福井・金沢の特徴的な葬儀や遺品整理についてのご紹介
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福井・金沢では、地域により異なった風習の葬儀が行われます。

故人を見送った後、遺族は悲しみの中、遺品の整理をしなくてはなりません。

今回は、福井・金沢の葬儀で行われている特徴的な風習について、また遺品整理を自分で行う時のやり方や、遺品整理業者を利用した場合にかかる時間、費用、業者選びのポイントについてご紹介します。

 

福井・金沢の葬儀の特徴をご紹介

福井・金沢の葬儀の特徴をご紹介

日本は、北は北海道、南は沖縄と、気候や地理的な条件が異なる地域が多くある国です。

山岳地帯と沿岸部、農村部と都市部と物理的に生活様式が異なっているため、地域によってマナーや習慣に大きな違いがあります。また、日本には神道、キリスト教の他、仏教が13宗56派存在しています。こうした地理的環境や宗教的要素から、葬儀において地域差が生まれました。

 

福井県の葬儀の特徴

福井県の葬儀は北陸地方に共通する形態で葬儀が行われています。

通夜や葬儀は自宅で行われることはあまりなく、お寺や斎場で行われます。お焼香の仕方に特徴があり、福井県では「回り焼香」というお焼香の仕方が一般的です。参列者はお焼香を済ませると、故人を偲んで話し込むといったことはせず、速やかに帰宅します。

昔から地域のつながりが強い福井県では、生前故人と関わった一人でも多くの地域住民が葬儀に参列できるよう、こういった習わしとなり、今でもその風習が残っています。

 

北陸地方の忌明けは一般的に77日としている地域が多いのですが、嶺北地域では、男性が77日、女性は57日と男女で差があるのも特徴的です。

他にも福井県では読経をする僧侶が5から8人であったり、嶺南地域では出棺の際、棺に向かって米をまくといったものや、棺に刃物を入れる地域もあります。男性の棺には髭剃りを、女性の棺にはハサミを納めるといった習わしです。農村地域では葬儀の際に御詠歌を詠うところもあります。

 

他にも葬儀における福井県独特の習わしとしては、故人が長寿でなくなった場合、葬儀で赤飯をたくといったものです。福井県を含む日本海側の地域ではよく見られる風習です。葬儀で赤飯というとなんだか不謹慎に思えてしまいますが、故人が天寿を全うし、大往生で亡くなったということは祝うべきめでたい事という考え方からきています。

また、赤飯の赤色は魔除けの意味もあるのです。葬儀で赤飯が振舞われた場合は、故人の大往生を祝い、箸をつけるようにしましょう。

出棺時、喪主は白のかみしもを身に着け、玄関先では送り火をたき、茶碗を割る、火葬場へは位牌と遺影、死花花(しかばな)を持参、自宅へ戻ってから塩で身を清め初七日の法要をおこないます。

 

金沢の葬儀

石川県は浄土真宗の信徒が多い地域です。火葬は一般的に葬儀、告別式の後におこなう後火葬です。

火葬後、すぐに菩提寺へ遺骨を納めに行きます。火葬場へ行く際、喪主が白装束を身に着ける習わしがあります。日本で喪主が黒色になったのは、明治時代英照皇太后の葬儀の際、哀悼の意を込めて明治政府が黒色を採用したことが始まりです。それ以前の喪服は、白い洋服であったと言われています。本来黒い色の洋服は、おめでたい席で着る色でした。昔からの風習により、結婚式に出席する際、既婚女性は黒い留袖を着るのが正装と考えられています。

 

浄土真宗が浸透している石川県では、香典袋の表書きは「御仏前」と書きます。

初七日よりも一周忌の法要を盛大におこなう風習があります。葬儀に参列後、自宅に帰宅した際、身を清めるために塩をかけることがありますが、石川県の一部の地域では、塩と一緒にぬかを身にかけ浄化します。ぬかで浄化するという風習は、祭壇に稲穂をお供えする神道からきているものと考えられています。

 

遺品の整理はいつするの?どうやってするの?

