Instagramのタイアップ投稿タグをわかりやすく解説

Instagramのタイアップ投稿タグをわかりやすく解説

Instagramの「タイアップ投稿タグ」は、インフルエンサーマーケティングで絶対避けたい炎上による企業ブランドのイメージ損失を防ぐメリットの多い機能です。今回はタイアップ投稿タグのメリットや導入方法をわかりやすく紹介いたします。

Instagramのタイアップ投稿タグとは?

Instagramのタイアップ投稿タグとは?

タイアップ投稿とは、企業などの広告依頼主からの依頼によって、インフルエンサーなどの広告投稿主が企業の情報や商品をPRする投稿のことをいいます。Instagramの「タイアップ投稿タグ」とは、タイアップ投稿を広告依頼主、広告投稿主、ユーザー、誰の目から見ても「PR投稿(タイアップ投稿)である」と一目でわかりやすく表示することができるタグのことです。

タイアップ投稿タグを使うと、広告投稿主のアカウント(ユーザー名)の真下に「タイアップ投稿:ブランドのアカウント名」か「ブランドアカウント名:タイアップ投稿」のどちらかで表示されます。

画像引用元:Instagram for Business Instagramのブランドコンテンツツール
画像引用元:Instagram for Business Instagramのブランドコンテンツツール

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タイアップ投稿タグによって得られるメリット

タイアップ投稿タグによって得られるメリット

タイアップ投稿タグは、5つのメリットがあります。

  • ステルスマーケティング(ステマ)の疑いがなくなり、広告依頼主と広告投稿主はユーザーからの信頼喪失を防げる
  • ユーザは一目で投稿がPRだとわかるので安心して情報をうけとれる
  • 広告依頼主がタイアップ投稿の広告効果を確認できる
  • タイアップ投稿タグの利用の主導権は企業側がもてる
  • タイアップ投稿タグから企業のInstagramページに遷移させることができる

メリット1:ステマの疑いがなくなり広告依頼主と広告投稿主は信頼喪失を防げる

メリット1:ステマの疑いがなくなり広告依頼主と広告投稿主は信頼喪失を防げる
タイアップ投稿タグを使うとステルスマーケティングの疑いがなくなるため、広告依頼主と広告投稿主はフォロワーの信頼を失う事態を防げます。

今までのタイアップ投稿はInstagramのキャプション(テキスト欄)に、ハッシュタグ(#PR)やテキストでPRであることを示していましたが、ユーザーが一目でPRだと分かりやすいものではなく、ステルスマーケティング(ステマ)として捉えられてしまう可能性がありました。インフルエンサーマーケティングを行う上でステマは、絶対に避けるべきことです。

ステマを疑われ炎上してしまい、結果、企業ブランドとインフルエンサーのイメージが損失してしまった。という事案が少なからずあるからです。それだけではなく、ステマはユーザーの不利益につながり、Instagramのコミュニティそのものの信頼性を損なうことにもなります。悪いことしかありません。タイアップ投稿タグを導入すると、広告主と投稿主が提携関係であることが一目で明確になるため、ステマの疑いはなくなります。

メリット2:ユーザは一目で投稿がPRだとわかるので安心して情報をうけとれる

メリット2:ユーザは一目で投稿がPRだとわかるので安心して情報をうけとれる

タイアップ投稿でステマ疑惑を防ぐことは、ユーザーにとってもメリットがあります。ステマはいわゆる「やらせ」や「サクラ」にあたります。

過去に芸能人が、詐欺事件で捕まったオークションサイトを運営する業者から、金銭を受け取り実際は落札していない商品をあたかも落札したかのように、ブログでPRした事件がありました。事件発覚後、当初は金銭を受け取っていないとした芸能人が、実は謝礼を受け取っていたという事が判明しました。

業者の詐欺と芸能人の嘘も重なったことで、この事件をきっかけに、ステマは企業や広告投稿主がユーザーを欺くものとしてのイメージがついたのです。タイアップ投稿タグを使えば、アカウント名近くにタグが表示されるため、ユーザーは投稿を一目でPRだと判断できるため、「ステマではない」と安心して情報を受け取ることができます。

