2023年第10期を振り返っての総括

2023年第10期を振り返っての総括

同じ月日を歩んでいるはずですが、年齢を重ねるたびに一年の経過するスピードは速いものですね。

前回のブログは10期の上半期の総括で6月でした。あれからあっと言う間に時間は過ぎ、下半期の半年もこの11月で終わります。業績は目標通りに進行しましたが、この下半期も見直してきたことはたくさんありました。

全てを記載するわけではないですが、ここでは見直してきたこと、新しく取り組んでいること、そして11期についてを、期のまとめということで記載したいと思います。

 

2023年第10期全体の動き

2023年第10期全体の動き

9期の段階で、10期に全社として取り組むべき課題は『利益率の改善』を掲げてきました。前回のブログでも記載しましたが、前期で大きく改善できた利益率は下期も順調に改善され、昨年の1.5倍の利益を残すことができました。売上も55億円にまでこの10期で到達することができました。1つ自分の中で目標にしていた、10期で50憶に到達するという目標は達成することができ、まだまだ満足はしていないですが1つの達成感は得られました。

目標には終わりがなく、またこの先の10年で大きな壁を設定してあるので、次はそこに向かって全力で動くのみです。この10期の成長を支えてくれたのはクライアントさん、スタッフ、そしてその家族&友人です。改めて感謝したいと思います。ここからは下半期に行った改善や今後のアクションについて記載します。

 

①固定費の削減→投資

これは創業時から毎月のように行っているのですが、上期で大きな固定費の見直しができたので、次の成長に向けての投資を開始しました。

この10期から特に力をいれてきたのが大規模デジタル広告運用案件の増加、Lefty契約の拡大、コネクテッドTV広告運用の拡大でした。9期までは営業も7名いましたが、10期は営業方針を見直したため私を含めて3人の体制です。当たり前ですが、1人が営業活動に使える時間には限界があります。その中で半分以下の営業リソースで、どうやって新たなチャンスをつかみにいくのか?を考えました。

そこで、私たちが投資として選択したのは『Youtube広告』です。細かな設定やターゲティングなどは記載できませんが、リスティング広告、コネクテッドTV広告、Leftyの新規受注に貢献してくれました。いつまでも営業マンによって変動する営業成績の不安定さを健全化させたかったので、ここを健全化できたことは次の11期にも必ず活きてくると思います。

 

②継続的なオンラインセミナーの実施

この10期は、本当に多くのオンラインセミナーとリアルセミナーを実施しました。

そこで知り合ったクライアント様とご縁を頂き、9期と比べて新規顧客も150社ほど増加しました。特に北陸、中部、関東のお客様が増えたことで、活動範囲をさらに拡大することに成功したと言えるでしょう。工務店専門のコンサルティング会社であるアババイ社との出会いも大きく、今期は本当に工務店、建築会社、不動産の新規お取引を頂けたことに感謝します。セミナーにおいてもまだまだやりたいことはあるので、来年もこれは継続して行っていくことになります。

毎月なので大変でしたが、やりきってよかった施策です。

 

③社内の強化

新規案件の大きな増加によって歪が生まれるのが社内です。

一気に増えすぎると、どうしても提供したいサービスレベルで提供できなかったり、残業で対応になったりとスタッフに大きな負担がいきます。もちろん、そこは今までの経験で理解しているので、今期はデジタル広告マーケティング部、SNSマーケティング部の2つの部署の強化に努めてきました。デジタル広告マーケティング部は順調に採用も教育も進み、とてもいい状態でこの10期を終えることができる状態です。

しかし、SNSマーケティング部は比較的新しくできた部署というのもあって、苦戦しました。採用は問題なくできるのですが、そこからの教育やマネジメントに穴があって、活躍できないスタッフも生んでしまったと反省しています。この部署の成長にはまだまだ課題があるので、引き続き宿題として11期で飛躍させたいと思います。

④バックオフィスの強化

先に営業工数が前期の半分以下になったと記載しましたが、それでも売上&利益を伸ばしてこれたのはバックオフィスのサポートが大きいです。

バックオフィスが営業と同じタイミングで動くことができるようになったため、契約関係や請求関係など大きな工数を削減できました。また、弊社のバックオフィスは管理するという小さな枠で仕事に取り組んでいるわけではなく、『利益を追求する』ということを念頭に動いてきたので、営業外収益も大きく会社の全体利益に貢献してくれました。こちらもまだできることはたくさんあるので、11期は更なる期待をしています。

⑤グループ子会社の再構築

弊社のグループ子会社には『Think inc.』と『Overlap inc.』と『LIFE STORIES inc.』の三社が存在します。

Think(アフィリエイト事業)とLIFE STORIES(シネアド事業)は少しづつ拡大できていて事業として問題視をしていないのですが、Overlapに関しては、設立から1年間ほぼ動くことができませんでした。そこで事業転換をこの12月に行います。Overlapは新たに、イベント事業、飲食事業、アイスクリーム事業を2024年に展開していきます。

弊社は今までITをメインで活用した事業しかやってこなかったので、未知の挑戦になりますがワクワクしています。2024年には大きなイベントを3つ企画しているので、ぜひイベント事業も成功させたいです。

 

私が下期に意識してきたことは、上記の5つです。誰もが考えられない改革やアイディアで、利益率改善や売上増加を実現できているわけではなくて、あたりまえのこと、やったほうがいいことを優先してきました。

その結果、9期よりも大きく成長できたのだと思います。1つの壁をクリアすると、また新しい壁が現れたりするから経営は大変ですが面白いのです。

 

まとめ

まとめ

売上成長率、利益の底上げ、組織改革において大きな成果がでた10期でした。

ただ、100%全てやりきれたか?と言われると疑問は残ります。次はその残った課題を解決するために考え、行動していこうと思います。

いよいよ10期を終え、新たな11期。11期は売上&利益目標も高いですが、今のうちのメンバーなら必ずクリアしてくれると思うし、僕はそのサポートを全力で行いたいと思っています。子会社での新事業や春先にも新たな会社設立など、来年は大きな変化が目白押しです。

この10期で足元を固めてこれたので再び、大きく動く11期が個人的にめちゃくちゃ楽しみです。

新たな弊社の11期も、どうぞよろしくお願いします。

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