Googleハネムーンとは SEOの基礎知識


SEOの用語の一つとして、「Googleハネムーン」という用語があります。名前だけ聞いていると、文字通り青い海、白い砂浜といったイメージが浮かびます。実際、ハネムーンと似たような現象が起きるGoogleハネムーン。詳しく説明していきます。

Googleハネムーンとは

Googleハネムーンとは、主に新規ドメインを取得したり、無料のブログを開設したときに、特別なSEO対策の行動をしなくても、検索結果ランキングで、一時的に上位表示されるよう優遇され、本来評価されるであろう順位より、上位に表示される現象のことをいいます。「ご祝儀順位」とも呼ばれることがあります。

Googleハネムーンの期間

Googleハネムーンの期間は、名前の由来どおり、約1ヶ月間くらいだと言われています。最初の1ヶ月くらいは検索結果の上位に表示された後に、順位は下落してしまうことが多いのですが、それとともに、自然検索流入の増加現象が発生するのが一般的とされています。急激に下落してしまうのでペナルティを受けたのかのように見えます。新規サイトの全てがこのGoogleハネムーンになるわけではありません。しかし、どの新規サイトがこの対象となるのかはまだ分かっていません。

Googleハネムーンは本当にあるのか

少し前まで、Googleハネムーンは存在しない、というのが一般的でした。Googleからも正式に公表されていません。しかも、Googleハネムーンになるサイトと、そうならないサイトがあるので、存在についてはいろいろ話されていました。しかし、2012年、Googleの社員でウェブマスターツールの開発と運用に関わる部署で働いている、プロダクト・マネージャのAnthony Chavez(アンソニー・チャベス)氏とウェブマスター・トレンド・アナリストのJonathan Simon(ジョナサン・サイモン)も、Googleハネムーンの存在を肯定するようなコメントをしています。

Q: 一度に大量のコンテンツを公開すると検索からのアクセスが一気に伸びるが、しばらくすると今度は急降下することを経験している。新規公開したコンテンツは本来よりも高く評価されるように見えるのだがどうなのか?

A: そういう仕組みが確かに存在する。ユーザーがそのコンテンツに興味を持つか確かめるためだ。

参考記事:
ページの表示速度は日本でもランキング要因になっていた ?
Google社員に尋ねた11個の質問 at #SMX Advanced Seattle 2012 | 海外SEO情報ブログ

この「検索からのアクセスが一気に伸びる」「新規公開したコンテンツは本来よりも高く評価される」こちらはまさに、Googleハネムーンの特徴であり、こちらに対し「そういう仕組が存在する」と回答されています。また、オールドドメインはSEO的に効果があると言われていましたが、以前に比べて薄いといわれています。

エイジングフィルターについて

Googleハネムーンに関連した現象のひとつとして、エイジングフィルターがあります。Googlエイジングフィルターとは投稿したばかりの新規サイトが、検索してもすべてのページが一時的に圏外になってしまう現象のことをいいます。期間も3ヶ月位だと言われています。この現象が存在することはGoogleは公式に認めていませんが、SEO業界では広く存在が知られています。

一般的に3~6ヶ月の期間が過ぎるとサイトの評価に適した順位に回復する、と言われていますが、明確な理由は分かっておらず複数のアルゴリズムが重なって発生していると考えられています。Googleハネムーンとエイジングフィルターはセットとして考えられており、Googleハネムーン期間の間に、新規ドメインを評価した後に、エイジングフィルターで適正な順位に移動させるイメージです。

Googleハネムーンの存在意義とは

なぜGoogleは、Googleハネムーンというような現象(新規サイトの順位を一時的に上げる)を作ったのでしょうか。この答えはGoogleの収益構造にあります。Googleの収益は90%以上を、広告収入から得ています。そのため、Googleを検索エンジンとして多くの人に使ってもらい、広告をユーザーにたくさん見てほしい、クリックしてほしいと考えているのでGoogleを使用する人の利便性の向上を大事にしています。

Googleの検索エンジンでユーザーにとって良質だと感じられる情報を上位に表示することで、Google利用者を今まで以上に、Googleの検索エンジンは優秀である、と感じてもらい、Googleを利用し、広告を見ることを狙っています。このGoogleの狙いを達成するには、Googleハネムーンで、新規サイトの検索結果順位を一時的に上位に上げることで、このサイトがユーザーにとって良質かどうかを試して調べていると言われています。

Googleハネムーンは新規サイトがユーザーにとって良質かどうかという、ユーザーのサイトのPV数や滞在時間、直帰率などの変化から判断材料となる数値をより多く獲得するために、ユーザーの流入を増やす為に行っていると考えられている。

Googleハネムーン終了後の順位

Googleハネムーンは、Googleからの新規サイトの審査期間だと考えるのが適しているでしょう。一般的に多くの新規サイトは、Googleハネムーン後、新規サイトは本来のあるべき適正な順位に戻されるので、パッと見、検索順位が下落すると言われています。しかし、Googleの審査期間中にGoogleに良いサイトだと認められたなら、そのまま検索結果上位に表示し続けることができます。

Googleハネムーンの対策

Googleハネムーンの期間、つまりGoogleからの審査期間後に、検索順位が下落する原因は、投稿した新規サイトの記事のユーザーの滞在時間が短い、あるいは直帰率が高いために、新規コンテンツだけでなく新規サイト全体までの評価が下がってしまうことにあると考えられます。そのため、SEO対策としては、Googleハネムーン期間中に、ユーザーが求めているだろう良質なコンテンツを作り頻繁に更新し、ユーザーに長くページに滞在してもらうことが求められます。

具体的に行う対策

検索結果と記事の内容が合っていなかったり、コンテンツに情報量が少なく読みにくいとユーザーの滞在時間は短くなり直帰率は高くなります。あなたも、文字数は多いが専門用語が並べすぎてて読みにくいサイトより、ページの情報量が読みやすく正確であり、関連ページにリンクがはってあるようなサイトの方が見やすいし、次も使おうと思うはずです。こまめに良質なコンテンツを投稿できるなら、1日1回は記事を投稿するのが理想的です。

しかし記事の投稿数ばかりを着目し、質の悪いような記事ばかりあげては意味がありません。例えば過去の記事を何も変えずに投稿すると、今度はGoogleからペナルティを受けてしまうので、数よりも「良質なコンテンツをあげる」というのを守ってください。検索結果に適したわかりやすい正確な内容のコンテンツをユーザーに提供することで、滞在時間を延ばすことができます。
Googleのシステムも、ユーザーに長く見られているサイト=ユーザーに有益である良質なサイトだと認識し、Googleハネムーン後も新規サイトを上位表示で保つことができます。

まとめ

Googleハネムーンは全ての新規開設されたサイトに該当するわけではありません。しかし、どのくらいの期間中、Googleハネムーンが続くのかは正確にはわかっておりません。一時的な上位の順位に振り回されるのではなく、ユーザーに有益であり、興味を持ってもらえるコンテンツ情報を提供できるサイト構築を心がけていきましょう。

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筆者

C.Tada

Bigmac株式会社 メディア事業部所属。 広告の楽しさと文字がもたらす可能性の広さに惹かれ、2016年にBigmac株式会社に参画。 SEOの奥深さと面白さを感じながら業務に行い、より面白く読みやすい記事をライティングすることをモットーに、日々日本語と格闘中。 趣味は読書と史跡巡りと水族館に行くこと。好きな食べ物は焼肉とコーヒー。高校野球観戦が大好きでよく見に行くが、ルールはまだいまいちわかっていない。

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