メリット3:広告依頼主がタイアップ投稿の広告効果を確認できる

メリット3:広告依頼主がタイアップ投稿の広告効果を確認できる
タイアップ投稿タグにより、広告パフォーマンスを正確に確認できるようになります。今まで広告依頼主が広告パフォーマンスをはかるには、タイアップ投稿ひとつひとつの「いいね」やコメントの数を確認するしかなく、時間がかかるうえに正確性に欠けていました。

しかし、タイアップ投稿タグを使えばFacebookページから、フィード投稿(タイムライン)だけでなく、ストーリーズの2つの広告パフォーマンスを確認できるようになります。確認方法の詳細は後述しています。

ストーリーズは、スマホのフルスクリーンに表示される画像や動画を24時間限定で共有できる投稿方法です。スマホ画面の占有率が高く、ユーザーに大きなインパクトを与えるとして、ストーリーズに動画広告を掲載することをInstagramは公式に推奨しています。インフルエンサーごとの広告パフォーマンスを把握することができるため、インフルエンサーに次回依頼の可否につなげられます。

メリット4:タイアップ投稿タグの利用の主導権は企業側がもてる

タイアップ投稿タグの利用は、企業側が承認しないと使用することができません。企業側が主導権を持っているため、企業からインフルエンサーをタグ利用できる権利を追加するか、インフルエンサーからきたタグ利用申請依頼を企業が許可するかしないと、タイアップ投稿タグは使えません。

ブランドの雰囲気と異なるインフルエンサーが、勝手にブランドのタイアップ投稿を知らないところで行いブランドイメージを損なった、という事態を防ぐことができます。

メリット5:タイアップ投稿タグから企業のInstagramに遷移させることができる

アカウント(ユーザー名)の下に付与されるタイアップ投稿タグは、クリックすると企業のInstagramプロフィールページに遷移することができます。タイアップ投稿を閲覧し、PRしている商品や情報について興味を持ったユーザーは、より詳しい情報を知ることができるようになります。

広告依頼主も、熱量の高いユーザーが興味を持って自社のInstagramに来ることで、更にビジネスチャンスを増やすことができるようになります。

Instagramでタイアップ投稿タグが利用するには条件がある

Instagramでタイアップ投稿タグが利用するには条件がある
利用条件をInstagram公式に明言しておらず詳細な条件はわかりませんが、タイアップ投稿タグを利用するには、導入当初は国内アカウントではInstagram認証バッジ(水色の丸の中にチェックが入っているマーク)が必要で、認証バッジがないと投稿タグを使うことができませんでした。

現在はすべての企業とユーザーがタグを利用できるわけではありませんが、段階的に機能が付与されているらしく、Instagram認証バッジがなくてもタグを利用できるアカウントもでているため、投稿タグを使えるアカウントの条件が幅広くなってきているようです。
現在はすべての企業とユーザーがタグを利用できるわけではありませんが、段階的に機能が付与されているらしく、Instagram認証バッジがなくてもタグを利用できるアカウントもでているため、投稿タグを使えるアカウントの条件が幅広くなってきているようです。

タイアップ投稿タグの導入の仕方

タイアップ投稿タグの導入の仕方
企業が自社のInstagramアカウントにタイアップ投稿タグを導入するには、事前にInstagramアカウントを企業の情報発信に特化したビジネスアカウントに移行する必要があります。タイアップ投稿タグを導入したら、以下のサイクルを回していきます。

  • 企業はインフルエンサーのアカウントをビジネスパートナーとして承認する
  • インフルエンサーは企業からビジネスパートナーとして承認されたら、通常投稿やストーリーなどにタイアップ投稿を行う
  • 広告パフォーマンスの効果測定をしてPDCAを回す

企業側のタイアップ投稿タグの承認方法

Instagramアプリを開き、自社Instagramの右上のメニューバーより、「設定(歯車マーク)」→「ビジネス」→「ブランドコンテンツ」とすすみます。
企業側のタイアップ投稿タグの承認方法

