解説!ディスプレイ広告の基本

解説!ディスプレイ広告の基本

ディスプレイ広告は、リスティング広告ではリーチ出来ないユーザー層への接触が可能です。画像や動画など視覚に訴えるアプローチができることから、活用の幅が広い点が魅力です。

改めて、その基本と効果的な活用方法について確認してみましょう。

ディスプレイ広告とは

簡単に説明すると、サイト上に掲載される広告のことです。GoogleやYahoo!など、媒体によって広告が配信されるサイトが異なります。

もともとは、サイト上の広告枠にテキストやバナーを掲載出来るというだけでしたが、最近では、配信対象のセグメントが細かく設定できたり、対応フォーマットが多様化した事でFlashを使った動画バナー広告の配信が出来たりと、出来る事がどんどん増えてきています。

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リスティング広告との違い

最も大きな違いは、リスティング広告は「今すぐ客」、ディスプレイ広告は「見込み客」というイメージで、広告を配信するユーザーが違います。

リスティング広告は、ユーザーが今まさに検索しているキーワードに対して広告を配信する為、ニーズが顕在的で成果に結び付きやすいですが、獲得出来るキーワードを網羅すると頭打になりち易く、ディスプレイ広告に比べてリーチ出来るユーザー層が限られています。

ディスプレイ広告は、検索していないユーザーに閲覧サイト上で接触する為、ニーズが潜在的で直接コンバージョンに結び付きにくいですが、リスティング広告では接触できない潜在的ユーザー層に接触できる為、より広い層にリーチを広げられます。

ターゲティング方法

ターゲティング方法

ディスプレイ広告のターゲティング方法は、配信先(配信面)を対象としたターゲティング方法とユーザーを対象とした4つのターゲティング方法で構成されています。

これらのターゲティング方法は単体で設定するだけでなく、ユーザーを対象としたターゲティングと配信先を対象としたターゲティングを組み合わせ、より絞り込んでアプローチすることも可能です。

GDN、YDNそれぞれ名称は違いますが、ターゲティング方法はほぼ同じです。
それぞれのターゲティング方法についてもご説明します。

ユーザーを対象としたターゲティング方法

リマーケティング(GDN)
/サイトリターゲティング(YDN)

「どのページを見てもこの前見ていたサイトの広告がでてくる」と思ったことはありませんか?それがリマーケティングです。
自社のページに訪れたことのあるユーザーに、ディスプレイネットワーク上のWebサイトで広告を配信することができます。過去に自社のサイトへアクセスしたことがあるユーザーのため、顕在ニーズを持った見込み度合いが高いユーザーにアプローチすることができ、効果が表れやすいターゲティング方法です。

購入までの意思決定プロセスが長期にわたる商材におすすめです。リマーケティングを実施するにあたって、下の手順が必要になります。

◆リマーケティングタグを自社サイトに追加する
◆条件を指定し、ユーザーリストを作成する
◆作成したユーザーリストを使用したキャンペーンを作成する

リマーケティングは、ストーカー広告と言われたり少しネガティブな印象を持つ方もいるらしいのですが、広告配信に期間(日数)を設定することも可能です。
さらに、フリークエンシーキャップ機能を使用することで、同一ユーザーに広告を表示する上限回数を、日・週・月単位で設定することもできます。

類似ユーザーターゲティング(GDN/YDN)

類似ユーザーターゲティングでは、リマーケティングで作成されたユーザーリストに登録されているユーザー(自社サイトに訪問したことのあるユーザー)と近い興味・関心をもっている、またはウェブ上の行動(閲覧履歴など)やユーザー属性が似ているユーザーに広告を配信することができます。

類似ユーザーターゲティングの対象ユーザーは、リマーケティングと異なり「新規ユーザー」が対象となります。

顕在ニーズを持ったユーザーに近い「新しい見込み顧客層」を発掘できるターゲティング手法です。GDNでは、リマーケティングリストを作成すると自動的に類似ユーザーリストが作成され、AdWordsの管理画面から確認することができます。

インタレストカテゴリ(GDN/YDN)

過去にユーザーが閲覧したWebページの履歴や検索キーワードからその人の持つ興味や関心を自動的に判別し、特定のトピック(カテゴリー)に関心を持つユーザーに広告を配信することができます。
「映画ファン」「自動車ファン」など、GDN、YDNが持っているユーザー毎の趣味や興味関心を元に広告表示します。カテゴリには下記の2タイプあり、用意されているカテゴリが異なります。

◆アフィニティカテゴリ
ブランドや商品の認知促進・ブランディング向けに
用意されたカテゴリで、潜在ニーズを持った
新しいユーザーにアプローチすることができます。

◆購買意欲の強いユーザー層
販売促進向けに用意されたカテゴリで、特定の商品や
サービスの購入・利用を前向きに検討しているユーザーに
アプローチすることができます。

デモグラフィックターゲティング(GDN)/性別・年齢(YDN)

ユーザーの年齢・性別といったユーザー属性を指定して広告を配信することができます。デモグラフィックターゲティングは、全てのターゲティング方法と組み合わせて設定することが可能です。
選択できるユーザー属性は以下のカテゴリです。

◆年齢
18~24歳
25~34歳
35~44歳
45~54歳
55~64歳
65歳以上
不明
◆性別
男性
女性
不明
◆子供の有無
子供あり
子供なし
不明

そのほか、地域の選択や、指定した曜日や時間にディスプレイ広告が表示される広告スケジュールなどがあります。配信先を対象としたターゲティング方法

プレースメント(GDN)/プレイスメントターゲティング(YDN)

広告を出したいサイトを指定して広告を出すことができます。そのサイトにGDN、YDNの広告枠があることが前提ですが自社のサービスと近しいサイトに広告をだすことができるので効果も期待できます。

コンテンツターゲットと併用することで、指定のサイト内で特定のキーワードが使用されているページにのみ広告を表示するという使い方もできます。

コンテンツターゲティング(GDN)

キーワードを設定し、そのキーワードのテーマとWebページのテーマがマッチした際に広告が表示されます。
細かいターゲティングを行いたい場合やユーザーのイメージが明確にある場合に効果的な配信方法です。

トピックターゲット(GDN)/サイトカテゴリ(YDN)

GDN、YDNがあらかじめ定めた「ショッピング」や「アート・エンターテイメント」というようなトピックを設定しておくだけで、関係性の高いWebページに広告を表示させることができます。
他のターゲティングに比べインプレッション数が多く出やすいターゲティング方法ですので、テーマを詳細に絞り込みたい場合は、キーワードを登録してプレースメントを絞り込むコンテンツターゲティングをおすすめします。

まとめ

以上がディスプレイ広告についての基本知識です。リスティング広告は「検索キーワード」に対して広告を表示させるのに対し、ディスプレイ広告は「人」に対して広告を配信していると言えるのではないでしょうか。

どちらかだけ配信するよりも、広告のメリットからどのユーザー層を獲得したいのかを考慮し、リスティング広告、ディスプレイ広告を使い分けることで成果の最大化を図りましょう。

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