  • 広告の占める割合が多く独自コンテンツの割合が低い
  • 内容が乏しく、薄っぺらい
  • サイト内の他のページと共通する部分が大半
  • 外部サイトからのリンクを得られていない
  • ソーシャルメディアで共有されていない
  • 他サイトと内容が重複している(コピーコンテンツ)

他にも、パンダアップデートやペンギンアップデートでダメージを受けてしまった
100以上のサイトを分析し、検索順位の改善に導いた手腕を持つ米国のSEOコンサルタントのグレン・ゲイブ(Glenn Gabe)氏は、パンダアップデートにダメージを受けてしまうサイトには以下の特徴があると解説しています。

  • 自動で再生されてしまう音が出る動画広告
  • ページ全体に、知りたい情報を隠すほどに表示される広告
  • ページに遷移する前に差し込まれ、強制的に表示される広告

インターネット上のコンテンツを見ている時や、ボタンをクリックしたページの遷移先で、自己主張の激しい広告に誰しもイラッとした経験が一度はあるのではないでしょうか。

パンダアップデートが世界に与えた影響

パンダアップデートが世界に与えた影響はとても大きく、全世界の検索結果の約11.8%も変えてしまう結果になりました。

パンダアップデートのチェックが行われることで、昨日まで1位にいたサイトが10位に下がったり、逆に10位のサイトが1位に上がるなどの順位変動がおきました。

パンダアップデートの自動更新へ

パンダアップデートが導入された当時は、通常のアルゴリズムのように自動で更新されるものではありませんでした。

パンダアップデートが発表された後にも、精度をげながら定期的にパンダアップデートを繰り返し、2016年にはパンダップデートはアルゴリズムの一部となり、現在でも1ヶ月に1回ほどの自動で更新を続けています。

手動によるアルゴリズム更新が行われるたびに、アップデートが行われたことを告知されていましたが、パンダアップデートは2013年の3月以降は通常のアルゴリズムに統合されたので、今ではアップデートの処理が自動化されています。

更新の自動化が伴うことにより、リリースの度にGoogleからの告知もほとんどされなくなり、サイト運営者やSEO関係者がパンダアップデートが実行されおきた順位の下降に気づくことが難しくなってきました。

今後はGoogleからアップデートのアナウンスはない

Googleは現在、月に1回程度の頻度で数日間かけてデータをリフレッシュしているそうですが、更新時にGoogleからのアップデートの告知は基本的にはありません。

しかし、2014年5月に実施されたパンダアップデート4.0、同年の9月に実施されたパンダアップデート4.1の際には、アップデートの告知があったことを考えると、今後ももしかしたら検索順位に影響を大きく及ぼすようなアップデートを実行する際は、Googleからの告知があるかもしれません。

パンダアップデートの解決方法

SEO情報のクチコミサイトなどで「パンダアップデートが行われるから、何かしらのSEO対策をしなくては」という声を見かけることもますが、あまり怖がる必要はないと思います。

なぜなら、『パンダアップデートはGoogleがどのような検索結果を望んで行ったアップデートなのか』『ウェブサイトを運営する人にはどのようなことを望んでいるのだろうか』といったことを組み合わせると、自ずとパンダアップデートの解決方法の答えは見えてきます。

ユーザーにとって使いやすいサイト、つまり、Googleはユーザー体験を邪魔しないような仕組みを持つサイト運営を行い、高品質のコンテンツを増やして、低品質のコンテンツをなくすことが、パンダアップデートのペナルティを受けない対策方法といえます。

しかも、ユーザーのことを第一に考えたサイト運営やコンテンツやページを作ることは、パンダアップデートのペナルティをうけないだけでなく、ユーザーがあなたのWebサイトを使用したときの満足感が増えリピーターとなってくれたら、自社サイトからあなたのビジネスを成功に導く大きな引き金ともなりえます。

パンダアップデートを怖がるより、ユーザー満足度が高いパンダアップデートが来ても怖くないサイト作りを行うことで、ビジネスの拡大を狙うのが重要だと言えるでしょう。

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筆者

C.Tada

Bigmac株式会社 メディア事業部所属。 広告の楽しさと文字がもたらす可能性の広さに惹かれ、2016年にBigmac株式会社に参画。 SEOの奥深さと面白さを感じながら業務に行い、より面白く読みやすい記事をライティングすることをモットーに、日々日本語と格闘中。 趣味は読書と史跡巡りと水族館に行くこと。好きな食べ物は焼肉とコーヒー。高校野球観戦が大好きでよく見に行くが、ルールはまだいまいちわかっていない。

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