「タグ付けを手動で承認」をON(青色)にし、「承認済みのビジネスパートナー」の項目をクリックし、PRを依頼したいインスタグラマーを検索してタップして選択します。

「タグ付けを手動で承認」をON(青色)にし、「承認済みのビジネスパートナー」の項目をクリックし、PRを依頼したいインスタグラマーを検索してタップして選択します。
間違ったアカウントを選択した場合、「承認済みのビジネスパートナー」よりアカウント横の「削除」ボタンより削除しましょう。これでタイアップ投稿タグの承認方法は完了です。

インフルエンサー側から行われたタイアップ投稿タグの申請依頼は「タグ付けリクエスト」から確認できます。アカウントを確認して「承認」しましょう。
間違ったアカウントを選択した場合、「承認済みのビジネスパートナー」よりアカウント横の「削除」ボタンより削除しましょう。これでタイアップ投稿タグの承認方法は完了です。

インフルエンサー側から行われたタイアップ投稿タグの申請依頼は「タグ付けリクエスト」から確認できます。アカウントを確認して「承認」しましょう。

インフルエンサーのタイアップ投稿方法(通常編)

企業からタイアップ投稿タグの承認を受けたインフルエンサーは、投稿にタグが付与できるようになります。通常のように、Instagram上で写真や動画を撮影・作成します。キャプションや位置情報を入力する画面の下部にある「詳細設定」クリックします。

「ビジネスパートナーをタグ付け」をクリックすると検索画面になるので、PRする企業のInstagramアカウントを検索しクリックします。これで、タイアップ投稿タグのタグ付けが完了したので、あとは通常投稿と同じようにInstagram投稿をしてください。
インフルエンサーのタイアップ投稿方法(通常編)

インフルエンサーのタイアップ投稿方法(ストーリーズ編)

通常のように、Instagramストーリーズに投稿する写真が動画を撮影・作成します。そのあと、ストーリーズの投稿画面に移動し「リンク(鎖マーク)」をクリックします。すると「ブランドコンテンツ」に遷移するので、通常投稿と同様に「ビジネスパートナーをタグ付け」でPRする企業を検索してクリック。あとは通常と同じようにストーリーズを投稿すればタイアップ投稿タグ付きで投稿ができます。

タイアップ投稿の広告パフォーマンスの確認方法

タイアップ投稿はFacebookページから確認することが出来ます。自社Facebookページの右上にある「設定」をクリックします。「ブランドコンテンツ」をクリックするとタイアップ投稿の確認ができます。
タイアップ投稿の広告パフォーマンスの確認方法

同様にFacebookビジネスマネージャーのインサイトからも確認することができます。

同様にFacebookビジネスマネージャーのインサイトからも確認することができます。

タイアップ投稿タグが導入された背景

タイアップ投稿タグが導入された背景
タイアップ投稿タグがInstagramに導入された背景には、インフルエンサーマーケティングの隆盛があります。インフルエンサーマーケティングとは、InstagramやTwitterなどのSNS、Youtubeなどの動画コンテンツサービスなどの特定のジャンルに置いてユーザーに強い影響力と情報発信力をもつインフルエンサーに、自社の企業情報や商品についてPRしてもらう、今人気のマーケティング手法です。

インフルエンサーマーケティングは、「誰かよく分からない人」が発信する情報ではなく「あの人が勧めているもの」として具体的な情報発信者を認識できるため、共感を生みやすいといわれています。例えるなら、近所のおじさんの会社の親戚の人の口コミより、友人や親の口コミが共感しやすい感じです。

インフルエンサーマーケティングについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
【関連記事:インフルエンサーマーケティングで意識すべきポイント

まとめ

Instagramのタイアップ投稿タグは、広告依頼主、広告投稿主、ユーザーの誰もがメリットの多い機能になります。自社のPRにインフルエンサーマーケティングをお考えの方は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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