Google Adwordsの広告掲載順位の仕組み

Google Adwordsの広告掲載順位の仕組み

リスティング広告を運用しているのなら知っていて当たり前の知識。
この記事をご覧になっている方の中には「今さらなにを・・・」と思われる方がいるかもしれません。

しかし、基本だからこそいま一度、自分も振りかえってみようと思い記事を書かせていただきました。そんなわけで、広告掲載順位の仕組みが知識として曖昧な方や、この業界に入ってきてまだ日が浅い方など、お付き合いいただけると幸いです。

広告掲載順位はただ入札単価を高くすれば順位が良くなるわけではない

検索連動型広告の掲載順位の良し悪しはただ入札単価の高い低いで決まるわけではありません。

掲載順位が決まるというわけではなく、広告の掲載順位=広告の品質スコア×上限クリック単価+広告表示オプションで決まります。

といことは、上限クリック単価(入札単価)以外で掲載順位を良くしていくには

  • 広告の品質の向上
  • ページの利便性の向上(広告オプション等)

この2点を良くしていかなければなりません。

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広告の品質スコアとは?

広告の掲載順位を大きく左右する品質スコアとは広告やキーワード、ランディングページの品質を表す指標で、1~10の数値で評価するものです。品質スコアが高くなるほど、入札単価を低く抑えることができ、広告掲載の順位をあげることができます。

広告表示オプションとは?

広告にビジネス情報を加えて表示する機能です。(住所、電話番号、ショップの評価、ウェブページの追加リンクなど)

▼広告表示オプション
広告表示オプション

しかし、広告表示オプションは掲載順位の高い広告にしか表示されず、実際のクリック単価も、広告表示オプションがある広告と広告表示オプションがない広告となんら変わりません。しかし、広告オプションを設定しなくても良いという意味ではありません。

広告表示オプションの見込み効果は、関連性の高さ、クリック率、目立ち度などをもとに判定されるので、広告の目立ち度が高ければ高いほど、広告ランクに対する広告表示オプションの影響は強くなります。

よって、目立ち度があまり高くない場合は実際のクリック単価への影響もわずかですか、目立ち度が高い場合にはクリック単価に大きな影響が出る可能性もあります。

つまり、広告オプションは追加することで広告ランクに掲載順位が高いほど影響する可能性があり、広告の掲載順位にプラスの影響はあっても、広告オプションを設定することにお金がかかるという事が無いためマイナスに影響することはありません

入札単価と実際のクリック単価は異なる

検索連動型広告において、実際にクリックされた際に請求される金額は、広告掲載順位を維持するために最低限必要な金額。つまり上限クリック単価と同じかそれを下回る金額になります。公式で表すと実際のクリック単価=次の順位の広告ランク÷自身が出している広告の品質スコア+1円(通貨の最小単位)となります。

では上記の公式から基づいて例2から広告主が実際に支払う、1クリック当たりのコストを計算していきましょう。

入札単価と実際のクリック単価は異なる

入札単価と実際のクリック単価は異なる
表を見ていただければわかるように、A社の場合は入札単価が¥500でしたが実際の1クリック単価は¥251と入札単価より低くなる場合が多いことがわかります。

実際のクリック単価は決して自分が入札した金額できまっているわけではありません。自社よりも1つ下の順位に位置している広告ランクと自社広告スコアに依存していることを覚えておきましょう。

まとめ

以上になりますが、いかがでしたか?品質を上げることにより、入札単価が低くても広告掲載順位を上位に表示することができます。そのため、品質向上だけに気を取られてしまうこともよくあります。

しかし、品質スコアの向上はリスティング広告最適化の1つの戦略に過ぎません。大事なことはバランスです。品質と入札価格、両方が「ちょうどよい」広告を運用していきましょう。

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