遺品の整理はいつするの?どうやってするの?

大切な人を見送った後、しなくてはならないことに遺品整理があります。

遺品には高価なものから日用品、価値よりも思い出が深いものなどさまざまなものがあり、どこからどのように手をつければよいのかわからなくなってしまい、結局片づけられずに時間ばかりが経ってしまうということがあるのではないでしょうか。

 

遺品の整理を始めるタイミングに決まりはありません。

しかし、一人暮らしで賃貸契約を結んでいる関係上、部屋を片付けて明け渡さないといけないといった事情がある場合は、部屋の賃貸契約を四十九日の法要が終わるまでとし、法要後遺品の整理を始める人が多くみられます。遺品整理をしなくてはならない期限が特別にない場合は、遺品の分配や財産分与の詳細決めだけは先にし、整理自体は気持ちが落ち着いてから徐々に始めるということでも問題ありません。

親族に相談なく勝手に遺品整理をしてしまうとトラブルになることもあるので、注意が必要です。

 

自分で遺品整理をする場合は、まずは仕分けから始めます。

貴重品(クレジットカードや宝石、通帳など)、思い出の品や形見品(必要な親族に渡る分)、リサイクル可能なもの(家電、古着)、廃棄するものに分類します。

廃棄物は、さらに燃えるゴミ、燃えないゴミ、粗大ごみなど地域に定められた仕分け方法に合わせて仕分けをし、廃棄します。

リサイクル品は、品数が多い場合、リサイクル業者が来てくれることもあるので、問い合わせすると良いようです。

 

自分で遺品整理をするのは時間的にも体力的にも厳しい、遠方で片づけに行けないといった場合、遺品整理を専門に行っている業者に依頼するという方法もあります。

遺品整理の業者には法外な金額を請求する悪徳業者もいるので、会社選びには注意が必要です。遺品整理士認定協会の認定資格を取得している事業者は、遺品整理に関するノウハウとモラルを一定水準以上持っているという証拠であり、遺品整理の専門家を意味します。安心して遺品の整理をお願いしたい場合は、資格を持っている事業所かどうかを確認するとよいようです。

また、遺品整理後、部屋のクリーニングが必要な場合は、ハウスクリーニング業者でも遺品整理に対応してもらえます。安心できるハウスクリーニング業者や不用品回収業者を探すときには、口コミなどを参考に業者選びをしましょう。

 

プロが遺品整理をした場合、ワンルームで作業時間は約2~3時間、2LDK以上で6~8時間程度かかるのが平均的です。料金相場は、1Rや1Kの部屋で50,000~80,000円、1DKから1LDKで90,000~150,000円、2LDKが150,000円~、3LDKは200,000円~というのが一般的です。この他遺品の量が予定よりも多かった場合やごみ屋敷の状態であったり、遺品整理後、急遽本格的なハウスクリーニングが必要となった、ピアノなどの運搬、エアコンの取り外しなどの作業により追加で料金が発生します。

 

業者に遺品整理を依頼すると、遺品を整理しながら故人を偲ぶといった時間もなく、あっという間に整理が終わります。対応力のある遺品整理業者へ依頼すると整理、供養、買取や相続まで必要な相談にのってくれる業者もあります。

業者へ何をお願いしたいのかということを明確にし、納得できる業者を選ぶようにしましょう。

 

自分が納得できる遺品整理業者選びを

福井・金沢は浄土真宗に基づいた北陸地方に共通する形態で葬儀が行われていますが、周り焼香や長寿に対して、大往生を祝いお赤飯をたいたり、身を清めるためにぬかをかけたりと独特の風習も行われています。

葬儀後の遺品整理の際、本来は遺品を整理しながら故人を偲び、悲しみも一緒に整理するところですが、遠方であったり、核家族化の影響でそれがままならない場合、対応力の高い遺品整理業者を利用することもおすすめです。