サイト制作後に必要な保守管理とは

ホームページを制作し、公開が終わるとWebサイト制作というプロジェクトは完了となりますが、Webサイトを運用していくにあたり、制作会社がどのようにWebサイトの運用においてサポートできるのかをご紹介いたします。

Webサイトの公開がゴールではない

ホームページの制作が終わると、制作業務としては完了となり、Web上で公開されるようになります。そして、ホームページの運用が始まっていきます。制作会社と保守契約を結んでいない場合は、社内でホームページを運用していく必要がありますが、社内にホームページを運用できる人はいますか?

ブログの更新などもなく、特に運用というものが必要ないという方もいらっしゃるかもしれません。Web上にホームページが公開されている以上、ブログがなくても運用は必要なものです。では、実際にWebサイト完成後、どのようなことが起こるか考えていきましょう。

Webサイト公開後の具体的な運用

実際によく相談を受ける項目をあげていきますので、参考程度の情報として見ていただければと思います。

ドメイン・サーバーの更新

一番多いのはドメインとサーバーの更新トラブルです。ドメインやWebサーバーはドメイン取得サービスやレンタルサーバーを使うことも多く、万が一ドメインやWebサーバーの更新を忘れてしまって有効期限が切れてしまうと、Webサイトが見れなくなってしまいます。契約期間はそれぞれ契約した内容によりますが、制作を開始した時期から1,2年が多いのではないでしょうか?
制作会社にホームページ作成を依頼している場合は、ドメイン・サーバーの管理も制作会社が行うことが多く、時期がくると自動的に契約の更新を行うことを保守として委託することも可能です。
また、制作会社にもよりますが、委託をする場合、新しく発生するサーバー費用・サーバー利用料やドメイン費用は保守管理としての費用とは別で請求されることが一般的です。

サーバー管理

ドメイン・サーバーの更新と似てきますが、レンタルサーバーを使っている場合も、独自のサーバーでのサーバー運用をしている場合も、サーバー障害が生じることは可能性として起こりうることです。独自のサーバーの場合には、サーバーを構築した制作会社がサーバーエンジニアをかかえているので、サーバー障害が発生した場合に対応をすることが保守内容として含まれます。レンタルサーバーの場合にはサーバー会社から障害があった場合には連絡がくることが一般的なので、独自サーバーの場合のような緊急対応は原則ありませんが、サーバーの容量の調整など、保守として委託することは可能です。

SSLサーバー証明書の更新

SSLサーバー証明書は、ドメイン更新とは違い自動更新がないので必ず作業が発生します。有効期限か切れてもWebサイトが見れなくなってしまうことはありませんが、期限切れの警告が出るので、ユーザーに不信感を与えてしまいます。作業としては技術的な内容となるため、社内に知識がある方がいない場合は制作会社に委託することになります。

CMSのバージョンアップ

弊社での制作案件も多く使っていますが、WordpressやEC-CUBEなどのCMSを導入している場合は、定期的なメンテナンスが必要となります。CMS側で定期的にバージョンアップがあり、対応していかないとセキュリティ的にも問題が出てくる可能性があるので、更新作業が発生します。
自動更新ももちろん可能ですが、バージョンアップをしたことによる不具合も多々あるため、しっかりと手順を踏んで、バージョンアップした際にはサイトの見回りと改修も必要となってきます。この一連の作業も保守として委託することができます。

外部連携の仕様変更

Webサイトの中で表示しているSNSなど、外部連携の仕様変更に伴う改修が発生します。twitterやfacebook、instagramの仕様変更により、今までの出し方ではサイト上に表示ができなくなることもあり、閲覧にも影響が出るため、保険として保守に含めることも多いようです。

新しい端末やブラウザへの対応

日々Webが進化していく中で、端末やブラウザも新しくなっていきます。iPhoneも定期的に新しいものが出るように、新しい端末やブラウザが出てくると、その画面幅や仕様に合わせてサイトの作りも変えていく必要が出てきます。

新しい端末やブラウザに対する最適化は保守内容に含まれることは少ないですが、最低限の調整などはサービスで行ってくれたり、またそういった対応が必要だという提案が制作会社からあると思うので、その時にぜひ検討しましょう。

バックアップの取得・管理

保守内容としてドメイン・サーバー更新とならんで代表的なのはバックアップの取得・管理ではないでしょうか?レンタルサーバーの場合でも、バックアップ自体は自動でできることも多いですが、万が一データが消えてしまった、何かを触ったらサイトの表示が崩れてしまったという事態が発生したときに、バックアップから復元することは技術がある人でないと難しい作業となります。

バックアップが正しく取得できているかを確認し、一定期間の保管と、何かがあったときにバックアップからの復元する作業を保守内容として含まれていることが多いです。

テスト環境の管理

特にCMSを導入した場合は、バージョンアップや改修の検証用としてテスト環境を持っていることが必須となります。何か作業が発生した際に、まずはテスト環境にて反映をさせて問題ないかの検証をしてから本番環境へと反映させます。

サイト制作時にもテスト環境は作られますが、制作が完了した段階でテスト環境も消去することが一般的なので、テスト環境の管理も保守内容に含まれていることが多いです。

まとめ

Webサイトの保守は自社の技術者がいるので大丈夫!という場合には保守契約は必要ないかもしれませんが、詳しい人がいない場合、制作を依頼した会社と保守契約する事をおすすめします。

保守契約は何かあったときのための保険の意味以外にも、制作したサイトを良い状態で保つ意味もあります。保守契約についていまいちどしっかり考えてみてください。

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筆者

M.Nakayama

Bigmac inc. 制作部所属。 前職でBigmacと出会い、2015年6月制作部の立ち上げと共に入社。オンとオフの切り替えをしっかりすることをモットーに、仕事の日はがっつり仕事、休みの日は子どもと目一杯遊び、家事に励むようにしています。 Webデザインからサイト構築まで幅広く携わっていますが、基本的には人が作った綺麗なデザインを寸法の狂いなくコーディングしていくことが好きで、難しいものができたときほど達成感・やりがいを感じます。シンプルでフラットなデザインが好物です。

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