ネットでのブランディング手法


ネットで様々な商品が販売されています。実店舗からネットに販売路線を変更する数も増え、EC事業者間の競争もより激しくなっていくことでしょう。負けないために何が必要なのか。今回は、ネットでのブランディングについて記していきます。

個人もブランディングする時代

セルフブランディングという言葉がよく使われるように、ブランディングは事業者だけでなく個人も意識する時代です。インターネット、特にフェイスブックやツィッター、インスタグラムなど、SNSの発達が個人的発信を可能にし、
個人のブランディングを身近な存在にしたと言えます。

SNSで写真や文章を発信し、自らの人物像をイメージさせる。発信が多い人ほど、受け手が興味を持つきっかけも多くなるでしょう。その結果、交友関係の発展などプラス効果を生んでいることも想像できます。営業職の方は、セルフブランディングを意識するとより多くのビジネスチャンスを生み出せるのではないでしょうか。

ブランディングによるメリットは

ブランディングによって、「競合他者と差別化出来る、」「価格のみでの競争を避けることが出来る」「広告費を削減できる」「顧客情報収集のハードルを下げる」といったメリットが、販売者側にもたらされます。

電化製品を購入する場合に例えて説明すると、国産有名メーカー製品(30万円)と海外無名メーカー製品(20万)。あなたが消費者なら、どちらの商品を選ぶでしょうか。国産メーカーの方は、CMや新聞の記事体広告などを活用して、商品の信頼性を訴求し続けています。結果、信頼できる、安心して利用できるイメージを強く持たれています。海外無名メーカー製品が、同スペックかつ低価格であろうとも、価格的に高い国産有名メーカー製品を選択するユーザーも多くなることでしょう。

ブランド価値により、必要以上に安くしなくても購入してもらえる。価格競争を回避して健全な利益率で販売することで、企業収益も安定させることが出来るのです。

 

差別化とブランディングの違い

競合他社との差別化は、自社が選ばれる上で優位となることは間違いありません。差別化は、機能的価値・情緒的価値・価格的価値の3つを盛り込むことで実現可能です。

機能的価値

商品機能や利用しやすさといった、商品やサービスがもつ能力、つまり「品質」のことです。耐久性に優れている、コンパクトで使いやすいなどといったフレーズが頻繁に使われているのではないでしょうか。

情緒的価値

ユーザーの感情に訴えかけること。商品を購入しようとするユーザーに「おいしそう」「生活が楽しくなりそう」など、その商品がもたらすプラスの感情を感じさせることを意味します。

価格的価値

競合他社よりも自社製品の価格が安ければ、選ばれる理由になります。ネットで比較しやすいだけに、ECサイトでは価格面が大きなポイントになってきます。

ですが、差別化した特徴を真似されたり、自社以上の内容で提供されると優位性は小さくなります。ネットブランディングで必要な要素。それは、商品を手にして得られるステータスや優越感をユーザーの心に強く想像させる自己表現的価値なのです。

なぜ、高級なブランド腕時計が人気なのでしょう。それは、所有していることで自らに満足感を与えてくれるからなのではないでしょうか。ネットブランディングでは、「なってみたい自分」をユーザーに強く想像させることが重要なのです。

ネットブランディングテクニック

訴求内容について、具体的なポイントをいくつかご紹介します。

自社の実績

累計の販売台数や売上金額など販売品に関する数字的指標を掲載する事も多いですが、良いイメージを構築したい場合は「北陸で親しまれて創業30年」という表現も有効かと思います。

専門家によるコメント

認知が高くないオリジナルブランド商品販売する場合には特に、業界内で権威を持つ人のコメントを掲載すると効果的でしょう。専門家や有名人の声が信用性を与え、ユーザーの安心感に繋がります。

視覚に訴えかける

人間は、最初の一瞬の見た目で良いか悪いかまず判断します。サイトのファーストビューに使われる画像選びが大切です。明るいイメージをつけたいのなら、笑顔の写真などを活用すると良いでしょう。

繰り返しの訴求

1回見た程度では人間は忘れます。商品名の訴求を何回も浴びせられることで、最初は価値を感じていなくても気になる存在になっていくのです。気にしてくれることが自社を知ってもらうファンになってもらう出発点になるのです。

ブランド構築の成否には、圧倒的継続性か圧倒的露出量のいずれかが関係します。広告費用がそれほど大きくない企業でも、新規店舗のときから正しく根気強く発信し続けられれば、いずれ求めるブランド価値が構築されるはずです。

まとめ

発信せずに顧客を逃すか、発信して多くの顧客と繋がるか。理解していないから取り組まない状態では、機会損失し続けます。発信無くしてブランディング無し。自社情報の発信を考えてみてください。

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筆者

Y.Nakahigashi

ラジオ局勤務を経て現職。若いスタッフが多いオフィスに、若干落ち着かない40代。見るもするもの野球好きで、少年野球の指導にも携わる。週末に野球をとるか家族をとるか。その選択が現在のもっぱらの悩みとなっている。いつまで経っても100を切れないゴルフと、知人から半ば強制的に連れて行かれる山登りを少々たしなみ、人畜無害の外見からか、知らない人に道を尋ねられることも多数。好きな動物は猫。好きなテレビ番組は「旅サラダ」。

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